今回は、40代男性会社員さんが、部下を支配したがる上司から「雑務をさせられたり」、「年下を上司にされたり」、「感情のないロボットのように人格をコントロールされたり」したパワハラ体験談をご紹介してみます。職場で執拗なパワハラを受け、もう精神的に限界だなと感じた場合は、無理に我慢をしないで別な道に進む(退職して転職)ことが賢明とのことです。日本人は我慢し過ぎて思考停止に陥っているのではないか?とのことです。
パワハラは日本のどこの会社でも起こります
職場の中には、価値観などの違いにより、どうしても馬の合わない上司や先輩に遭遇した経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
現在は、40代の男性で会社員として働いていますが、6月末に24年働いていた会社を辞め、別な仕事に転職することに決めました。
会社全体としては、人間関係はあまり悪くありませんが、馬が合わない上司と一緒になることにより、ちらほらと年の途中で辞めていく社員もいました。
日本の企業が、外国人からはブラック労働だと揶揄されても何も不思議ではありません。
パワハラも、正に当てはまるのでないでしょうか。
パワハラ上司と馬の合う上司
パワハラをしている上司の特徴と言えば、個性を尊重せず何でもかんでも手柄を立てて部下を支配したがるタイプに尽きます。
ちなみに、筆者が馬の合うタイプの上司は、業務そのものに対して自己裁量の幅を持たせて、何かわからない時などは、相談に応じてくれる人です。
具体的には、その上司からイベントを任され、そのプロジェクトの計画立案からその実施まですべてを任されました。
その部署では、そのイベントを成功させることを目標にしていましたが、成功に終わった時は最高な気分でした。しかも、自分で考える力がつきますので、その上司の元ではやりがいがありましたね。
ところが、パワハラを受けるようになったのは、異動で別な部署に配属されてからでした。
ちなみに、異動は5年に1回程度はあるので、それをきっかけに鬱になったり、転職していく社員も多いのです。
一般社員でも、異動や転勤が多い点が、会社を辞めたいなと思ってしまうひとつの理由ではないでしょうか。
孤立感とやらされ感
パワハラを受けた理由には、自分にも原因があったのかもしれません。今まで担当していた仕事とは全く内容が違うので、そもそもその業務に対する適性が無かったのも原因のひとつです。
しかし、実際に受けたパワハラの内容は、一人だけ本来の業務とは違う草むしりなどの雑務をさせられたり、年下の人が上席に座るなど、不公平な扱いだなと直感し、次第にその仕事に対するモチベーションも低くなってしまいました。
その上に、上司に限らず同僚もあまり合わないタイプでしたので、その部署ではかなり孤立感を感じるほどでした。
以上のことから、そろそろ辞め時ではないかなと思い、以前に所属していた部署で一緒に働いていた同僚に辞めたい旨を相談したら、「今の部署は良いが、もし別な部署に異動したら転職を考えるかもしれない」と同情してくれました。
ところが、その上司のパワハラ的な言動はひどくなる一方でした。逐一、その上司に対して、業務状況に対してペーパーに書いて報告しなければならないので、何だか感情のないロボットのように、人格をコントロールされているなとさえ感じました。
また、その部署には正社員以外にも、勤務形態の異なるパート社員なども混在していたので、非常にやり辛かったですね。
無理に我慢しないで別な道に進むことが賢明
そこで、パワハラを解決した方法を紹介します。先ずは、心療内科に通いカウンセリングを受けたり、治療を受けましたが、数年間落ち込んでいた気分が、少しずつ晴れていきました。
また、家族などに会社を辞める旨を説明したら、最初は反対されたものの、事情を説明したら了解を得られたので、次の職場を探すため、時間があれば転職活動をしています。
世間では、定年65歳延長がトレンドにもなっているので、学校を卒業してから40年間以上も働かなければなりません。
なので、職場で執拗なパワハラを受け、もう精神的に限界だなと感じた場合は、無理に我慢をしないで、別な道に進むことが賢明です。
日本人社会では、物事に対しては何でも我慢することが美徳とされていますが、我慢することによるデメリットは、思考停止に陥り心身を故障してしまうと、働けない体になってしまうリスクもあるのです。
また、会社によっては病休制度がありますので、突然辞めるのではなく、それを活用し無理をせずに療養するのもひとつの手段ですよ。