今回は、元会社員さんが、冷たい態度のパワハラ上司から、「新人なのに何も教えてもらえなかったり」、「会話をするとすぐにお説教をされたり」したパワハラ体験談をご紹介してみます。過去に受けた上司からのパワハラで、上司に対して拒絶反応が出たそうです。その後、妊娠をきっかけに寿退社したそうです。そして、辞める時に上司からパワハラに対しての謝罪の手紙を貰ったそうです。
上司の冷たい態度
私は29歳で専業主婦をしていて長崎県に在住しています。
今から6年程前に遡りますが入社して間もない頃はとても素敵な上司で私もこういう部下から慕われる人になりたいと思ったのですが、そう思ったのもわずか3ヶ月でした・・・この上司というのは同じ女性だったのですが、私もこの職場に関しては右も左も分からない全くの素人で何をしたら良いのかも分からず新人あるあるだとは思うのですが「何をしたらよろしいでしょうか?」と聞いたのですがその上司からの返答は「そのくらい自分で探して見つけなさいよ」の一言でした。
入社してまだそんなに経っていないんだから新人には教えるのが常識なんじゃないの?と甘い考えだったのかもしれませんが思いました。
今になって思うのですがなぜ入社時はあんなに優しかったのに急に冷たい態度だったんだろうと退職した今でもふと思う時があります。
周りからも同情の声もあったのですが私は負けず嫌いな所もあってかこんな人に負けず正々堂々と戦ってやろうと決心しました。
相手も言葉の言い方や言動の強さは誰にも負けないって感じがあったのでいざ立ち向かうと一歩引いてしまいました。
上司への拒絶反応
私は正社員だったのでもちろんアルバイトもいました。ただ、アルバイトと私に対する態度や言動が明らかに違いましたしアルバイトから見てもおかしいと思ったそうです。
同じ相談出来る女性社員が周辺にはいなかったので部下や男性の社員にも何度か相談しました。
が、誰も私の気持ちを理解してくれる人はいなくて正直あの時は会社を辞めようと思った事も何度もありました。
当時は「パワハラ」という言葉が浸透していなかったのとまだSNSも普及していなかったので毎日毎日会社に行くのが憂鬱でした。
更にはその上司と会話すること、目を合わせること、休憩時間が重なる事といった全てにおいて私自身拒絶反応が出てしまっていました。
なぜならば、会話をする時点でお説教の始まりだったからです。
とは言っても、その上司にもまた上司がいたのですが決してその上司の上司の前では何も無かったかのように接していました。
辞めようと思っていた矢先に私の妊娠が発覚したので妊娠した事も上司には言えず別の上司に相談しました。
辞める時に上司から手紙を貰う
するとその上司は「何で私には相談せず他の上司には言えるの?」とおめでたい事なのに逆に責められてしまったのです。
ここまで来てこの人はどんだけ性格悪いんだよと心の中で思っていました。
この上司は日常的に言葉の暴力が多くその日の態度で「この人は機嫌悪いんだな」と機嫌の悪さで私もこの上司に対する態度を考えていました。
ただ、この人も私と同じく寿退社という辞める日まで偶然に重なって笑いしか出て来なかったです。
この人が辞める時に1通の手紙を貰いました。とは言ってもこの人も直接は渡し辛かったんでしょうか・・・
部屋の前に置いてありました。その文面は私が妊娠した時に「おめでとう」も言ってあげられなかったこと、更には私が入社してからの冷たい態度で仕事がやりづらくて上司としては最低な上司だった事に関して謝罪が書かれていました。
私としては今更・・・という気持ちだったのですがもうこの上司と二度と仕事をしなくて済むんだと思っただけで今までの事がどうでもよく思えました。
その手紙には読みたくなかったら捨てていいよとも書いてあったのですが、なぜだか分かりませんが6年経った今でも捨てきれない自分がいます。
たまにですが、その上司はどうしているのだろうと思う事もありますがどこかで会ったとしても声はかけられないと思います。
また、その当時にもし「パワハラ」という言葉が浸透していれば状況も大きく変わったと思いますしもっと違った形であの上司ともうまく付き合えたのかなとも思います。