今回は、東北にお住まいの40代元契約社員さんが、上司から一人大量の仕事を押し付けられた体験をご紹介してみます。私も一人だけ特別に業務量増やしてもらった経験がありますので、この理不尽さはなんとなくわかります。加えてセクハラ問題もあったようです。私は、セクハラはよくわかりませんが、とんでもなく大変だったと思います。解決方法として、コンプライアンス窓口に相談したようですが、結局、退職したそうです。役職がある人間に勝つのは難しいとのことで、私も同意します。

一人だけどんどん仕事量を増やされる

東北在住の40代の女性です。かつて、大手のIT企業で、オペレーターの仕事をしていました。この会社で働いていたときほど、パワハラに悩んだことはありません。従業員数は約200名。いろんな人がいましたが、とにかく「上司が変わっている」というのが第一印象でした。とりたてて目立つようなことをした覚えはありません。私は普通の契約社員でした。仕事は、かなりまじめにやっていたほうでした。

むしろ、他の契約社員がだらだらと遊んでいるような時でも、一人で作業を進めているタイプだったのです。仕事が忙しいから残業してほしいといわれれば、進んで残業もしました。毎日他の人々が定時に帰るなか、いつも日付が変わる直前まで働いていたものです。

そんな私に対する上司からの風当たりが強くなったと感じたのは入社後1年ほどしてからのことでした。「どうせ暇だから残業してるんでしょ。じゃあこの仕事も」というように、どんどん仕事量が増やされたのです。その結果、なぜか2部署分の仕事をすることになったのです。普通に考えて、別な部署の残業まで引き受けるいわれはないと思うのですが…。従業員全員が出る会議があっても、「それには出なくていいからとにかく作業をしろ」ということになり、いつもひたすら一人で作業を進めました。

パワハラに加えてセクハラまで増える

そんな中、同僚からセクハラを受けました。あまりに酷い言動だったため上司に相談をしました。すると上司は言ったのです。「でも相手が芸能人なら別にセクハラって思わないでしょ。イケメン俳優だったらどう思う?」明らかなセクハラだったにも関わらず上司は相手にしてくれませんでした。

同僚の顔を見ると気分が悪くなったり震えがきたりするようになりました。それでも仕事は続けていましたが、同じ部署にいるのがつらいので異動させてほしいと依頼したところ、上司は、「いつまで根に持っているのか。優しさや思いやりはないのか」とのことでした。

それ以降は、職場内での飲み会では、上司が必ず、きつめの下ネタを最初から最後までするようになりました。さらに、私の仕事は、セクハラをした同僚と完全に同じものとされてしまいました。つまり、仕事で何かあったら、私はセクハラをした相手に相談をしたり、チェックをしてもらったりしなければならなくなったのです。

コンプライアンス窓口に相談しても解決しない

仕事に行くのがつらくなりました。顔の痙攣が止まらなくなったり、体調不良で寝込んだりするようになりました。そもそもパワハラだと感じていたところに別な人物からセクハラを受け、パワハラも悪化していると感じました。悩んだ末に、会社のコンプライアンス窓口に相談しました。相談相手は弁護士のかたでした。「セクハラおよびパワハラに抵触するおそれがある」として調べていただきました。

しかし意味はなかったのです。弁護士から人事に報告が入りました。すると人事は「上司にヒアリングをしておきました。これで対策をしたということで」と言ったのです。あとから、人事担当者と私の上司が、仲が良いということを知りました。結局上司は誰からも咎められることもなかったのです。

一人だけ仕事量も多く、酷いことを言われつつ働くことに疑問を感じました。できれば長く勤めたいと思っていましたが、ちょうど3年ほどで退職しました。精神的に限界でした。やめた日、とても清々しい気持ちになったのが今でも忘れられません。味方をしてくれる同期もいましたが、結局会社には勝てませんでした。役職がある人間に勝つというのは、とても難しいのだと思い知りました。

しかし、退職して良かったと思っています。コンプライアンス窓口がお飾りの会社があると知ったのも良い経験でした。頑張ってもどうにもならないときは、退職も解決手段の一つだと、今でも思っています。