今回は、元メーカー社員さんが、パワハラ上司から、他の社員がいない場所(車の中)だけで、暴言や人格を否定するような発言を繰り返されたパワハラ体験談をご紹介してみます。パワハラ上司に認められる努力をしたり、更に上の上司に部署異動の相談をしたりしたそうですが、パワハラ対策として効果はなかったそうです。結論としては、パワハラからは逃げる(退職)のが最良策だと感じたそうです。
新卒でとあるメーカーに営業として入社
初めまして、こんにちわ。
現在の年齢は20代、職業はパートをしております。
住まいは関東です。
私のパワハラ体験談を書かせて頂きます。
私は昨年の4月に新卒でとあるメーカーに営業として入社致しました。
約4か月間の研修を経て、私は大阪に配属となり上司の方々と一緒に営業同行をして経験を積んでいきました。
この営業同行が恐怖の始まりでした。(笑)
私の教育係に当たる40前半の上司と主に営業同行をしていたのですが、最初はとても優しくて気さくに話し掛けて頂いたり、間違っている事にはしっかり指導してくださり、その時の僕は「なんて良い上司に恵まれたのだろう」と思っていました。
しかし、そんな平穏は日々はすぐに終焉を迎えるのでした。(笑)
とある日の出来事
ある日、上司の取引先でこちらのミスが原因でトラブルが生じました。
そのため、現地対応に行かなくてはならず上司と私の2人でいつものように同行していたのですが、その車中で明らかに上司がイライラしており、私は「めっちゃ気まずいな~」と思いながら運転していました。
するといきなり「てめえ、フラフラしてんじゃねえよ!」と怒鳴られて、私は一瞬何が起きたか分からず「え、僕ですか?」と聞き直すというアホっぷりを発揮しました。
火に油を注ぐというのはまさにこの事ですね。(笑)
すると上司は「当たり前だろ、この車内にてめえ以外に誰かいんのか?頭沸いてんじゃねえの?てめえの運転がフラフラしていて仕事に全然集中できねえじゃねえか」とまくしたてるように怒鳴られ、私は何も言えず、すみませんと謝りました。
この日を境に上司は車中で、てめえの顔見るとむかつく、ぶっ殺すよ、お前俺の事なめてんだろ、お前のお守りをしている俺の身になってくれ、などなど、挙げればきりがないくらい暴言や人格を否定するような発言を繰り返してきました。
パワハラ上司の上司に相談
そして、たちが悪いことに、暴言を吐いてくるのが車中だけと言う事です。
社内ではこれまたムカつく事に良い上司になっているんですよね。
だから、他の上司は全く気付いてないんです、私がパワハラを受けている事に。
なので、私も「こんなんやってられるか!」と堪忍袋の緒が切れてパワハラ上司の上司に相談しました。
「実はあのくそパワハラ上司さんにこうこうこのような発言を受けているんです。私としては可能であれば部署異動を願い出たいのですが…」
すると、その上司は明らかにめんどくさそうな顔をしながら、「部署異動はできん。どうしても嫌なら辞めてもらう方向で考えてもらいたい」と平気で言い放ったのです。
その時、私の心の中の何かが崩れ落ちてしまい「分かりました、辞めさせて頂きます」と返事をしました。
会社としてもパワハラの事実があった事を伏せたいので退職理由には「一身上の都合」って事にしておいてと言われ、私も会社と戦う体力も気力もなかったので、素直に言う通りにして会社を辞めさせてもらう事となりました。
パワハラ上司に認められる努力も部署異動の相談もパワハラ対策として効果なし
本文には記載していませんが、パワハラ上司の気持ちに寄り添ったり、仕事が出来るようになって認められれば、このパワハラも無くなるんじゃないかと思い色々工夫を凝らしながら努力はしました。
仕方がない事なのかもしれませんが、それでもパワハラ上司には響かず最終的には上司に相談したのですが、そこでもまさかの「お前が大人になれ」的な事を散々言われた挙句「辞めていいよ」だったので辞めてやりましたよ。
当時は本当に毎日が辛くて朝早くから夜遅くまで働いて残業代は出ないし、パワハラは受けるし、給料は低いしで毎日が地獄でしたが、仕事を辞めてからは自分らしくいられる事を最優先してパートで働きながら生計を立てています。
今は正直めっちゃ幸せです。毎日が楽しいです。
パワハラからは逃げるのが最良策
私の場合は解決策になるのか分かりませんが、「退職して会社のしがらみから逃げる」と言う選択をとりました。
働く前までは過労死とかパワハラを受けて自殺とかニュースで見ると「辞めれば良いのに」と思っていましたが、いざ当事者になってみると中々辞められないし気持ちは痛いほどわかりました。
私はたまたま両親や友人など相談できる相手がいて、帰る場所もあったので本当に恵まれていたなと思います。
もし、今後同じような事で悩んでいる方がいれば私のお勧めは、あなたを大切に思っている人のためにひたすら逃げる事かなって思います。