今回は、元会社員さんが、新卒で入った会社で上司と先輩から受けたパワハラ体験談をご紹介してみます。パワハラ解決方法としては、1.労働基準監督署に相談、2.会社を辞めて転職してやり直す、などがあるそうです。

新卒で入った会社でパワハラに遭う

千葉県41歳女性フリーライターです。

私は新卒で入った会社で上司と先輩からトラウマになるような暴言を吐かれたり、仕事を教えてもらえなかったり暴力を振るわれて退職に追い込まれました。

新卒なので仕事はできないのは当たり前なのですが、この職場にとっては最初からできる人が欲しかったようです。(そういう人はそう簡単にいないことを知らないくせに)

私が仕事のことについて教えてほしいとお願いしても「そんなの自分で考えろ!」といってきて、仕事をしたらしたで「バカ!」「こんなことも出来ないのか!」と大声で人前で怒鳴りつけるということも当たり前のようにやってきました。

もちろん私の周りに味方というものはいません。

つらいパワハラ

同僚も「先輩からいじめるように」という事を指示されたようで、私は結局その職場で孤立をする羽目になってしまったのです。

だんだんと暴力も暴言もエスカレートしてきて、個室に呼ばれてはけられたり殴られたりもすることがあり、時にはたばこの煙を顔に吹きかけるという事もされました。(結構臭い)

私が今どきの若者であれば早い段階でSNSで職場を公開してパワハラ受けてますと書き込みをしていたのかもしれませんが、当時は携帯電話自体もない時代で解決方法にもたどり着けないくらい苦しい思いをしました。

そんな時に転機が訪れました。

パワハラが原因で退職を決意

それは駅前でティッシュをもらったときに「職場でいじめや嫌がらせを受けていませんか?」という事が書いてあって配っている労働組合の人たちに話を聞いてもらったところその企業はもう退職をした方がいいという事や我慢しなくてもいいという事をいっていて勇気をもらいました。

早速何時でも退職できるように退職届の出し方やタイミングなどを計って1年で会社を辞めることにしました。

今でもその会社でのパワハラはトラウマとなってフラッシュバックしてくるので、新しい職場でも苦労することがありました。

その後に就職した会社は私が一番若いということもあっていろいろと仕事を教えてもらうことができて、仕事ができるようになればなるほど喜んでもらったことを思い出しました。

パワハラしていた会社は倒産

新卒の時にこの会社に入社していれば体験しなくてもいいパワハラを受けなくてよかったのですが、当時は就職氷河期で内定が出ればそこに就職をするという流れでもあったので、ある意味我慢をしていたのではないかなと思います。

また、今みたいにSNSが無いので情報源はほとんどない状態で就職活動をするという事をしていたので、実際に就職してみてパワハラをする会社だという事がわかって退職をするという人も多かったのです。

会社も当時はパワハラは当たり前だという認識でいたために今でもその体質から抜け出せないという状態なのかもしれません。

そして、当時の会社は今はどうなっているのかというと会社そのものが無くなっていました。(ある意味当然です。)

パワハラに遭ったら会社を辞めて転職してやり直すのが良い

パワハラを解決するには労働基準監督署に相談するのもいいですが、場合によっては私のように会社を辞めて転職してやり直すという選択肢もあることを知ってほしいのです。

暴力を受けてまで会社に居座る必要もないし、ましてや先の長い新卒で入社したての若者であれば早い段階で転職をすることをおすすめします。(将来的にフラッシュバックを起こしてトラウマにならないためにも早めの退職をお勧めします。)

会社も今の時代はパワハラをやっていると信用問題にもかかわり、銀行での取引の停止などにも追い込まれ倒産をするという事にもつながります。

それだけパワハラは当事者だけの問題だけではなく、会社の問題にもなるのです。

もし、会社でパワハラが行われているという事がわかったらすぐに解決をする必要があります。