今回は、埼玉県在住20代フリーランスさんの「プレミアムフライデーの導入に当たって考えるべきこと」というご意見をご紹介してみます。日本社会はサービス過剰で、過剰サービスを提供する労働者目線だと良い社会ではないというご意見だと思います。確かにそうだと思いますが、私は、近所の蕎麦屋さんが、昼の11時~2時までしか営業していないのに不便さを感じます。(笑)私(人間)は、自分勝手な生き物だと感じます。

日本社会はサービス過剰

私は、現在20代で埼玉県に住んでいます。フリーランスで活動していますが、新卒の時は2年ほど営業会社に勤めていました。会社員時代にプレミアムフライデーという言葉は耳にしたことはあるのですが、自分のいた会社は導入していませんでした。友人が勤めていた会社などでも導入している企業がなかったのでどんな企業が取り入れているのだろうと思いました。

実際のところノルマがけっこう多かったので、プレミアムフライデーを導入したとしても残業や休日出勤をしなければならなくなったと思います。しかし、今日の日本社会は供給過多気味であると感じている部分もあって、利益を追い求めるあまり不必要な仕事を社員に強いています。だからと言って、その社員の給料が仕事に見合ったものとは限らず、ほとんどが経営者側の懐に入っていっている現状です。

なので、将来的に仕事量を減少させるためにもプレミアムフライデーを国側から推し進めていくのもありだと思います。他にも、日本は何でも便利すぎてコンビニや飲食店など24時間営業の店がたくさんあります。その原因として、残業などで遅い時間に帰る人が利用できる時間帯にも店を開けておかなければいけないというものがあると思います。

プレミアムフライデーの導入で24時間営業の店を減少させるのが本当のメリット?

プレミアムフライデーを浸透させていきそういった24時間営業の店を減少させていくことができれば本当のメリットになり得ると思います。また、経済が回らないことが不況の要因だと指摘する人も多いのですが、やっぱり一日働くとどこかで買い物しようなどという気は無くなるものです。

会社と家の行き来という生活の中で、散財することはストレスの発散にも繋がるのですが、将来の不安など鑑みた結果、貯蓄に回そうという考えに落ち着くことが多いのです。ただ、それもプレミアムフライデーを導入することで、早い時間から、居酒屋やバーに行って、少しでも散財したり、労働の軽減によってこの会社でやっていけそうだという活力を出させる役割にもなり得ると思います。

ここまで、理想的なメリットばかり語ってしまいましたが、実際にはなかなか難しいと思います。なかには流行りに乗っかってプレミアムフライデーを導入してみたというところは大手企業、ベンチャー企業など限らずあるかもしれませんが、労働環境が変わらなければ負担として他の日につけが回ってきますし、人によっては週の始まりの月曜日や中日である水曜日に早く上がれた方がいいという意見も出てくると思います。なので、しっかりと会社の状況を見て、プレミアムフライデーの導入を考えてみるべきだと思います。