今回は、元産業廃棄物処理会社の会社員さんが、「暴言を言われたり」、「人格攻撃をされたり」、「反社会的勢力と自分(パワハラ上司)はつるんでいるという脅しともとれる数々の発言をされたり」したパワハラ体験談をご紹介してみます。パワハラ解決方法としては、退職して解決したそうです。会社を辞める時に、パワハラの証拠を集めることで心に余裕を持って退職願を提出できたそうです。

すさまじいパワハラ

現在は製造メーカーで営業職をしている30代前半男性会社員の者です。岐阜県在住です。過去の話になりますが、半年前まで約一年間勤めていた同じく岐阜の産業廃棄物処理会社の30代半ばの上司から受けていたすさまじいパワハラとほぼ違法と言える被害内容、そして、結末を述べます。

まず、パワハラの内容は複数あり具体的には暴言は当たり前、人格攻撃、えこひいき、反社会的勢力と自分はつるんでいるという脅しともとれる数々の発言がありました。幸い暴力だけはありませんでしたが、それ以外は大体あるという環境でした。

また、その上司に限らず会社全体として社長がワンマンで業務遂行の上で必要な計画を全く立てず、とにかく気合と根性という言葉を並べ立て従業員に理不尽なことを強いているだけの会社でした。さらに、時間外労働など当たり前で、サービス残業違法残業がまかり通っており労働基準法等全く無視してやろうという最低な会社でした。

話は戻りまして、そんな環境でしたから最初の一ヶ月で精神を病み、そこから半年ほどは死ぬような思いで通勤していました。半年目を迎えたとき、もう自分は限界だと思い退職を決意しましたが、引き止められました。

退職するためにパワハラの証拠集め

普段からお前のためを思って言ってやっているんだ。「バカ」だの「使えない」だの同僚の前で大声で怒鳴り散らされ、それなら私も限界だから辞めてやろうというのに今度は「それではどこに行っても通用しない」とか「履歴書に傷をつけたくないだろ?」等とこの期に及んでまだ脅迫めいたことを言ってきたのです。

私は怒りに震え、今までされたことを全て証拠としてボイスレコーダーで録音し、言い逃れできない状況に追い込んでから退職してやろうと決意しました。そこから半年間で相変わらずの暴虐振りを証拠として残せるだけ残し、労働基準監督署および、警察に通報するための準備を着々と整えました。

この時に集めることの出来た証拠は大きく分けて土曜日休み無し毎日12時間労働で残業代は無しという会社の違法性に関する情報をスマホのメモ機能で詳細に記録、職場内での私もしくは同僚に対する暴言の音声記録、そして上司やその仲間内の違法なことをしているという発言、つまり自分たちがプライベートで反社会的勢力と結びついており、また違法なことをしているという肉声の証拠音声でした。

退職願を提出

そして、いよいよ退職願をしたためその上司にまずは話からと退職願のお話をしました。何を言い出すのかと思えば案の定また引き止めの言葉でした。「このタイミングで辞めるなんてお前は恩知らずな奴だ」「どこに行っても同じだ」相も変わらず言うことは同じで私は既に怒りを通り越して呆れと哀れみの感情しかありませんでした。

そんな感情が顔に出てしまったのか、やたらと落ち着いている私の雰囲気を悟ったのか知りませんが、そのパワハラ上司はなんともいえない少し動じているような顔つきをしていました。ここまで来ればもうその上司に何を言っても無駄でしたので、さらにその上の人間に話すことにしました。

その日の勤務を終えた後に本社へ行き次長に退職願を申し出ると、とりあえず一度話をしようということで退職願書をまずは受け取ってもらいました。次の日は日曜日で休みだったので、月曜に営業所ではなく本社に直行してくれとのことで月曜日の朝本社へ。そして社長が来るのを待ち社長室で3人で話をすることになりました。

本当に辞めるのかと、次に行くあてはあるのかの2点を聞かれたので、本当に辞めるという意志と内定は出ていないが、一応目星をつけているところはあることを伝えると少しの沈黙の後、では会社としても色々と準備があるのでとりあえずあと3日は来て欲しい、その間に退職の準備をしましょう、とのことで無事に退職が決まりました。

もう関わりたくない

お気づきのように結局決定的な証拠を出すタイミングは無かったのですが、こうもあっさりといったのは恐らくこちらが何がしかの武器を持っているというのをやはり感覚的に会社も悟ったのではないかと今からは思います。

結局、その証拠は削除せず、まだ私のスマホの中に全て保存されているのですが、もし、この証拠を警察に提出した場合、どうなるか試してみたい気持ちもありますが、もう関わりたくないという気持ちもありそのままにしてあります。

ここでその会社の名前と上司の名前を出したい気持ちは当然ありますが、それは名誉毀損になりますのでそれは控えます。岐阜県のとある産業廃棄物処理業者にはお気をつけくださいと僭越ながら忠告したいです。ちなみにハローワークで常に求人を出しており離職率も高いのである程度は絞れてしまうかもしれません。