私は様々な職場で日本のエンジニアを観察したことがあります。

エンジニアには、論理的な思考があると言われていますが、実際には、感情的にお話をする人が多数いるように感じます。

やっぱりエンジニアも普通の人間と大差ないと常々思っておりました。

日本では、仕事を根性で乗り切ろうとするエンジニアが多い


エンジニアというと世間では、頭が良くて、スマートな思考をし、論理的に考えるなどと思われているかもしれません。

しかし、実際は、仕事をやるときに、根性で乗り切ろうとする人が多数いました。

後は、感情的になる人も多数いましたね。

もちろんホワイトな会社の社員の方には、頭が良くて、スマートな思考をし、論理的に考える人もそれなりの数いました。

しかし、このように合理的に考えるような人が多い会社の方がめずらしいと思います。

エンジニアは、ほとんど理系の大学出身者です。

大学時代のエンジニアを思い出してみても、自分でレポートの課題をやらずに写させてもらったりする人も多くいました。

エンジニアでも自分の頭で考えて結論を出す訓練もしていない人が多いのです。

エンジニアは、会社の仕事において、プロジェクトの締め切りなどいろいろ期限がある仕事が多いです。

このような会社の仕事をこなす時でも、合理的に考えて仕事の計画を作ったりするのがエンジニアは得意そうですが、実際には、ほぼ無理な計画を作ろうとします。

そして、根性で頑張って、たくさん残業をして、どうにかプロジェクトの納期に間に合わせるというような仕事のやり方をしています。

たぶんほとんどの日本の会社のエンジニアは、このような論理的思考がない仕事のやり方を平然としていると思います。

結論としては、日本のエンジニアは、仕事をやり遂げる時に論理的な思考ではなく、根性論で乗り切ろうとする。ということです。

日本のエンジニアは、仕事の中身に対してだけは一応論理的な思考をする


日本のエンジニアは、対象としている仕事の中身についてだけは、一応、論理的な思考をします。

例えば、物を作ったりしている職場において、その物の動きを科学的に分析したり解析したりという場合にだけ論理的思考を取り入れています。

よく物理学などで、物の動きを数式で表したりしますが、そういう場合にだけ論理的に思考します。

要は、日本のエンジニアは、学生の頃に勉強した理系の知識を使う場合だけ論理的に考えて仕事を進めるということです。

まあ、一応は、物作りしている製品に対してだけは、論理的に考えて仕事をしていますが、結構間違っていることもあるので、プログラムのバグやリコールなどでたまに製品の欠陥が問題になったりします。

論理的思考を使って考えた製品でも製品の欠陥があるのですから、商品作り以外のことについては、尚更、論理的には考えていないのです。

日本のエンジニアは、論理的思考を応用しない


前項でも触れましたが、日本のエンジニアは、対象としている製品についてだけは、一応、論理的な思考をします。

そして、大抵、その他のことに論理的な思考を応用しようとはしません。

例えば、プロジェクト進捗などに論理的思考を適用すれば、気合や根性で長時間残業して乗り切るなどという結論は出てこないと思います。

ですが、大抵、プロジェクト管理者は、根性で乗り切ることを言い出すのです。

しまいには、死ぬまで働けなどと言い出すしまつです。

こんなの全く論理的ではありません。

なぜ仕事の中身にだけ論理的思考を使い、それ以外の物事に論理的思考を応用しないのかと思います。

また、人間関係、組織のチームメンバーの構成などについても論理的思考を応用すれば、わざわざ仲が悪い同士を組ませたり、人間関係を悪化させるような言葉遣いでコミュニケーションをとったりしないと思います。

ですが、大抵、上司(役員、部長、課長、偉い人)は、人間関係、組織のチームメンバーの構成などに、論理的思考を適用したりはしないで、感情的に物事を考えます。

そもそもパワハラ的な上司は、論理的な思考などほとんどしていないと思いますが、理系の大学を出てきたはずのエンジニア上司でもパワハラ上司は大変多いです。

むしろエンジニアには、パワハラ上司が多いような気もします。

おそらく自分は、頭が良く、凄い人間だという意識が強すぎるのが原因だと思われます。

結論としては、日本のエンジニアは、対象の製品作り以外には、論理的思考を応用しない。ということです。

日本の一般的な会社では、上記のような傾向があると思いますが、優れたホワイト企業では、プロジェクト管理、人間関係、組織のチームメンバーの構成などにも論理的思考を応用していると思います。