今回は、以前人事をしていた会社員さんの「プレミアムフライデーは既に忘れられている?何も変わらない月末の金曜日?」というご意見をご紹介してみます。プレミアムフライデー導入後、一年ぐらい経過したようですが、人々の人気の話題ではなくなって、かなり下火になっている印象です。プレミアムフライデーというワードの検索需要も一年前より、激減しているようです。
プレミアムフライデーは既に忘れられている?何も変わらない月末の金曜日?
プレミアムフライデーが開始され約1年たちますが正直何も変わらない普通の金曜日ですね。私が勤務している会社では、特に制度的に導入しているわけでもないので、最初世間でプレミアムフライデーがTVのCM等でも流れ騒がれていた時だけ、あ、今日はプレミアムフライデーだねっということで、少し早く仕事を切り上げて飲みに行った記憶がある程度ですね。
居酒屋はさすがにサラリーマンやらOLやらで込み合っていて、キャンペーン等もやっていて賑やかだったと記憶してます。それ以降の月のプレミアムフライデーにあたる日は既に、プレミアムフライデーであることすら忘れて働いていました。今はもうプレミアムフライデーという言葉自体全く耳にすることもなくなりましたね。これは私だけでしょうか?
世間はどうなのでしょうか?どれくらいの方がプレミアムフライデーを満喫されているのでしょうか?飲食店や居酒屋等のキャンペーンはまだやっているのでしょうか?どれくらいの企業で導入されているのでしょうか?会社の規模は大手のみ?何のために導入したのか?狙いはなにか?全く理解できません。
プレミアムフライデーの弊害
会社でプレミアムフライデーを導入して、みんな15時退社OKとなると、退社できる方はいいのですが、仕事上退社できない方やこのプレミアムフライデーによって余計な仕事が増える方もいるのではないでしょうか?私は以前人事をやっていて、勤怠管理等の集計等も行っていました。就業規則をどうするかという部分もあるかと思いますが、実際に勤務時間を集計する人はこれほど厄介なことはありません。
通常は18時定時のところがこの日は早く上がってもよいということで、早く上がった時間の計算をする必要がありこれが大きな会社で1000名いれば手計算しないにしてもかなり複雑で面倒な処理になるはずで、私だったら怒りさえ感じると思います。そもそも時間で管理されている方は当然ながら収入も減るので、あまり喜ばしいことではないですよね。逆に働きたくても働きずらい環境になるわけですから。
ただ企業にとっては人件費を抑えられ収益は上がるというメリットはあるのかもしれませんね。もともとは日本人は働きすぎということもあり、過労死等の労働問題からきているものだと思うのですが、このプレミアムフライデーでどの程度解決されると予測しているのかわかりませんがあまりにもいろんな仕事現場や環境を考慮して作られた制度ではないということは確かだと思います。正直、このプレミアムフライデーに振り回されたくないですね。