今回は、20代会社員さんが、「上司から過剰な叱責を受けたり」、「全員の前で屈辱を味合わされたり」、「同僚からも嘲笑されたり」したパワハラ体験談をご紹介してみます。パワハラは、鍛え上げた筋肉をアピールして睨み返すと次第になくなっていったそうです。解決策として、筋トレは時間がかかりすぎるので、早期解決したい場合は転職した方が良いとのことです。

過剰な叱責を受ける毎日

関東在住の20代会社員です。

私はマイペースな性格なので、なにかと目をつけられやすいようで、特にパワハラをするような日頃から人のアラ探しをしているような連中にしてみれば、いいターゲットになるようです。

僕が受けたパワハラは、仕事をミスした際の過剰な叱責です。過ぎたことをグダグダと長時間叱責を受けました。それも、フロアの全員がいる前でです。

いつものパターンは、仕事のやり方が悪い、正しいやり方を覚えていないという旨の説教から始まり、そもそも社会人としてどうのこうのと関係ない話にシフトする流れです。

挙げ句の果てに、全員の前で社会人としても人としても半人前以下と言われ、これでもかというくらいの屈辱を味合わされました。

同僚からもバカにされる

おかげで、部署内からの僕の評価は、完全に「仕事ができないやつ」になってしまいました。

上司だけならまだしも、同僚たちからも同じような扱いを受けるようになるには時間はかかりませんでした。

おかげで、仕事をまともにこなせるようになるまでは、何をするにも失敗の恐怖がつきまとい、ビクビクしながら作業をするので、精神的に余裕がなくなり、また同じようなミスを繰り返してしまい、また怒られるという悪循環に陥ってしまいました。

今思えば、診断は受けていませんが、うつ病になっていたのかもしれません。

失敗すれば上司には怒られ、同僚には笑われてしまいます。

仕事に集中するためご飯抜き生活をした結果

そうならないためには仕事に集中しなければならないと思い、ご飯を食べると眠くなるので朝晩の食事をしないようになってしまいました。

そんな生活が数ヶ月続き、もともと痩せていたにもかかわらず、体重が激減してしまい、ガリガリになってしまいました。そのときの体脂肪率はわずか5%でした。

このままでは死んでしまう。漠然とそう思いました。

普通であればここで会社を辞めるのでしょうが、僕の場合は、「ここまで追い詰めやがって」という怒りの感情が湧き上がってきました。

筋トレを始める

絶対に見返してやらないと気がすまないと思い、とりあえず筋トレを始めることにしました。

最初のうちはもとの体重までもどれば良かったのですが、筋肉が増えることが楽しくなってしまい、どんどん体重は増えていきました。

楽しいという気持ちもありましたが、強い復讐心もあったので、食事は一日5食(うち2食は軽い間食)で、晩御飯は吐く寸前まで食べるという狂気の生活を1年ほど続けた結果、20キロ近く増量に成功しました。

脂肪も増えましたが、筋肉量も相当増えたので、かなり体格が良くなりました。

筋トレの恩恵は体格が良くなっただけでなく、集中力が鍛えられるので、仕事にも集中できるようになりました。

パワハラには筋肉での威嚇が効果的?

この頃には仕事も問題なくこなせるようになり、怒られることも少なくなっていました。

ですが、やはりミスをすると、相変わらず大勢の前でさらし者になるような怒り方をされました。

ですが、以前と変わったのは、体格が良くなったことで肉体的な自身がつき、メタボの上司や、貧弱な同僚たちにどう思われても動じなくなっていました。

それどころか、相手が言葉の暴力で威嚇してくるのなら、こちらも対抗してやろうと思えるようになり、拳を握りしめて睨み返すだけで、しだいに以前のような強い言い方をされることがなくなりました。

おそらく、僕は物静かで大人しい性格なので、舐められていたのだと思います。反論もしない、無抵抗な人間には何を言ってもいいと他の連中も考えていたのでしょう。

仕返しという程ではありませんが、鍛え上げた肉体で威嚇するというのはかなり効果的なようです。

体を鍛えて対抗したいのであれば、力では絶対に勝てないと思わせるくらい鍛え上げましょう。中途半端ではいけません。

解決策としては、筋トレは時間がかかりすぎると思いますが、健康になるのは確実です。

もっとも、そんな環境にいつづけては精神疾患にかかってしまうので、さっさと辞めて転職するのが一番です。