今回は、40代主婦さんの「プレミアムフライデーは将来の共稼ぎ夫婦への試金石になればいい」というご意見をご紹介してみます。プレミアムフライデーがある企業でも仕事が忙しい時は帰れない。日本の正社員の仕事量と責任は重すぎるという主張のようです。正社員の待遇が一律ではなく、自分で労働時間を選んだり、仕事量に見合った給料を選択できるような制度を導入できれば、今後の日本も良くなるかもしれないです。

仕事が忙しい時はプレミアムフライデーでも帰れない

私は40代で主婦で、家で通信教育の添削員をしています。私は会社員ではないので、あまりプレミアムフライデーとは関係がないのですが、夫が参加企業に勤めています。最初に導入された時には、遊んできたりするのかなと思ったのですが、少しいつもより早く帰ってきた程度でテレビを見ていました。本人はちょっと満足そうでしたが、プレミアムフライデーだからといって特別なことは何もしませんでした。

でも、プレミアムフライデーって経済の活性化を計るものでもあると理解していますが、我が家の場合だとプレミアムフライデーだからといって経済に対して貢献している訳ではありません。テレビで居酒屋などがプレミアムフライデーの日に備えて準備をしているというのを見ましたが、どれくらいの人が使っているのでしょうか。絶対数は多くはないと思います。

夫が、プレミアムフライデーだといって早く帰ってきたのは、結局2回くらいでした。仕事が忙しい時には「プレミアムフライデーだからって別に早く帰れるわけじゃない」と言っていました。

日本の正社員の仕事量と責任が重すぎる

プレミアムフライデー自体は時間短縮や残業の抑制も出来るので、将来的には意味のあるものになるかもしれないと期待はしています。でも言葉だけ先行してしまって根本的に1人に対する仕事量を減らさないと、あまり意味がないと思います。日本はワークシェアという考え方が少なく、正社員になってしまったらかなりの責任を負うことになります。

ヨーロッパなどの外国では、夫婦がそれぞれ仕事を持っていて、どちらも結構早く家に帰れるようです。そして夫婦で家事分担をしたり、育児をしたりします。日本は正社員になってしまったら、残業するのが当たり前になってしまい、忙しさのあまり家事は妻の方にしわ寄せがきてしまいます。私は結局、自分が家事負担をほとんど負う事になってしまったので、身体を壊してしまい正社員の仕事を辞めてしまいました。

今後は益々夫婦で共稼ぎするのが当たり前になってくるので、プレミアムフライデーみたいなものを沢山作って企業も実践して欲しいと思います。その為には正社員であっても仕事量の見直しや給料の見直しも必要です。また共稼ぎの為には、妻も産休や育休を取りながらも正社員であり続けられるような体制になることを期待しています。

プレミアムフライデーは考え方としては、とても良いと思っています。でも、今の時点ではメリットがないのが現実ですが、だからといって無意味だとは思っていません。将来の日本の為に、企業努力をしてほしいと思います。将来の共稼ぎ夫婦への試金石になればいいと考えています。