今回は、40代女性元会社員さんが、上司から「言葉の暴力を受けたり」、「無視されたり」、「仕事を教えてもらえなかったり」、「転職できないと言われたり」したパワハラ体験談をご紹介してみます。退職したパワハラ会社での、20代のころに受けたパワハラが今でもフラッシュバックするそうです。パワハラを受けないためにも新卒の就職活動で暴力的な態度の人がいたら別の会社に行った方が良いとのことです。
言葉の暴力や無視
私は千葉県に住む40代女性(フリーライター)です。
私は新卒で働いていた会社でパワハラに遭って精神的苦痛を受けて退職しました。
その頃の話を書いていこうと思います。
当時は不況で就職先もなかなか決まらずやっとの思いで就職を決めたのですが、入って早々言葉の暴力や無視といったことや仕事を教えてほしいのに教えてくれないなどひどい目にも遭い更に質問をしても「こんなこともわからないのか!」というような馬鹿にしたような態度を上司が取ってきたのです。
新人で何もわからないから質問をしているのにそういう対応をしてくる上司だったので周りからは「仕事のできない新人」という扱いにされてしまったのです。
1年半パワハラを我慢
時には大勢の人が集まるところで大声で怒鳴られ叱責を受けるということもあり、次第に「会社に行きたくない」と思うようになっていきトイレで涙を流すということを繰り返していました。
そうなってくるとますます自分の居場所がないと感じるのですが「この会社を辞めても他のところ行くとこないでしょ?」とか明らかに転職すると不利というような感じの言葉まで出てきてこの会社に居続けている間は徹底的に苛め抜いてやろうというような方針を取っているのは見えていました。
(今にして思えばそんなのはうそだからこの会社辞めて他の会社に就職した方がいいよと当時の自分に言い聞かせて上げたいです。)
ただこの会社はテナントという形で入っているので長時間労働は無かったのですが、私の他にも新人が結構やめているということを聞いてよくよく聞いてみるとその上司のパワハラでみんな辞めているということをのちに聞くのですが、それにしてもこの会社はパワハラを平気でするような会社なのかなと思うようになりました。
1年半我慢して働いたのですが、さすがにパワハラに耐えることが出来ずに辞めることを決断することにしたのです。
パワハラをフラッシュバック
辞める間際も出社拒否状態になってしまい、バスに乗る前からフラッシュバックするようになってしまって体調を崩してということが起きてしまったのです。(今考えるとうつ状態だったのかなと思います。)
それからは半年休んで別の会社に就職をするのですが、そこではしっかり働くことができたもののパワハラのフラッシュバックが出てしまい倒産と同時に派遣社員として働くようになりました。
派遣で働くようになってからは不思議と派遣先にも恵まれていてパワハラのフラッシュバックは起こらなくなりましたが、今でもその当時のことを思い出すたびにつらい気持ちがよみがえってきます。
派遣会社がパワハラに関する規則を設けているということもあり、「派遣先でのいじめなどは遠慮なく相談してくださいね。」という後押しも大きいのかなと思います。
そして、最初にいた会社は今はどうなっているのかというと倒産して跡形もなくなくなっていたのです。
暴力的な態度の人がいたら別の会社に行った方が良い
今から考えてみるとパワハラを平気で容認する会社は危機意識が全くなく信用もないような会社なのではないかなと思います。
これから働こうと思っている学生の方には就職活動でいろいろと企業を見ることになるのですが、その時も会社にいる人の働き方はどうなのかやいる人の性格などもよく見ることをお勧めします。
暴力的な態度を示す人が一人でもいたらその会社に就職するのはやめて別の会社に行くことをお勧めします。
新人の時にパワーハラスメントを受けると20年後30年後にもつらい思いを引きずってしまうことはよくありますし、私もこのことでかなり引きずっているのです。
そういう被害者を出さないためにも就職活動の時期から「この会社は大丈夫なのかな」と思ってみてみるのもいいと思います。
こんな思いをするのは私だけで十分です。