就職氷河期世代のことを失われた世代などと言う人がいるようです。
世代によって就職するのが難しかったり、簡単だったりするのは問題だと思いますが、日本で一番問題なのは、再チャレンジしにくい社会であるということではないでしょうか?
就職氷河期世代の人員不足を嘆く社長
旭化成の小堀秀毅社長が、就職氷河期世代の人員不足を嘆いているという記事を読みました。
ネットの情報では、就職氷河期時代に、採用数を絞っておきながら今更、人員不足を嘆いても後の祭りなどの意見が多いように見えました。
ネットの情報で見たところでは、旭化成の小堀秀毅社長は、2016年に社長に就任したようです。
ということは、別に小堀秀毅社長が、就職氷河期の時に、旭化成の採用枠を減らしたのではないのではないでしょうか?
その時は、別の社長だったはずですし、仮に小堀秀毅社長が、就職氷河期時代にある程度会社の方針を決める立場にあったとしても何人かいる偉い人の一人だったはずなので、一人で就職氷河期時代に、採用数を絞る決断を出来たとは考えずらいです。
ここで私が思うことは、大企業はやはり何か間違った判断が過去にあっても企業体力があるので、それなりに継続できるというところでしょうかね。
就職氷河期世代の人員不足はあるにせよ、今のところ問題なく企業経営は続いていますので、過去の経営判断ミスがあっても即座に問題にはならないということでしょうね。
「就職氷河期世代の人員不足を嘆いている。」ということですので、問題はあるのでしょうけれど。
大企業ですので、徐々にボディブローのような感じで、効いてくるといったところなんでしょうか?
私が思うに順調に伸びている会社以外は、大企業では、何か間違った決断があったとしても、やった本人の世代では、問題にならず、それこそ10年、20年後の世代の時に問題になるのではないでしょうか?
旭化成は、中途採用に力を入れているらしく、これが本当なら就職氷河期世代の人には朗報なのではないでしょうか?
まあ、裏では、即戦力だけしか採用したくないということであれば、あまり朗報ではないかもしれませんが?
キャリア採用に力を入れているというのは事実なのでしょうから、就職氷河期世代で、旭化成に入社したい方は受けてみると良いのかもしれませんね。
日本の会社は再チャレンジを拒否する企業が多いのでは?
日本で、就職氷河期という問題が起きたのは、日本の社会が再チャレンジを拒む社会だからではないでしょうか?
要は、新卒で会社に入る道以外は、あまり良い就職先が用意されていないということです。
おっさん、おばさんになってから、新しい職に就こうとしても大抵、企業は拒否するのではないでしょうか?
おっさん、おばさんは、即戦力が求められ、新しく再チャレンジすることなど大抵認められないようです。
また、一度、非正規雇用で雇われると正社員で雇用されるのが難しくなるというのも再チャレンジを阻んでいるようにしか見えません。
何故か若い新卒の人を採用したがるようですが、そんなに今の若い人が優秀だとは、私には思えないのです。
去年、今年などに入ってきた新入社員を見たことがありますが、本当に仕事してくれない人が多かったです。
むしろ非正規雇用の派遣社員のおっさんの方が、よく働いてくれたくらいです。
でも、何故か非正規雇用の派遣社員のおっさんには、再チャレンジのチャンスは訪れないのですよね。
日本では、一度張られたレッテルをはがすことが極めて難しいようなのです。
なので、非正規雇用で長期間勤めている人や転職回数が多い人などは正社員の職に就きにくいと一般的に言われています。
私の提案としては、企業は人にレッテルを張るのを止めて、転職者に再チャレンジの機会を与えてみてはどうか?ということです。
P.S
私も就職氷河期世代ですが、一応、大企業の正社員10年以上やって、別にイイ待遇だとは一つも思えなかったので、会社辞めました。
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