今回は、40代男性さんが、パワハラ上司から「電話対応で意味不明な注意をされたり」、「一人で大量の仕事を抱え込まされたり」、「毎日一人だけ残業させられたり」、「うつ病にさせられたり」したパワハラ体験談をご紹介してみます。パワハラの解決方法としては、耐えきれずに退職したとのことです。イジメを楽しむような上司の部下になった場合、うつ病になるなどダメージが大きくなる前に逃げた方が良いのかもしれないです。
違う業界に再就職
私は、現在40代の男性です。
大学を卒業後、金融機関にて仕事をしていたのですが、35歳の時に転職を思いつき、とある企業の経理の職に転職することができました。
その転職先でのパワハラ体験について説明いたします。
その当時住んでいた札幌市で、金融業界から全く違う業界の正社員になった私は、中途採用だし、頑張って会社の人に認めてもらおうと仕事を頑張っていました。
その会社の経理部の職員は6名、年齢も性別もバラバラな人材が集まる部署でした。
はじめのころは、私の歓迎会もしてくれて、再就職先としてはまずまずの所に就職できたと思っていました。
パワハラ上司に電話対応で注意される
数日後、私が会社の電話を取ったところ、直属の上司であるIが私の電話対応が気に入らなかったらしく、別室に呼ばれ小言を言われました。
自分では、前職でも電話対応はしていたし、その職場では1度も電話対応について注意されたことがなかったので、何のことかと、きょとんとしてしまいました。
その後、会社の電話を私が取るたびに、Iはにらみつけるように私のことを見て、私の電話相手に対する言葉遣いをチェックしていました。
その頃からです、会社での私に対する風当たりが強くなっていきました。
上司のIは私の電話対応を録音し、自分のパソコンで文章に起こし、私に対して突きつけました。
「あんたの電話の仕方、話し方で気になったところはここと、ここと、ここと。」とその上司Iが気になったところに赤く線を引き私に突きつけたのです。
その場は、すいません今後気を付けますと言って引き下がったのですが、帰ってから妻にその紙を見せたのですが、特におかしなところは無いと言われました。
そこまで細かいのは経理という仕事のせいなのか、単に私が気に食わないのかわかりませんが、頭がおかしいのは上司であるIの方ですから。と開き直ることにしました。
一人で大量の仕事を抱え込まされる
経理部では1週間に1度、ミーティングがあるのですが、そこでの発言がさらに私を窮地に追い込みました。
そのころ私は尋常ではない仕事の量を一人で抱えていました。
朝は8時出社で帰りは9時まで勤務していました。
労基署が監査に入ったら、1っ発でアウトな状況でした。
そんな状況だったので、仕事の進捗状況も悪く、そのことを報告したのですが、それが上司であるIの機嫌を損ねたようです。
翌日から、私だけ毎日日報を書かされ、朝出社してから退社するまでに行った仕事を逐一報告するように求められました。
しかも、その日報で誤字脱字があろうものならこっぴどく叱られ、集中力がないからだとののしられました。
そりゃ、朝から晩まで1日中パソコンの画面を見ているんだから、集中力も無くなるというものです。
経理部の他の人がコーヒーを飲みながら仕事をして定時に帰宅しているのに、なんで私だけ毎日残業なんだ~と
心の中で叫びながら残業していました。
しかもそのくだらない日報を書くために。。
これなら何のために残業しているのかわかりません。本末転倒です。
私の仕事の効率がさらに悪くなったのは言うまでもありません。
忘年会の幹事もやらされる
今、思い出したのですが、忘年会の幹事もやらされました。
なんで新入りの社員が他の人とあまり交流もないのに忘年会の幹事をしなくてはいけないのだと思いながら、全社員500人ほどの会費を集めたり、会場(と言ってもホテル)を貸し切りしたり、結局、だれも助けてくれることなく一人で忘年会の幹事をすることになりました。
幹事の仕事をするためにまた残業です。
社員が500人もいれば、会費をちゃんと払わない人や、ドタキャンして会費を返してくれという人や、料理がまずいだの酒がぬるい等文句だらけで本当に仕事を辞めたくなりました。
うつ病になる
ある日、私の前にこの経理部にいた人の話を聞いたのですが、その人も、体調を壊し2年で退職したそうです。
そんな話を聞いたからか、とうとう私の体調もおかしくなってきました。
その当時経理部のフロアーは6階にあったのですが、空気の入れ替えのため窓に近づいたときに
「このままこの窓から飛び出したら気持ちいいだろうなあ~」
と思ったんです。
そんなことが何回かあったのちに、通勤中に
「大型トラックに轢かれたらすぐに死ねるだろうか~」
と考え始めました。
完全にうつ病です。
早速病院へ行って、先生からうつ病の薬を貰いました。
上司の理解は得られず結局退職
翌日、そのことを上司に報告すると、「なんでお前がうつ病になったのか意味が解らない」と言われました。
お前のせいじゃボケ!と心の中で思いながらも、ちゃんと口に出しては言えませんでした。
とうとうこの職場にいたらもうだめになりそうだったのですが、次の仕事のことを考えると短期間ですぐ退職とはなかなか決められません。
とうとう毎日、晩酌しないと寝られなくなって、うつ病の薬とアルコールの併用で心身ともに疲れ果てていました。
結果、退職することになったのですが、退職届を会社に提出しに行ったときに、上司のIが「中途採用の人は全く使えないよな。」
と捨てセリフのようにぼそっとつぶやきました。
この人は、こうやって次から次へと中途採用で採用された人をイジメて楽しんでいるんだなぁ~
とやっとこの時に理解しました。