会社(職場)では、よくワークライフバランスを重視して「仕事と生活」の適切なバランスを取るような施策を実施する企業も多いようです。
ワークライフバランスを考慮した企業の施策としては、「総労働時間短縮」、「有給休暇取得促進」、「残業時間の上限規制」などが挙げられるかと思います。
このような企業の施策は、良いことだと思いますがもっと重要なことがあると思います。
ワークライフバランスとは?
会社において、仕事上の義務を果たすと共に、家庭生活も充実させることを「ワークライフバランス」と呼ぶそうです。
通常は、仕事の方にバランスが偏り過ぎてしまうことを和らげる目的で、ワークライフバランスの実現などと言われることが多そうです。
日本では、仕事のために私生活などすべて捨てて仕事に邁進するのが良いという思想を持っている人もいるようです。
このように仕事にすべてを賭けるという姿勢から、「心身の不調」、「うつ(鬱)病」、「精神疾患」、「過重労働」、「過労死」、「自殺」、「家庭崩壊」などの各種問題が発生するため、ワークライフバランスの実現が声高に叫ばれているようです。
会社が、ワークライフバランスの実現を試みようとすることは大変良いことだと思います。
しかし、会社内では、「ワークライフバランスを実現している人」と「仕事ばかりしている仕事中毒(ワーカホリック)状態の人」の二極化現象が起きている場合も多々あると思います。
ワークライフバランスを実現している人々
日本の会社内では、ワークライフバランスを実現している人々を良く見ることが多いのではないでしょうか?
私は、中途半端に、「総労働時間短縮」、「有給休暇取得促進」、「残業時間の上限規制(36協定)」などの施策を実施しようと試みている会社では、ワークライフバランスを実現している人々が特に多くいるのではないか?と考えています。
ワークライフバランスを実現している人は、基本的にほとんど仕事をしていないです。
平日は、定時に帰りますし、有給は完全に消化していたりもします。
更に、平日の勤務時間中ですら仕事をせずに、「無駄話をしたり。」、「トイレにしょっちゅう行ったり。」、「会社内で散歩して2時間ぐらい帰って来なかったり。」などなどサボってばかりいるのです。
一方で、同じ会社に勤めていながら「仕事ばかりしている仕事中毒(ワーカホリック)状態の人」もいるのです。
仕事ばかりしている仕事中毒(ワーカホリック)状態の人々
日本の会社内では、「ワークライフバランスを実現している人々」を良く見ることも多いと思いますが、「仕事ばかりしている仕事中毒(ワーカホリック)状態の人々」を見ることも多いのではないでしょうか?
おそらく同じ会社内で、「遊んでいる人」と「異常に仕事が集中している人」を同時に見ることが多いと私は考えます。
仕事ばかりしている仕事中毒(ワーカホリック)状態の人は、仕事がその人に一点集中しているような状態にあります。
平日は、夜12時頃まで残業していたり、有給はほぼ使わず毎年余らせて自然消滅していたりもします。
基本的に、仕事をやっているため、上司との会話も多くなり、仕事をやっているがために上司からのパワハラの餌食になったりもします。
そして、会社は利益を追求する団体ですので、誰かが仕事をしないと会社は利益が出ずに潰れてしまいます。
「ワークライフバランスを実現している人々」がいる中で、企業が倒産しないようにするためには、「異常に仕事が集中している人々」を社内に作り出す以外、会社が生き残る道はないということです。
仕事ばかりしている仕事中毒(ワーカホリック)状態の人々が、本当に仕事をやりたいかは別にして、無理矢理にでも「異常に仕事が集中している人々」を会社は作り出します。
おそらくこのような立場(異常に仕事が集中している人々)になった人が、「心身の不調」、「うつ(鬱)病」、「精神疾患」、「過重労働」、「過労死」、「自殺」、「家庭崩壊」などの各種問題の犠牲になる人であろうと推測します。
仕事ばかりしている仕事中毒(ワーカホリック)状態の人々は、本心では、別にそこまでして仕事をしたいとは思っていないと思います。
ですが、根がクソ真面目な性格であり、「ワークライフバランスを実現している人々」の分も働かなければならないため、異常に仕事をする立場に追い込まれていると推測します。
まとめ
会社が、ワークライフバランスの実現を試みようとすることは大変良いことだと思うが、それ以上に各従業員(各社員)毎の仕事量のバランスを取った方がより良い社会を構築できるのではないか?と考えます。