若い時には、猛烈に働いた方が良いと言っている方々が結構いるようです。
若い時に、ワークライフバランスなんて考えないで、仕事に一生懸命取り組み夜中の2時頃まで働き続ければ、40代で楽なポジション(地位)に就けたり、独立して一人でやっていくための能力が培われて、結果的にワークライフバランスを実現できるという主張でした。
若い時にガムシャラに頑張ったら、40代で楽なポジション(地位)に就けるのか?
若い時にガムシャラに頑張って、それこそ夜中の2時頃まで働き続けた結果、高い地位(役員、部長、課長)になったという武勇伝を語る方々が結構いらっしゃいます。
確かに、若い時に仕事に熱心に取り組んだ人が、高い地位(役員、部長、課長)に就ける場合もあると思います。
でも、若い時に仕事に熱心に取り組んだから、高い地位(役員、部長、課長)に就けるというワケでもないと思います。
若い頃、定時(17:00時)に帰りまくった人でも、高い地位(役員、部長、課長)に就く場合もありますし、若い時に成果(アウトプット)をほとんど出さない人でも、高い地位(役員、部長、課長)に就く場合もあります。
現在は、40代の7~8割は、管理職に就くことはできず一生平社員のまま終わると言われています。
データ上で見るとほとんどの人(7~8割)は、高い地位(役員、部長、課長)に就くことはありません。
ということは、若い時に仕事に精を出した人でも、高い地位(役員、部長、課長)に就けない方々がたくさんいると推測できます。
結局は、高い地位(役員、部長、課長)に就けるか?就けないか?は、職場での各個人の能力、上司の意向、運などさまざまな要素で決まります。
現在は、若い時に仕事を頑張れば、高い地位(役員、部長、課長)に就ける確率は、低くなってきていますので、会社の仕事を一生懸命頑張っても40代で楽なポジション(地位)に就ける可能性は低くなってきています。
若い時にガムシャラに頑張ったら、独立して一人でやっていくための能力が培われるか?
若い時に会社の仕事を一生懸命頑張ると独立して一人でやっていくための能力が培われる。と言っている人もいました。
私には、「会社の仕事を一生懸命頑張ること」と「独立して一人でやっていくための能力」は、別物であるように感じます。
それなりに大きい会社(大企業)ですと仕事の範囲がかなり限定的になり、尚且つ与えられた仕事しかできない場合が多々あります。
他の仕事がしたくて部署移動、配置換えなどを要望しても通らない場合も多々あります。
要は、若い時に会社の仕事を一生懸命頑張ったとしてもその会社の一部分の仕事だけしかできるようにならず、独立して一人でやっていくための幅広い能力開発はできないと考えられます。
若い時にワークライフバランスを推進した方が、40代でもワークライフバランスを実現できる
現在は、若い頃に会社で一生懸命頑張っても高い地位(役員、部長、課長)に就けない場合も多々あります。
若い頃、定時(17:00時)に帰ってワークライフバランスを実現しても、高い地位(役員、部長、課長)に就ける場合もあります。
そして、若い頃、定時(17:00時)に帰って、アフターファイブのプライベート時間で独立して一人でやっていくための能力開発を行えば、独立して一人でやっていきワークライフバランスを実現することも可能になると考えられます。
若い頃に会社で一生懸命頑張れば報われるという時代ではもはやないと思われます。
現在でも、若い時にガムシャラに頑張って、それこそ夜中の2時頃まで働き続ければ、高い地位(役員、部長、課長)になれると言う人達は、「時代の変化に気づけていない。」または、「若い人に過剰労働をさせて利益を出したい社長の戦略」なのかもしれませんね。
まとめ
1.若い頃に会社で一生懸命頑張れば、高い地位(役員、部長、課長)に就けて報われるという時代ではもはやないと思われます。
2.若い頃、会社で、定時(17:00時)に帰ってワークライフバランスを実現し、40代になっても定時(17:00時)に帰ってワークライフバランスを実現するのが会社員としてベストな選択ではないか?と考えます。
3.若い頃、定時(17:00時)に帰ってワークライフバランスを実現し、プライベート時間を確保しつつその時間で、独立して一人でやっていくための能力開発を行えば、独立して一人でやっていきワークライフバランスを実現することも可能になると考えられます。
P.S
上記はすべて私の私見です。若い頃に会社で一生懸命頑張れば、報われる人もいると思います。