今回は、製造業勤務さんのパワハラ体験談をご紹介してみます。雑用をさせられボーナスが出ないので退職し、引きこもり状態から良い会社に転職したそうです。
以前の会社はパワハラだらけ
私は30代の男性です。
職業は東京近郊にある製造業です。
働いていた会社は昔ながらの製造業で、匠の技が光っている会社です。
私の住んでいた地域も埼玉県ということもあり、電車通勤で直ぐの場所にあった会社でした。
働いていた私は男性ですので、職人の方には随分と勉強になることを体で教わりました。
そのためか、今の会社では言葉での厳しい口調には慣れてしまっているので、時々気がつかない事が多々あります。
なので、余計なストレスを感じることなく働いて今は楽な環境です。
ですが、前の会社では、社長が引退してから会社の働き方が変わってしまったのかパワハラが続々と出てきて、働く環境とは言えない状態でした。
不満だらけのパワハラ会社
それが、製品が出来るまで帰らない仕事場の環境。
また、残業はもちろん長くなった事。
そうして、休憩時間が取れない事。
また、上司の立場を利用しての休日出勤。
など有り余る不満がある会社になってしまったのです。
ダラダラ働く会社に生まれ変わる
その事で社風も変わってしまいました。
今まで職人のようにガツガツと働いていた匠の皆さんが自分を守る様になったのです。
そのことで働く時間が余りにも長くなってしまいました。
それが始まったのは、会社の中で一番の匠の技を見せてくれる年配の方が首になってからでした。
この首になった原因は、上司である社長の好き嫌いがあったせいです。
社長になったとたんに上司であった息子さんが、急に首にしてしまいました。
これによって現場で仕切る人がいなくなりダラダラと働く会社になってしまったのです。
それも仕事をわざと長引かせる働き方になってしまいました。
ですが、この働き方は年長者にとっては良い事なのでしょう。
無言で8時間以上働くのがキツイ
働いた分の残業手当がでるので、皆さんは少しでも給料が欲しい為にずっと会社で意味のない残業をしていたのです。
何時までも仕事場から離れない働き方です。
そのため、一人がこの行動にでると周りの方は負けじと残って働くのです。
なので、仕事が終わるまでの空気感は嫌なムードでした。
それは、昔の製造業ともあり無言だったからです。
会社での8時間以上の無言の空気はキツイの一言です。
仲の良い先輩と憂さ晴らしのために食事
なので、週末は仲の良い先輩と憂さ晴らしのために食事に出かけていました。
ですが、この食事の時は会社の皆には内緒の食事だったのです。
それは、皆さんが嫉妬の念で見るからに他ありません。
なので、内緒で週末は先輩と食事していました。
ですが、バレてしまうものです。
誰かが私達の食事姿を見ていたのでしょう。
その事が周りに知れて辛く厳しいパワハラが始まったのです。
ボーナスが出ないので退職
それが、製造業でありがちな雑用を永遠とする事でした。
そうして、昔の職人さんですから時には気に入らないと怒鳴りつけて、物を投げてくるといった行動もあったのです。
しかし、そんな時でも先輩とは歯を食いしばって我慢をしていたのですが、ある時に職人さんと社長で妙なことを話しているのが耳に入ったのです。
それが、ボーナスの事でした。
その話では、ずっと雑用ばかりしている私たちにボーナスを出す必要はないとの話でした。
この意味がどうしても気にさわった私でしたので、その時に社長と職人さんに抗議をしました。
ですが、社長の方が全く相手にしなく利く耳を持たなかったので、話は直ぐに決定と言う形になってしまったのです。
しかし、先輩はこの事で直ぐに退職をしました。
それは、基本給も少ない会社なのにボーナスも出さないといった理由と社風が激変した事にありました。
なので、先を追う様にして私も会社を退職したのです。
引きこもり状態から良い会社に転職
その事でスッキリはしましたが、脳裏にいつまでも残っている嫌な記憶は何時までも消えませんでした。
今では、仕事が出来るまで回復をしていますが、一年前までは精神的に参っていたのか、何時までも会社に勤める意欲が湧かずにいたのです。
そのためか、精神面では変化もありました。
それが、外に出れなくなるといった引きこもり状態です。
この引きこもり状態が長く続くと外の空気を吸う事も怖くなる程でした。
ですが、外に慣れる様に少しずつ出始めたのです。
そうして、今の会社に出会い働き始めることが出来て、今では光栄に感じています。
怒られはしますが、ねちっこさが無いのでストレスがたまりません。
それは、会社の誰一人として嫌味をいう人がいないからだと感じています。
また、腕が良いと主張する人もいません。
しかも、残業もなしで働いた分の給料も貰えます。
なので、前に働いていた所よりもはるかに良い環境なのです。
そうした時に思うのが、なんで早くこの会社に出会っていなかったんだという後悔です。
しかし、過ぎた事は忘れる様に努力して今では仕事に精を出しています。