今回は、中国地方にお住まいの50代パートさんの「プレミアムフライデー、発想は賛同するけれど。」というご意見をご紹介してみます。企業の働き方を改善しないと労働者人口が減少する中、良い人材は集まらないというご意見です。そうかもしれないですが、日本人は過労死するまで我慢して働く人も多いので、あまり労働環境は改善しないような気がします。日本人が会社辞めまくるようになれば話は別ですが。後、大企業と下請けの仕事は、別業務をしていることが多いと思うので、大企業の仕事を下請けに丸投げというのは難しいと思います。まあ、中には丸投げするような企業もあるかもしれないですが。

プレミアムフライデーの体験談・メリット・デメリット

年齢50代で、職業は、パートです。住まいは、中国地方にあります。

・プレミアムフライデーの体験談
私は時給払いなので、プレミアムフライデーを実施されても、勤務時間が減る分、給与も減って、消費に回すどころではありませんでした。

・プレミアムフライデーのメリット、デメリット
メリットとしては、働き方改革を推進していく上で、経営者、労働者共に意識を変える事、また働き方を改める上での課題が見えてくることだと思います。デメリットとしては、クリアすべき課題が多く、日本社会全体の根幹にも結びついており、短期間での浸透と賛同を得ることが難しいことです。

プレミアムフライデーへの意見・感想

プレミアムフライデーが実施されて1年が経過しました。私は、この導入には秘かに期待をしていました。私自身は時給払いの為、給与が減るので恩恵には与らないことは前もってわかっていましたが、日本全体で考えれば良いことだろうと考えていました。ふたを開けてみると、予想以上に導入が難しいのが現実でした。実施企業の割合は全体の約3%にとどまり、大手の企業が中心です。その他大勢の特に中小企業は、なかなか実施企業が出ないようです。

月のうちたった1日の就労時間短縮でさえも、日本企業には荷が重かった訳です。経産省やプレミアムフライデー推進協議会は、実施に伴う困難を予想できなかったものでしょうか。日本の就労環境が、日本社会の根幹を成しているのですから、どれだけの影響が出るのかあるいは導入が実現可能か、予測できそうなものですが。現時点では残念ながら失敗の様相ですが、それでも導入企業の中には働き方を見直す企業も出てきたようです。ささやかながら、小さな1歩となってもらいたいと期待します。

ただ、大企業が働き方の見直しをして仕事量を減らしたが故に、その下請けにつく企業に仕事のしわ寄せがこないかを懸念します。企業にとって、それが最も容易でしょうが、社会全体からみれば働き方の改善になりません。この先、日本は少子化により、労働者が減ります。企業間で労働者確保の争奪戦になるかもしれません。各労働者には家族があり、事情があります。企業は否応なく、労働者の生活状況に合わせなければならなくなるでしょう。

外国からの労働者にも頼らざるを得ないでしょうが、質の高い人材を確保できるようにするには、やはり待遇をよくするのは当然です。また、AIが発達するにせよ、現時点ではどの程度導入できるものか未知数です。このように考えれば、今のうちから働き方の改善は必須と言えます。プレミアムフライデーが掛け声で終わらず、働き方改革の一助になれば良いと思います。