今回は、元20代会社員さんが、無駄な説教を2時間以上するパワハラ上司を撃退した体験談をご紹介してみます。部内メンバーと結託して、パワハラ上司がいかに会社へ損害を与えているかを理路整然と上司の上司に報告して、パワハラ上司を異動させたそうです。最近は、会社の人手不足が叫ばれていますが、無駄な説教を2時間以上するなど時間の無駄です。こういう無駄なことを平然としている会社は多そうですので、人手が不足するのも当然のような気がします。

無駄な説教を2時間以上するパワハラ上司

私は20代の頃就職した会社にいた会社の上司がかなりのパワハラ上司でした。常に相手のアラを探しては、その内容の何十倍もの時間をかけて説教してくるような上司でした。例えば書類のミス一つで2時間以上説教してくるというのはザラにありました。ミスを指摘して、直させる。それだけの業務は普通30秒ほどですみます。

全く同じミスを何度もしていてそれが業務に多大な影響を与えているというのなら説教したい気持ちもわかるのですが、どうでもいいことで嬉しそうに説教してくる上司に付き合うのは本当にうんざりでした。職種は営業だったのですが、営業成績が目標に達していない時などは本当に嬉しそうでした。鬼の首をとったかのようにとはまさしくその状況でした。

1日なんども何時間もくだらない説教を聞く羽目になりました。明らかにその時間を営業に使ったほうが有意義なのは誰の目にも明らかなのですが、そんなことはおかまないなしです。本当にイキイキとネチネチ説教して来ました。しかも、本人はお前のためだ、お前のためにいっているというニュアンスを込めて説教してくれるので、本当に楽しそうでした。

実際にその上司が嫌で、精神的に追い込まれてやめていった人達もいるので笑えません。真面目な人に限って、説教されると自分が悪いと思ってしまいます。しかも相手は正論しか言いませんので、別に間違ったことを言っているわけではないのです。正論など誰にでも言えるのです。小学生だって言えます。しかも完璧な仕事をする人間も、完璧な人間も存在しません。

パワハラ上司を追い出すため周囲に根回し

なので、そんな上司のいうことなど気にする必要など一ミリたりともないのです。相手は自分の自尊心を満たすために自分の立場を利用しているだけの小物なのです。それだけのことなのですが、真面目な人ほど、いい人ほど追い込まれてしまいます。私はそれが許せませんでした。まさにいい人が真面目な人が損をするという状況だったのです。私はその上司をなんとかすることにしました。

自分がその上司を変えることなどできませんし、そんなことを考える必要などもっとありません。しかし、その上司の上の立場の人間なら、その上司に圧力を加えたり、違う部署に飛ばしたり、やめさしたりすることができます。上司の上司を使うしかないのです。

まず、私はその上司はとんでもない野郎だという共通認識を部署内でつくる動きをしていきました。そんな上司なので、嫌っていない部下は一人もいませんでした。中には、悪い人じゃないよとかばう人間もいましたが、そんな人間もなんとか同調させようと圧力をかけていきました。

半年も立つ頃にはその上司は、部署内で完全に孤立した状況になりました。みんなで仕事をしないで、上司らしく責任をとってもらうということも考えましたが、それをすると自分の評価にも関わることになりますのでやめておきました。あんなくだらない男の為に、こちらが少しでも不利益を被るというのは我慢なりませんでした。

会社への損害を上司の上司に報告

そして、くるべき時が来ました。あの男を完璧に潰すチャンスが来たのです。その上司の上の上司と面談する機会がきたのです。私は、部署の人間と結託して話を合わせました。そして、その上司がいかに会社に損害を与えているのか、自分の立場を自分の性癖を満たす為に利用しているのかということを理路整然と伝えることにしました。

流石に10人以上の人間が同じことを言っているのなら、上も聞く耳を持つしかありませんでした。次の期には、その上司は部下のつかない他部署に転勤になりました。しかし、話はハッピーエンドでは終わりません。その上司の代わりにきた上司がそいつに負けず劣らずのクズだったのです。リーマンのつらいところです。でも面白かったし、楽しかったのでよしとします。