今回は、元パン製造従業員さんが、命令どおり動いたら激怒するパワハラ店長から受けたパワハラ体験談をご紹介してみます。パワハラ解決方法として、「パワハラ上司のストレスがなくなるようにパワハラ上司の話を黙って聞いてあげる。」、「同僚のパワハラ被害者と話をして自分のストレスを解消する。」、「仕事ができるようになってから、パワハラ上司の欠点を一喝(大声で言う)する。」などがあるそうです。
パワハラ店長の機嫌がマニュアル
東北地域でパン屋の製造をしていた40代の女です。
パン屋で製造を始めて1か月ほどたったころ、忘れもしないパワハラ上司が、私の身近にもいた頃を思い出します。
上司である雇われ女性店長が、まさかのパワハラ体質だったのです!その情緒不安定ぶりに驚愕でした。
勤め始めは、猫かぶりというか、お互いがほど良い緊張感をもってパンを作っていたのですが・・・先輩たちから聞いていた件がポツリポツリと見え出したのです。
「ここは店長の機嫌がマニュアルなんだよ」と前もって頂いた情報。たまに良心的な先輩たちを思い出します。
人の評判をけちらし他人を味方につけるパワハラ店長
ある日、店長は私に突然、「これ見て。このパン、どう思う?」と、大きい声なのに、ふざけ顔。
「えっ?」
パンの出来栄えが悪かったのでしょう。
作った本人Kさんが近くにいるのにもかかわらず、作業中の私に振ってくるのです。(先に、本人Kさんに言うべきでは・・・)
店長は、人の評判をけちらし、他人を味方につける、巻き込み型パワハラ上司だったのです。
Kさんの方を見ると、小動物のように小さくなり、私と店長の会話から何が生まれるかをビクビクした様子で、聞いていました。
私自身、まだ勝手がわからない新人だったので、自分の身の丈を気にして、思ったことをズバリ口に出すことを控えていた時期です。
無言が一番。(新人に振る話かよ~)
命令どおり動いたら激怒するパワハラ店長
会社では、1分たりとも残業はしないこと、が暗黙の了解でした。(店長の口から言ってよ~)
私は7時から12時までの製造パートです。分担作業のパン屋なので、勤務時間内にほどんど毎日、同じ量と数のパンを製造すればいいはずです。
しかし、パワハラ店長がそうはさせてくれません。
休憩から戻ってきた店長が、珍しく上機嫌。
何があったかはあ・え・て・聞きませんでしたが、またまた突然、「今日、世界のパンの立派めな雑誌持ってきたから、よろしければ読んでね!」と店長。
人が何をやっていても、お構いなしに声を掛けてくる店長です。(これが店長の特権か~)
私は良い返事をしたあと、せっかくなので早めに仕事を終わらせて、雑誌を読むことを目指しました。時計との戦いです。
それから大急ぎでいつも以上にテキパキとパンを作り、いつもより10分早めに仕事を終わらせ、かいた汗がひかないまま店長おススメのパン雑誌を熟読です。
すると、店長がひょっこり。
憤怒の形相で、「こっちは仕事しているのに何?おかしくない?・・・」
そのあとの言葉は記憶にないくらい、またどこで息継ぎをしているのか、長い長い説教の始まりでした。(私はおかしくない・・・)
今回もターゲットは私のようです。
雑誌を読みなさいと誘導されたうえに、むしろ怒るパワハラ上司。(はい、はい、逐一お伺いいたします)
パワハラ解決方法の模索
私は担当する仕事に取り組んでいるだけなのに、何故か現場で騒ぎたい上司。
せっかく気分よく出勤するのに、とても調子が崩されます。
職場を辞めるその日まで、解決法を探すようにしました。
一つ目:パワハラ店長の聞き役に徹する
何が彼女のストレスになっているのやら、喋りきらせます。
同居のストレス、体調がすぐれないストレス、妊活しているストレスなどのようです。
そして、アドバイスは控える。
このタイプは人からは言われたくないため、徹底して聞き役です。(私ってカウンセラ~)
二つ目:被害者同盟と分かち合う
店長からの理不尽なパワハラを受けた人は、あちこちにいます。
一日誰か一人をターゲットにしたいパワハラ上司なので、先輩たちは経験済みです。
三つ目:上司に復讐
その時が来ました。
仕事を一人前に出来るようになったタイミングで、復讐します。
弱者に記憶あり。例え話は頭に、心に刻まれています。
誰よりも大きな声で、「店長!話があります!」
思わず一歩下がった店長。
ひるんだ表情をしましたが、情状酌量の余地なし!
「店長の話を聞いていると、仕事の方向性が分かりません」と、一発です。
これらの解決法で、以前よりは静かになりました。
毎日が本番です。