今回は、元契約社員さんが、会社全体がパワハラ体質で、事務職として雇われているのに飲み会の準備が大変すぎて辞める人が多い会社でのパワハラ体験談をご紹介してみます。3年間勤めて会社を辞めたそうです。パワハラは上の者から下の者に連鎖していたそうです。人間は普段から付き合っている人に似てくるという性質があるそうなので、そんなものだろうと思います。今回の会社の飲み会は、強制参加だったのか?という点が気になりました。誘いを断っても無理やりイベントに参加させられるような会社もありますので。
体育会系はさっぱりしてない?
私は関東在住の40代のパートタイマーで働く女性です。少し前の話ですが、私が働いていた会社でのパワハラ体験を思い出しながらまとめたいと思います。
私が当時勤めていた会社では事務職として契約社員として採用されました。詳しい職種は書けませんが、大変体育会系のノリがある会社で、社長を初め社員さんは大学までスポーツ経験がある社員さんがとても多い会社でした。
最初は体育会系ののりと聞いていたので、とてもさっぱりとしている人間関係なんだろうな~と思っていましたが、実際に働き出すと私が想像をしていたものとは全く違う現実が待っていました。想像以上に体育会系だったのです。
社長がとにかくワンマン
私が勤めていた会社はとにかく社長がワンマンだと言う事が入ってみて分かったことでした。以下、専務、部長や各課の上に立つ人間は全て社長のご機嫌をうかがいながら仕事を進めていくというスタイルで、白の物も社長が黒と言えば全て黒に変わるというイメージを受けました。中でも課長クラスの人間は社長の一声でひるがえるので、常に社長のお伺いを立てながら仕事を進めるという感じでした。
当時勤めていた会社は言わば、社長の顔で仕事を取ってくるという傾向があったので、下の人間は余計に何も言えなかったのだと思います。社長が下の人間にパワハラをすると、今度は下の人間がもっと下の私たちにパワハラをすると言う事が繰り返されました。
私に向けられた矛先
働き出して約3ヶ月程度くらいで、社内のことが段々と分かってきて社長以外の上の人間では、この人は要注意だとか、この人に関わると面倒だとか理解ができたので、なるべく接点を避けてました。しかし、ある時に恒例になっているという社内飲み会に誘われたのです。その飲み会にはなんと社長の奥様や、奥様の友人なども参加するものらしくて、総勢100人程度での飲み会です。
まずは、会社の会議室で一次会がされますが、その用意というのが通常の業務よりも大変だという事が分かりました。後で分かったことですが、社内の飲み会や行事が多すぎて、そのセッティングや片付けが大変で職場を去っていった人も少なくないことが分かりました。
まず、飲み会の前日から、おでんや煮込みのような料理を何品か作るのですが、職場の小さなキッチンのコンロ2つを使い作ります。女性の契約スタッフと社員さんの十数名に奥さんが指揮をとる形で作業が始まります。職務が終わり、6時頃から~終電ギリギリまで切ったり、煮たりと仕事以外の事を永遠させられて、翌日は半日業務で午後から飲み会が始まります。
飲み会で学歴格差
飲み会では、新しく入った人の紹介や、いつものパターンの社長や奥様とお友達を喜ばせる歌や芸を社員さんたちが頑張ります。私も前に出て自己紹介をさせられましたが、私自身は高校が最終学歴なのですが、大学はどこ?と言う声が上りました。そして次に出た言葉は、この人は戦力じゃなくて、お茶担当の人ですから・・と部長が社長に笑いながら説明をされました。
一瞬とても腹が立ちましたが、ここは思い切りバカになろうと思ったので、お茶を10年習っていたので、得意分野です!と大嘘をついて、その場を笑いに変えました。
社内飲み会は年に2回ほど。外での食事会は年に3回ほどあり、ある意味こんなに下々の人間まで誘って飲み会や食事会をする会社は珍しいと思いましたが、毎回結構な苦痛感を感じながら参加していました。
私は3年近くその会社に勤めましたが、最初から最後まで一番下にいたので、飲み会の用意や片付けは先頭になりお手伝いをして、外での食事会中は下座に座り、会全体を見渡しながら、お酌やお運びに専念しました。その会社では下の人間は飲みの仕事は全てすると言う事が暗黙のルールでしたので、会社を辞める時までその事は続きました。
今、思うとよく毎日がパワハラ会社に3年間もいれたなと思います。今となっては良い人生勉強をしました。