今回は、ブランドショップ店員さんが、癇癪持ち(ヒステリー持ち)のパワハラ女店長から受けたパワハラ体験談をご紹介してみます。パワハラ解決法としては、怯まずに誰かに相談するのが有効な対策だとのことです。具体的には、パワハラをしている上司と話し合う、エリアマネージャー、派遣会社の担当さん、など、相談できそうな人には、とにかく相談するのが良いとのことです。
オシャレなパワハラ店長
27歳で東京へ上京し、元々接客業で働きたかった為アパレルの派遣会社に登録しました。
配属された場所は雑誌にも載る様なブランドショップで、私はそこで働き始めたのです。
最初の1年は派遣の私ともう1人、社員3人の5人で楽しく働く事が出来ましたが社員の異動時期になり店長が変わってからはまさに地獄を経験しました。
新しい店長は150センチに満たない小柄な人で誰よりもお洒落で目付きがきつい女性でした。
初めて会った時には挨拶をするや否や『何?その靴ダサいわね』と一言。
唖然とし、そこから毎日の様に何かしら言われる様になっていきました。
暴言を吐くパワハラ店長
店長は以前とても高額なブランド品を扱う店舗にいた事があり、知識も経験もあったので私自身もそんな店長の元で働けるのが楽しみではありましたが、あの小さな体の奥に潜む悪魔の様な姿がどんどんと恐ろしくなっていったのです。
トルソーへの着せ替えに時間がかかると『こんな忙しい時に余計な時間取るなんて信じられない、クズ』と言われたり、顧客リストを書いているだけで『読みにくい』と何回も書き直したりと小さな事でもチリが積もる位に言われ続けその内に私の精神は徐々に崩壊へと進んでいきました。
これは何かのミッションなのでは?目を見開き怒る店長はまるで鬼の様で、私は店長がいるシフトを見る度に憂鬱になっていったのでした。
他のスタッフ達にもかなりきつい態度を取る店長でしたが、私には特に辛く当たるようになりどうして私ばかりと苦悩しては泣く事も増えたのでした。
それでも他のスタッフ達に支えられ、小言を毎日言われる様になってから少しでも気分が滅入らない様に意識を変えたりしていましたがそれはある日の出来事で一変したのです。
パワハラ店長が発狂
毎年2回は行われる棚卸し、小さな店なので数が合わないとなると問題視される事もあり、その日も朝早くから皆で商品の数を数えながら営業をしていました。
ようやく営業が終わり、残り2時間あまりで全ての作業を終わらせる予定でしたが、私が任された棚の数が中々合わず時間が押してしまったのです。
店長は最初いつもの小言だったのですが、時間が過ぎる度に眉間にシワが寄っていきまさに般若の様な顔になっていくのが分かりました。
そして、ついに私や他スタッフの前で発狂!!
『うわぁぁぁぁ!!』と叫びだし驚きでその場にいた全員に緊張が走りました。
『何なの!何なの!何なの!貴方が盗ったのね!言いなさい!』そう何度も言いながら顔はひきつり私を睨む顔は未だに忘れられません。
何かが乗り移ったかの様にずっと同じ事をブツブツと言っていた店長と今にでも刺されそうなスタッフ達でもう一度棚をチェックし結局は盗難の処理で終わりましたが店長の怒りは止む事がなかったのでした。
これ以上一緒に居ては病んでしまい、仕事も集中出来なくなると思い辞めようとまで考えてもみました。
しかし、小さなお店とはいえ、忙しい時期に辞める事は私によくしてくれたスタッフ達や毎週のように心配で見に来てくれる派遣会社の担当さんに申し訳がなく中々踏み出せずにいたのです。
パワハラ店長と話し合い
それでも日々きつくなっていく店長には我慢がならなくなり、とうとう私から店長に話を切り出してみました。
『私がそこまで何かしたでしょうか?』
やっと言えた言葉に店長は『あなたが嫌いなだけ』と返してきたのでした。
嫌いなだけ?そんな事だけでこんなにきつくされて私は心を痛めているの、、
思わぬ言葉に怒りと悲しみが涌き出てこの時初めて私は店長を睨み付けました。
その後は、理不尽な事があっていいのかとエリアマネージャーと派遣会社の担当さんに相談をする事にしました。
最初はすぐに解決してくれる様に動いてはくれませんでしたが、スタッフから当時の状況などを聞いたのかようやく異動時期に店長が他店に移されるかもしれないと聞きました。
パワハラ店長が辞める
ようやくこれで悪夢な毎日から逃れられると安堵した数日後、店長が辞める事を聞きました。
私が問題を相談する少し前から話が出ていた様です。
本当かは分かりませんが、それから半月もしない内に店長は辞めていきました。
そして私は、嵐の様な毎日が嘘の様に平穏な日々を取り戻したのでした。
今まで色々な仕事に携わってきましたが、もう2度と会いたくはない人です。
きっと同じ様に、ただ嫌いだからと理不尽にパワハラを受ける人は沢山いると思います。
その時は恐れず、誰かに相談し相手に怯まず自分の気持ちを伝えるのが一番の解決策だと思いました。