今回は、北海道在住30代会社員さんの「実施企業が極端に少ない!プレミアムフライデーって必要?」というご意見をご紹介してみます。プレミアムフライデーを実施している企業は、かなり有名な一部の大企業に限定されていると思います。全社一律で強制参加させるとかなら思い切って金曜日も土日のように休日にするとかいう施策の方が良さそうに感じます。

得意先120社でプレミアムフライデー実施企業なし

私は北海道に住む30代の会社員です。先ず、プレミアムフライデーですが体験した人ってどのくらいいるんでしょうか?少なくとも私を含め私の周りの友人・知人、それに私は今勤務している会社で営業をしており、担当している得意先が120社程あるんですが、そのうちの1社もプレミアムフライデーを実施していません。

っていうか、実施できないのが本音だと思います。それくらい無意味な施策だなぁと個人的に感じています。まぁ、もし実施できれば多少なりとも経済効果があったり、早く帰宅する事で家族との時間が増えたりと良い事も沢山あると思います。でもメリットってそのくらいしか思いつかない・・・。

プレミアムフライデーを実施する事によって、競合他社に注文が流れたり見積りの引き合いを得られず機会損失をしたり、早く退勤する為に前日に残業をしたり、翌営業日に早出したり・・・と、結局仕事量は同じだったりするのではないだろうか。そうなると完全にデメリットとなり実施する企業も増えないんじゃないかなぁって思う。特に中小企業や競合の激しい業界なんかは、先にも述べた機会損失や他社に注文が流れる事を恐れて実施できないと思う。

プレミアムフライデーをやるなら強制的に全社参加させるべき

だから、やるのであれば全ての会社が足並み揃えてやるべきだと思うし、出来る会社だけやればいいみたいな中途半端な物ならやらない方がいいと思う。飲食店などもプレミアムフライデー対策で早い時間からアルバイトを出勤させたものの、思ったより客が来ず完全に人件費の無駄になったなんて話を耳にした事もあります。

そもそも、こういった施策って何処目線で考えているんですかね?特許だったり圧倒的なシェアを持っている会社だったりは実施しやすいだろうけど、多くの会社はそんな武器はなくいかにして他社との差別化をしようかと悪戦苦闘していると思います。さらに地方に目を向ければ、よりその問題は顕著ではないのかな?

それに、飲食店や小売店の店員・美容師・車のディーラーなど、元々土日が休みではなく稼ぎ時になるようなサービス業の方にとってプレミアムフライデーは利用する側ではなく、利用している人をもてなす側になる。忙しくなって売り上げが上がり儲かればまだしも、こうも実施企業が少ないと迷惑な施策でしかないのでは?

実施当初はプレミアムフライデーの様子も報道されていましたが、実施から1年が経過して最近では報道もされていないですよね?月の最終金曜日がプレミアムフライデーって事もそのうち忘れ去られる・・・いつかそんな日が来るような気がします。っていうか、もうある程度の人はプレミアムフライデーの存在を忘れているのではないだろうか・・・。