今回は、元契約社員さんが、パワハラ上司から、「プライベートを話のネタにされたり」、「芸人のように面白い話を強要されたり」、「人をバカにしたあだ名を付けられたり」したパワハラ体験談をご紹介してみます。精神的に病んでいたので、退職3日前に辞意を伝えてパワハラ上司に復讐したそうです。現在は、会社を辞めて良かったと思っているそうです。
他人のプライベートを話のネタにする上司
今回体験したパワハラは、私が20代前半でプロ野球の運営に携わる珍しい職業であるグランウドキーパーを契約社員でやっていた頃の実際にあった話です。
中部地方の某プロ野球チーム本拠地と2軍本拠地の施設管理、主にグラウンドの整備を任されている会社で働いていたのですがそこの上司がとても変わった人だったのです。
その上司は、自分のプライベートの話はしないくせに私たち契約社員のプライベートを詮索したがりで休みの日は何をどこで誰としてた等こと細かく聞いてきて聞いた話を本人が居ないところで、面白おかしくし笑いを取るという人としてそれはないでしょというひどい上司でした。
グラウンド整備という仕事上待機している時間が多く待機している間はチームで待機所にて待機するのですが上司がいない不在時は会話をしていて上司が戻ってくるとうるさくしてはいけないと思い静かに待機していたのですが、それについて文句を言われたことがあり「なんで俺が戻ってくると、静かになるんだ喋ってればええやないか!!」と半ギレで私たちに変な理由で怒ってくるということが多々ありました。
上司の横暴で仕事を辞めたくなる
その他にも、その人に対して話している話題でもないのに話題に割り込んできて、「オチはないんかしょうもな」などと突っ込みをいれてきたり芸人じゃないんだからそこまで求めるかと心の中で思いながら上司なので強く言い返せず感情を押し殺していました。
それだけならいいのですが、人にニックネームをつけるのが大好きな人で顔が似ているからウルトラマンの怪獣ジャミラやバーにいるママに似ているからママさん、チンパンジーに似ているからという理由でパン君等、人が言われて嫌であろうことやコンプレックスだと思っていることをニックネームにして呼ぶという距離感を無理やり縮めようとする昔ながらの古いやり方をしてくるという考え方が古い人だなーと思いながら接してきました。
また、えこひいきが激しく気にいった契約社員には甘く、シフトを組む時に優先的に希望通りの日に休み、入りたい日にシフトを組むということを露骨にする人でとても嫌な思いをしました。こんな仕打ちをされて、仕事をしていてもいいことすらなく仕事に行くのが嫌になり日に日に仕事を辞めたいという思いは強くなっていきました。
精神的にも、追い込まれてうつ病になる寸前で気持ちに余裕が持てなくなり我慢するのは体に良くないと思い退職しようという結論に至りました。仕事の特性上、シーズン中にやめるということは迷惑がかかるので退職を決めた時シーズンも残り2か月となっていたので最後まで頑張ろうと同じ嫌な思いをした契約社員仲間と業務を頑張りました。
上司への復讐として退職3日前に辞意を伝える
当時、契約社員の数はギリギリで秋のキャンプもあるのでこのままでは休みなく連勤になってしまうという状況だったので今まで嫌な思いをさせられてきたので最後は社員を困らせてやろうという計画になりました。
普通なら、労働基準局に訴えられても仕方ないかもしれないですが、日ごろのうっ憤が貯まりすぎていて退職することを3日前に上司に伝えるということをすると普段の意地の悪い上司の姿はなく今やめられると困るからやめないでくれと焦った様子。
自分に不手際があったのなら改めるから、頼むからやめないでくれとまで言われましたが泣き脅しには屈せず仲間と私の意志は固く退職することができました。普通の会社で、上司がここまでひどい人でなければこんな仕打ちをしようとは思わなかったのですが、ここまでさせたのは全て上司のせいだと今でも思っています。
辞めて良かった
精神的にやむ程追い込まれていたんだなと今考えてみると、やめてよかったと思っていますし、もう絶対に戻りたくないとも思っています。仕事自体はプロ野球を支えるといういい仕事だったので今ではいい経験をしたと思っています。
パワハラを受けた時、相談できる上長がいれば問題なかったのですが、この会社は現場のことをすべてこの上司に任せていて現場で起こったことは現場で解決しろという考えで相談できる人がいなくてこういう形をとることになってしまいパワハラを見過ごすような会社は私はあり得ないことだと今でも思っています。