今回は、元会社員さんが、とにかく何でも文句を言ってくるパワハラ先輩から「細かい指示やダメ出しをされたり」、「お昼ご飯の内容や食べ方にまで文句を言われたり」、「四六時中監視されたり」したパワハラ体験談をご紹介してみます。パワハラの解決方法としては、信頼できる上司に相談したところ、パワハラ先輩と違う業務に変えてもらい、パワハラ先輩に異動命令が出され、最終的にパワハラ先輩が退職したそうです。

細かい指示やダメ出しが多いパワハラ先輩

私は現在30代の主婦で北海道に住んでいます。

これは、私が以前働いていた職場でのパワハラ体験です。

相手はその会社の契約社員として働いていて、私は正社員だったのですが入社したてでもあり、その契約社員の人は私の先輩のような立場でした。

年齢は当時の私から見ると40過ぎくらいのおばさんに見えましたが、もしかしたらもっと若かったのかもしれません。

パワハラ先輩はとにかく厳しく、仕事のやり方については特に細かい指示やダメ出しをいつもされていました。

お弁当の中身に文句をつけるパワハラ先輩

始めのうちは、この部署での仕事のやり方をまだわかっていなくて効率の悪い新人の私に指導しているのだと言い聞かせて働いていましたが、どんどん怒られる内容はエスカレートしていくばかりでした。

コピー用紙の使い方や方向、使うタイミングから、メモの書き方の順番、電話の順番などを細かくチェックしてくるようになったのです。

そして、ついには休み時間、お昼ご飯の内容や食べ方にまでケチをつけだしたのです。

仕事内容自体は間違っていないときでも、パワハラ先輩とやり方が一つでも違えば文句文句でした。

とにかく1から10までパワハラ先輩と全く同じやり方をしないと怒られて嫌味を言われるという状態です。

まるでドラマのお局様を見ているようで、現実世界にこんな人が本当にいたんだなぁと感じました。

そしてよくもまぁ、こんなに私の動きを見張っていられるなと言った感じです。

パワハラはほぼ毎日続き、仕事で一つでも間違いがあればネチネチ文句を言われ、昼休みは私のお弁当の中身を見て野菜がどうのバランスがどうのとまた文句を言われ、正直いつも気が休まらずにだんだんと会社を辞めたいと思うようになりました。

朝、会社に行く前はとても気が重く体調不良の日も多くなり、精神的にもかなり限界だと感じるようになっていました。

実際、仕事を休む日も以前より増えてしまいました。

以前の部署の上司に相談

しかし、私ももともとはかなりの負けず嫌いで、ここでそのまま会社を辞めたらパワハラ先輩に負けたような気がして悔しいと思いました。

そこでまず、ここに来る前に働いていた部署の上司に連絡をして、一度相談をしてみることにしました。

上司は私の話を真面目に聞いてくれて、パワハラの状況を詳しく聞いてくれました。

上司がまず私に言った言葉は、まずとにかくパワハラ先輩よりも仕事を覚えてみなさいと言うことでした。

仕事面ではとにかく文句を言われないやり方をまず身につけろとのことです。

また、今の部署の他の人たちに、相談した上司から今の私の状況を見て欲しいということを伝えてくれました。

相談をしてから2週間程経つと、突然私の担当する仕事内容が変わりました。

パワハラ先輩と同じ内容ではなくなったのです。

仕事内容が変わったお蔭で、仕事についての小言を言われることがなくなりました。

パワハラ先輩が会社を辞める

そして、さらに2ヶ月くらい経った日、突然パワハラ先輩の異動命令が出されました。

本来、契約社員の人は人事異動がめったにない会社だったので、パワハラ先輩はその人事異動は受け入れられないと言ってそのまま会社を辞めたのです。

おそらく自分に異動はないと思っていたのでしょう。

私は後に、相談した上司にこのようなことがあったと伝えたところ、その上司が人事部の同期上司に話をしてくれたみたいでした。

そして、以前からパワハラ先輩の態度がきついことや新人にやたら厳しいことは聞いていたけれど、実際その現場から声がないから対応をしていなかったこと、今回私が相談したことで今回の部署の上司が少し目を光らせてくれていたこと、そして私にあまりにも理不尽な文句を言っている事を目撃し、仕事内容を変えて離すなどの対応をしてくれていたことがわかりました。

私はこんな感じで上司に相談したことによって理不尽な説教や文句から解放されました。

その後は結婚して退社するまでこんな理不尽な人には出会っていません。

もし、私のように信頼できる上司がいるならば、部署が違っても一度相談してみるのも問題解決の一つだと思います。