今回は、30代フリーターさんが、「他の人の4倍以上仕事をさせられたり」、「怒鳴られたり」、「背後から頭を叩かれたり」したパワハラ体験談をご紹介してみます。パワハラ解決方法としては転職したそうです。パワハラを許さないこととパワハラするような会社に執着しないことが重要とのことです。
著者のプロフィール
年齢30代でパワハラを受けた当時も30代です。大阪府でフリーターをしています。
パワハラ体験としては、レベルの低い会社の、品の無い社人に、人権侵害、暴行等に当たる事をされました。
パワハラ解決方法は転職です。
私はある程度体力には自信を持っていた。しかし、その体力は、仕事内容で、普段使っていない部分を無理して使うと、それなりに堪える。
そんなこんなで体を壊してヘルニアとなり、定職を辞め、派遣会社の仕事を受ける生活となった。
当時の派遣の仕事
当時の派遣というものは、本当に日銭稼ぎの生活で、数日前に電話やメールで仕事を受け、当日直接現地の仕事をしに行く、という本当に行き当たりばったりの、いつ仕事が途切れてもおかしくない様な、行き当たりばったりの生活をしていました。
まともな交通費も保険も無いのに、日銭の為だけに、フルで派遣の仕事を受けていた。
派遣先には、その日その会社により、何人派遣されるのかはバラバラで、1人だけの時もあれば、50人以上の時も有りました。
当然、その派遣の中にも時折派閥が出来ており、その派閥次第で、受ける仕事内容が少し優遇される事も見受けられました。
これは、どの派閥にどの担当者が付いているのかで変わり、又、どの担当者だと工場の仕事が多い、とか、イベントや移転の単発仕事が多い等に分かれているからです。
4倍以上の仕事をこなす
仕事を多く貰う為には、基本的にどの派閥にも属しつつ、あえて離れるタイプの中途半端ではあるが、世渡り上手な人程いろんな種類の仕事にありつけます。
でも、そんな中、私がリーダーとして行っていた会社が、私に対する仕事量を極端に増やして来た為、少々イザコザに成り、仕事を変えてもらう破目になりました。
これは当然、派遣先の私に対する問題で、普段から他の人の、4倍以上仕事量をこなしている私からすれば、あちら側に否が有るので、私はその仕事を次の日から受けるのを辞めました。
肉体労働の仕事をしている中で、人としてNOと言わなければ、私自身が、過労で潰されかねないからです。
引っ越しの仕事を受ける
派遣元に仕事を変えて頂く代わりに、別の人気の無い、引っ越しの仕事を受ける事にしました。
当日の朝、現地の会社に行きました。その日は、私1人でした。
会社に着くと、何やら読まされ、書かされ、着替えさせられました。その時、その会社で、「まぁ、何かあったら金で何とかするよ、こっちで対処するから」と聴こえる。
変な会社だと思っていたら、トラックに乗ってからの雰囲気が変わり、現地でその意味を知りました。
重い荷物を運ぶ時に呼び出して、運ばせる。相手が素人であっても、これが彼らのやり方だったのです。
超大手会社ですよ、考えただけでゾッとする。
ド素人に大切な、重いが高価な物を運ばせているのです。
安心も安全も無い。宣伝が嘘だと理解できました。
私なら、こんな信用できない所は、使わないですね。
当然私は荷物を運びましたが、途中2回程、掛け声を出しました。それは質問に対する答えの掛け声なのに、気に入らなかったらしく、設置後いきなり背後から頭を叩かれ、「あんな声出すなや」と、言われ、その場は我慢して仕事をしました。
そして、又運び作業をして、重い荷物で呼びに来る。
運んでいる最中に物に当たりそうだったので、「ストップ」と言いました。
設置直後、客(世主)が離れた瞬間今度は、私の髪を掴んで「さっき言うたばっかりやろ」と偉そうに言って来ました。
偉いさんらしき社員が、「もう少し手伝って貰ったら」と言っていた。しかし、契約上時間で帰れるので、引っ越しの現地だったが帰ることにしました。
被害を訴える
帰りに派遣元に対し電話を入れ、被害と帰りの交通費の請求代を要求しました。
すると、何故か電話で笑いながら対応する社員。
その時、今朝の派遣先での電話の内容を思い出し、直ぐに理解できました。
そういう会社だったのです、この2つの会社は。
気に入らなかったので、この会社を辞めました。
労働基準監督署にも電話しましたが無意味でした。
労働基準監督署は、動かない、てか、動く気ないですね、しぶしぶ動いている気がする。
私以外にも、バイトまたは社員で、こんな仕打ちを食らう事も有るでしょう。
しかし、法律上それを訴えても、立証できなければ警察に言っても誰に言っても無意味であり、加害者に対し謝罪1つさせる事すらできません。
私の行った、引っ越し業者でも、立証できないので、私の鳴き寝入りです。
もし、あの場でやり返していたなら、たかが、派遣のバイトで、くだらない人達のために自身が捕まる事になりかねない。
感情的な仕返しを、その場でしてはいけません。
冷静になるのが重要
冷静になり、何かメモが無いのか、その場所に監視カメラは無いのか、といった物や誰かが居ないのかを考えます。
やられた事を、周りの上司に言いましょう。居なければ、周りの人に言い、証言者を作りましょう。
やられた事と時間を全部メモして、解らなければ警察と、専門家を探したり、病院に行き精神的苦痛による事実の診断や、又自身の友達に相談しておきましょう。
もし、私の様にお仕事を転職する事となっても、悪いのは相手です、気にする事無いです。
職安でもしっかり説明しましょう。「これだけ有望な私を、悪質にも無下に扱い、このような仕打ちで辞めざる得なくなりました。」と言い、メモと診断書、相談した人達を言い、正当な退職なのか、正当な雇用保険に対する支払なのかも確認しておきましょう。
これは、次の面接でも、同じなのです。職安では、良くないと言うが、実際はちがうのです。
言わなければ次の職場の人間にすら、本当は、会社的都合により辞めたのだと伝わらないのです。
私は、セクハラや、パワハラに対し、許してはいけないと思います。
ですが、その程度の会社に執着してもいけない、とも思います。