今回は、中部地方にお住まいの50代フリーランスさんの「プレミアムフライデーを多くの人が利用できるようにするためには」というご意見をご紹介してみます。フリーランスにとってはプレミアムフライデーは対象外とのことですが、私としては、ほとんどの日本人にとって、プレミアムフライデーは対象外だと思います。

フリーランスにとってはプレミアムフライデーは対象外

私は50代で職業はフリーランスです。
住んでいる地域は中部地方です。

私は数年前まで、長年、企業に勤務していました。
何度か転職をしたのですが、企業によって就業条件が異なっていました。

大手企業に勤務していた時に、もしプレミアムフライデーの制度があったら、間違いなくその恩恵を受けていたと思います。
その会社は労働組合があり、福利厚生も充実していたので、すぐにプレミアムフライデーを取り入れたと思います。

私は数年前からフリーランスになったので、プレミアムフライデーが出来ても、対象外の存在です。
フリーランスなので自分で休日を決めることが可能です。

そのため、自分ルールでプレミアムフライデーを作っても良いわけです。
自由自在に仕事を決められるところが、フリーランスのよいところです。
しかし、有給休暇があるわけではないので、仕事をしなければ、当然収入は減ってしまいます。

プレミアムフライデーの利点・欠点

私の周りで企業に勤めている人がいますが、その企業はプレミアムフライデーにはなっていないようです。
会って話をしても、プレミアムフライデーの言葉すら出てきません。
自分が勤めている企業とは無縁のことだと思っているようです。

プレミアムフライデーのメリットは、やはり週末の金曜日からプライベートを充実させることができるところだと思います。
金曜日に早く仕事が終われば、2泊3日の旅行に出かけることもできます。

しかし、仕事によっては金曜日が忙しかったり、月末が忙しい企業にとっては、プレミアムフライデーを使いたくても、使うことができないと思います。

特にサービス業などでは週末はかきいれ時で忙しいので、やはりカレンダー通りの完全週休二日制の企業に限られてしまうと思うのがデメリットだと思います。

終業時間が短縮されたり、休日が増えていくのは嬉しいことです。
しかし、その分、短くなった勤務時間内で同じ量の仕事をこなしていかなければなりません。

プレミアムフライデーを多くの人が利用できるようにするためには

サービス残業が問題になっていますが、私の周りの企業でも、いまだにサービス残業をしている人は少なくないと思います。
このような状態の中で、プレミアムフライデーを今よりも利用する人を増やしていくためには、働き方そのものを変えていくことが必要だと思います。

働き方を変えていくためには、まずは意識改革が必要です。
働くための休みではなく、休むために働くくらいの意識で仕事をしないと、どんなにプレミアムフライデーのような余暇を充実させるための制度ができても、それを実行していく人は増えていかないような気がします。