今回は、元保育士正職員さんが、過剰な責任と労働を押し付けられたパワハラ体験談をご紹介してみます。結局、パワハラ上司からのパワハラに耐え切れず退職したそうです。パワハラ上司に退職を告げると激怒したり、懐柔してきたりして、元保育士正職員さんを引き止めようとしたそうです。元保育士正職員さんが過剰労働を引き受けていたので、パワハラ上司の仕事が増えては困るので、必死で引き止めようとした模様です。パワハラ上司とは、誰かに奴隷のように仕事をやらせて、タダ組織にいるだけで給料を貰いたい存在なんでしょうか?

過剰な責任と労働

30代の女性、関西在住です。先月まで、保育士として児童福祉施設で正職員として勤務していました。女性上司からのパワハラに耐え切れず退職をしました。退職するまでに、職場のコンプライアンス部門や労働基準監督署にも相談に行きました。

私が、受けたパワハラは、過剰な責任と労働です。未経験で入職して、わずか1年でチームリーダーに抜擢されました。その時は、期待をしてもらえているのだと少しうれしくもあったのですが、そこからが地獄の始まりでした。直接の女性上司は、自分のことが一番で自分が一番頑張っていて苦労していると思い込んでいるタイプです。

また、古いタイプの人なので、サービス残業は当たり前という考え方でした。そのような考えなので、当然昼休みもきっちりととることはできず、次から次に仕事を押し付けられ、昼食をとりながら仕事をする毎日でした。具体的には、上司が決済するような書類の決裁を任されたり、備品注文の責任者にされたり、クレーム対応の責任者にされました。

これらは、特別にフォローがあるわけではなく、リーダーだからの一言で、片づけられてしまいました。しかも、失敗があると、助けてくれるわけではなく、自分でどうにかしろ、何時までかかってもやりきれと言われました。私は、家庭には小さな子供もいましたが夜の10時や11時まで残って残務処理をしたこともあります。

理不尽な待遇

私はあまり文句を言えないタイプの人間なので、おそらくなめられていて、私にどんどん仕事をふる傍らで上司は、私用メールをしたり、趣味の動画を観たりしていました。ある程度経験を積んだ人が、やる仕事としては適当かもしれませんが、まだ1年しかたっていない自分には負担が大きいと何回もいいましたが、取り合ってもらえませんでした。

また、有給も勝手に移動されたり、使われたりしていました。有給があまりに残っていると、さらに上司から社員に有休をとらせるように言われるようですが、私の上司は私に有給をとらせたくありません。なので、勝手にシフトに有休を入れたりして、出勤すると他の人から有給になっているよと教えられたりしました。

それでも、まだ自分は頼られている、期待されていると思い込んでいた私は仕事を続けていました。ですが、ある時、上司が仕事関係の人に「自分がこの職場で何もかもやっている。他の職員は気が利かなくて駄目だ。」という話をしていた時、自分はいいように使われていただけだと気づきました。

転職を決意

これは、パワハラだと自覚し、自分の心と体を守るために転職を決意しました。少しでも有利に転職するために、有給の申請と一緒に退職願を提出し、残っていた有給30日余りを使って転職活動をしました。もちろん、上司ははじめ激怒し、罵声を浴びせられましたが、態度を変えずにいたら今度は懐柔してきました。私が退職すれば自分の仕事量が増えることが分かっていたからだと思います。

また、転職活動をする時は、念のため労基署にも相談に行きました、上記の内容は、パワハラに該当すると相談員の方にも言われたので、安心しました。結局、通報まではしていませんが、何かいいがかりをつけられた時の対処くらいにはなるかなと思っています。今は、体調を一番に考えてゆとりのある職場で働くことを目標にしています。

就業規則上は、休職という選択肢もあったのですが、後から他の職員に、該当の女上司の部下はのきなみ退職していると聞いて、休職してもあまり意味がないと感じました。もともと人手不足の職場なので、休職すると他の職員にも迷惑が掛かるので退職してよかったと思います。

私が、退職してすぐに新しい人が入ったようですが、その人もどのくらい続くのか、こんな職場に入ってしまって気の毒だなと思います。今は、長く同じ職場で働けばいいという時代ではないので、自分を一番大切に働きやすい職場をみんなが見つけられたらいいと感じます。