会社員へのアンケート調査結果として、「会社での希望部署への移動は9割通らない。」というデータがありました。

このデータが本当だとすれば、ほとんどの人は、会社で希望する部署で仕事をすることはできない。ということになります。

日本のサラリーマンは、やはり、やりたくないことを我慢してやっている人が大変多いということだと思います。

希望部署へ配属されない場合、3年以内の離職率が18%高くなる?


会社員へのアンケート調査結果として、希望部署へ配属されない場合、3年以内の離職率が18%高くなるというデータもありました。

自分の希望と違う仕事をせざる得ない場合は、会社を辞める人が増えるようです。

データ上では、企業は、従業員に会社を辞めてほしくないならば、社員の部署移動の希望を聞いた方が良いように思えます。

しかし、現実的には、「会社での希望部署への移動は9割通らない。」そうです。

このデータ上では、「企業は、従業員に会社を辞めてほしい。」と思っているようにしか見えません。

会社としては現状の業務が回ることだけを優先している


「会社での希望部署への移動は9割通らない。」というデータが示していることは、

会社としては現状の業務を滞りなく遂行することだけに注力している。ということではないでしょうか?

私も部署移動の希望を何回も上司に伝えたことがありますが、「会社には、会社の都合がある。」、「仕事を回すためには、今の仕事をやってもらうのが一番良い。」などという部署移動を認めない理由を言われたことがあります。

会社としては、将来、従業員が会社を辞めて、貴重な戦力を失うかもしれないなどということよりは、現状の仕事を回すことばかりを優先しているのだと思います。

正に、自転車操業のような状態なのかもしれませんね。

結局、会社側(偉い人、役員、部長、課長)が、めんどうなことをしたくないから、従業員の部署移動希望などへの配慮、工夫がないのだと思います。

データ上でも希望部署へ配属されない場合、3年以内の離職率が18%高くなるそうですし、普通に考えて、自分の希望を聞かない上司がいるような職場でモチベーションが上がるとも思えないですし、キャリアップ、自己成長も望めないということで、退職する可能性が高まると考えられます。

従業員の部署移動の希望をある程度考慮した方が会社としては発展できるのではないか?


「会社での希望部署への移動は9割通らない。」ということは、だいたいの会社では、社員の意向は無視されるということだと思います。

この状態を継続することは、短期的には、現在の仕事が回って良いのかもしれませんが、長期的に見れば、従業員の退職リスクが高くなったり、社員のモチベーションの低下、キャリアップしようという意欲の低下、自己成長への努力をしなくなるなどの問題が発生する可能性が高くなると考えられます。

なので、会社側(偉い人、役員、部長、課長)が、面倒でも従業員の部署移動希望などへの配慮、工夫などを実施すれば、会社はもっと生産性が向上したり、効率的に仕事ができるようになったり、従業員の退職リスクが低くなったりとメリットがあるように思えます。

まあ、でも、普通、会社側(偉い人、役員、部長、課長)は、「自分の仕事が増えるのは面倒なので、部下の話など聞きたくない。」という人が多そうなので、会社が良くなる方向に動くのは稀なケースだと思われます。

まとめ

「会社での希望部署への移動は9割通らない。」、「希望部署へ配属されない場合、3年以内の離職率が18%高くなる」というデータから、一見、会社は、従業員に辞めてほしいと思っているように考えられるが、実際は、会社側(偉い人、役員、部長、課長)がめんどうなこと(部下の部署移動の話を真剣に聞くこと)に取り組みたくないという姿勢が表れているデータだと感じられた。