今回は、IT系事務員さんが遭遇したパワハラ体験2社分をご紹介してみます。パワハラ対策として、「力のある上司に気に入られパワハラを相談する。」、「休職して逃げる」などがあるそうです。今回の体験談から、上司の仕事が溜まっているのを無視していると後で、溜まった仕事を部下がやらなければならなくなる場合もあるようなので、仕事を溜めないようにするのもパワハラ対策かもしれません。
パワハラのターゲットになったら大変
こんにちは。わたしは20代のIT系事務職員女性です。住まいは中部地方です。
近年はどんな会社にもパワハラはつきものですが、ターゲットにされた方はたまったもんじゃないですよね。
今回はわたしの受けたパワハラ体験談と、その解決方法をご紹介します。
二社分あるのですが、まず一社目です。
仕事を押し付けてきて手柄を横取りするパワハラ無責任上司
この会社へは短期の契約社員として、事務補助的な仕事をするという契約で入社しました。わたしは直属の上司の補佐的な役割を任されていましたが、この上司が大変なパワハラ上司でした!
一言で言うと仕事をしない無責任上司でした… 初めは人当たりも良く優しい印象を受けましたが、よく観察していると、その日するべき仕事をせずネットサーフィンをしていたり、今しなくても良いどうでも良い業務を長時間かけてやったりしていて、どんどんするべき仕事が溜まっていく状況でした。
周りの職員からは「よくあの人と一緒に仕事できるね、わたしは絶対無理」などと同情されることも多くありました。
しかし、わたしは普段温厚な上司だっただけに、特に何も感じませんでした。それに、溜めた仕事はその人がやるだけ、わたしはあくまで事務補助員であるとのんびり構えていました。
すると、年度末になり急に上司が焦り出しました。するべき仕事は終わっておらず、その上、何故か仕事を休みがちに…!理由は、「なんか元気が出ない」、「ちょっと咳が出る」などの適当なもの。
日に日に溜まっていく仕事を無視することもできず、やむなく手伝っていました。
すると、それを良いことに当たり前のように仕事を押し付けてくるようになりました。
決済文書などの重要書類も何故かわたしが作成し、稟議にかけたりと、もうどちらが主任なのかわからない有様。
残業代は出ないのに平気で残業させられました。
その上、仕事の頼み方が「暇でしょ?これやっといて」などという感じで、もうキレる寸前でした。
パワハラ対策は力のある上司に気に入られパワハラ相談するのが重要
そんな職場でのパワハラ対策は、他の上司への相談でした。
幸いわたしの隣の席の上司は重要なポストの方で、わたしの様子を見て心配してくださることが多くありました。
その上司は皆の信頼も厚いムードメーカー的存在だったので、皆にパワハラ上司の実態を広めてくれ、最終的には何も言っていないのに部長が面談の場を設けてくれ、パワハラ上司は皆の前で叱責される事態に。
この体験から「力のある上司に気に入られ、パワハラ相談をする」ことが一番効果的だという教訓を得ました。
精神的に追い込んでくるパワハラ上司
次のパワハラ上司は、私がIT会社に勤めていた頃の上司です。
女性だったのですが、とにかく精神的にダメージをくらわせてくる憎いやつでした。
わたしの場所には、わたしともう1人ターゲットにされている女上司がおり、その女性は皆の前で泣かされることが日常茶飯事でした。
コールセンター業務をやっていたのですが、わたしの電話対応に不満があると、電話中に睨みをきかせてきたり、デスクをトントンしてきたり、通話中にため息を漏らしたり、「ないわー」などと呟いたりと、精神的に攻撃してきます!
また、理不尽なことで怒られます。他の人の場合は許すことも、ターゲットとなっている対象がやったことなら何でも怒ります。しかも、説教は何度謝っても「本当にわかってる?」などとしつこく続けられます。
わたしでない方のターゲットの方はあきらかに精神を病んでおり、話しながら急に泣き出したり、常に何かに怯えるような表情だったりと、とても大変な状況でした。
わたしもいつかああなるのかと思うと気が気でなかったです。
休職して逃げることもパワハラ対策
身も心もボロボロになっていたわたしがとった対策方法は「休職」です。
幸いわたしの会社は福利厚生が手厚く、休職中もしっかり給料が出ていました。
休職し、病院に行き、しっかり休みました。そして、総務部長が気を使って近くの別地域への転勤を提案してくださり、そちらへ異動しました。
上司は変えられないので自分が動く、この対処方法はとても有効で、現在は素敵な上司に囲まれ平穏に過ごしています。辛くなったら逃げる、これはパワハラ上司に参ったときは非常に有効です。