今回は、パートさんが、パワハラ女上司から言いがかりをつけられたパワハラ体験談をご紹介してみます。パワハラ対策として、1.同僚に相談、2.上司を立てて上司にとって楽しい雰囲気を演出、3.上司が告発されそうな雰囲気作り、などがあるそうです。
そりが合わないパワハラ女上司
私は関西在住の40代の女性でサービス業でパートとして働いています。
仕事内容にはやりがいもあり、工夫次第でお客様に喜ばれることもあり、それなりに充実した毎日だと思います。
しかし、私は今の職場である時期に上司からパワハラを受けており、その体験はとても大変なものでした。
私の職場はサービス業ということもあり、女性の従業員の比率が高く、女性でも活躍できる職場だと思います。
そのため、女性でも役職についている人が少なくなく、上司が女性であることはめずらしくありません。
私の今までの女性上司はとても尊敬できる人が多く、「あんなふうになりたいなあ」と思える人ばかりでした。
ところが、ある一人の女性上司とだけは最初からそりがあわず、「パワハラでは?」と思うような行為を受けていたのです。
パワハラ女上司から言いがかりをつけられる
その上司から受けた言動は、私からすると「言いがかりでは?」と思うようなことばかりでどう対応すればよいのかとまどいました。
たとえば、その上司を含めたチームで、あるプロジェクトを進めることになり、私は自分の担当の仕事に夢中になってとりくみました。
その仕事は私の経験を生かせる仕事であり、当時の私はその仕事におもしろさを感じていたのです。
チームのみんなが貢献したことにより、そのプロジェクトは無事に成功をおさめることができました。
このような場合、今までの上司であれば、チームのみんなをねぎらい、楽しい雰囲気になるのがふつうでした。
ところが、その上司は何を思ったのか、私に対して「仕事の手柄を一人占めしようとしている」と言いがかりをつけてきたのです。
私としてはそんなつもりはまったくない上、その上司以外にそのようなことを言ってくるメンバーは誰もいません。
完全な言いがかりとしか思えないのですが、私としては小さくなっているしかありませんでした。
パワハラで「もうダメだ」と思う
その後も上司からの予想外の言いがかりは続き、私は神経をすりへらすばかりでした。
「仕事にミスがあったので、以降はこの点を気をつけてほしい」と注意されるのならわかります。
しかし、その上司の場合、「新しいスーツで目立とうとしている」とか「あの人はみんなに嫌われている」とか、想定外のことで言いがかりをつけてくるのです。
その上司からのパワハラで最初は「もうダメだ」と思っていた私ですが、あるときからちょっとだけ強くなれたと思います。
同僚に相談
他の部署にいる同僚にその上司のことを愚痴ったところ、「その上司はおかしい」と励まされ、私に至らないところがあるにせよ、全面的に悪いわけではないと思えたのです。
内心ではその上司が嫌いでしたが、とにかく下手に出て、その上司より目立つことがないよう控えめにふるまうようにしました。
その上司が冗談を言ったら、おもしろくなくてもおおげさに笑い、「敵ではない」ということを示そうと思ったのです。
それから、その上司以外の同僚や他の部署の人たちと前よりいっそう仲良くなるように心がけました。
「上司を立てて楽しい雰囲気を演出」、「告発されそうな雰囲気作り」がパワハラ対策として有効
その上司にも言いがかりをつけている自覚が少しはあるようで、人事や他の部署にモラハラとして告発されるのは困ると思っているようでした。
そのため、私にも仲間がいるし、いざとなったら人事に被害を訴える可能性もある、と思わせるようにしたのです。
それからもその上司からパワハラのような言動は続きましたが、前ほどあからさまには言えなくなったようです。
その上司からパワハラ的な発言をされても、まったく気がつかないふりをし、表面的には上司を立てる言動をくりかえしたからです。
また、部署内の飲み会などでも、その上司を中心に楽しく過ごしている雰囲気を演出し、つけこまれる隙をなくすことを徹底しました。
とにかく、下手に出て上司に気に入られるようにしつつ、いざとなったら訴える先もあるんだぞという雰囲気を出したのがパワハラ解決策になったと思います。