今回は、40代会社員さんが、きつい性格で嫌味や小言ばかり言う女性上司からのパワハラに耐えた体験談をご紹介してみます。パワハラの解決手段としては、入ってきた新人が別の上司にパワハラ問題を相談することで、パワハラ女性上司が退職して問題解決したそうです。「会社にいらない人は必ずいなくなる。」と信じているそうですが、会社全体がパワハラ体質の会社などでは当てはまらないと思いますので、パワハラに耐えすぎるのも考え物かもしれないです。
新設部署の女性上司
私は、現在、福岡市に住む40代の会社員女性です。今から数年前、毎日パワハラを受けていました。その当時はパワハラなんて言葉はありませんでしたが、今となっては、あれは明らかなパワハラでした。
私の働く会社には、いくつもの部署があり、私はその中のある部署に所属していました。その部署は、新設されたばかりの部署で、私を含め、社員は皆、異動になったばかりで不安を抱えていました。しかし、それは、そこの部署の室長になった上司も同じだったようです。室長になった上司は、初めての役職で、新設部署のため、かなり気合いが入っていたことも確かでした。
室長になった上司は、私の4歳年上の女性で、見るからにきつそうな性格が滲み出た雰囲気に、私を含めた部署内の社員は、皆、不安を感じずにいられませんでした。しかし、まだ最初の1ヶ月くらいは、上司を含め、周りの人間関係もできていないため、それなりに気を使いながら仕事をしていました。しかし、1ヶ月ほど経過すると、上司の態度は変わり始めました。
きつい性格で嫌味や小言ばかりの女性上司
おそらく上司も、ある程度、仕事に慣れてきたのでしょう。いきなり大きな声で怒り始めたことがありました。原因は、はっきり言って些細なことでした。しかし、上司の怒りは収まらず、しばらくネチネチグチグチ話していました。その日を境に、上司は本性を現しました。社内の他の部署の人には愛想良くするのですが、私たち同じ部署の人にだけ、きつくアタリ始めたのです。
口を開けば、嫌味や小言ばかりで、機嫌が悪い日には、怒鳴りつけられたりもしていました。上司がそんな感じだと、他のスタッフの絆だけは固まり、私達の部署は、室長を抜かして団結力が半端なく強くなっていきました。毎日毎日、そんな理不尽な日々を過ごし、スタッフも3名ほど退職してしまいました。
その間、他の上司に助けを求めに行こうと言った話は、私達の中で何回となく出ていましたが、室長は、他部署の人には愛想が良いため、信じてもらえないだろう、と言う結論に達し、断念してきたのです。室長は、私達のチームには何の問題もない、と常々、話していたようですので。そのため、私達スタッフは、耐えるしかありませんでした。
しかし、私は絶対にこの情況が続くはずはない、と信じていました。私は、これまでの会社でも、嫌いな人はいなくなることを確信してきましたから。不思議ですが、本当にそうでした。いつかは変わるから、私からは辞めない、と心に言い聞かせてきました。そして、その日は、案外、あっけなくやってきました。
会社にいらない人は必ずいなくなる?
部署内の人員補充のため、ある新人が入ってきました。室長は、新人にも私達と同じくパワハラを続けていました。すると、その新人は、いとも簡単に他の上司にパワハラを伝えに行ってくれたのです!それから、室長は上司から呼ばれ、それが終わると、私達スタッフも一人ずつ呼ばれ、毎日されているパワハラの事実を話しました。
それから1週間で、室長は会社を退職しました。違う部署への異動を命じられたそうですが、プライドが高い室長は、異動を受け入れられなかったようです。性格が神経質で細かく、他人に厳しい人だった室長は、私達の仕事がゆるく見えたのが許せなかったようでした。それから私達の部署には平和が訪れ、ほどなくして私が室長になることになりました。
あの時の経験から、私はけして部下にパワハラをしてはいけないと、日々、考えています。感情的にはならず、チームワークを大切にしたいと感じています。幸いにも、今は、部署内には笑いが絶えず、相談しあえ、会社が楽しくなりました。
本当に、あの時の新人さんのおかげです。
世の中って、本当にうまく出来ていると感じずにいられませんでした。