今回は、会社員(男)さんが、突然上司から辞めろと言われたパワハラ体験談をご紹介してみます。パワハラ対策としては、1.「連合」に相談、2.民間パワハラ窓口へ相談、3.社内パワハラ窓口へ相談、4.転職、などがあるそうです。費用対効果を考えたらあっさり転職するのが一番楽で、連合の専門家は、「戦いなさい。」とか言ってたそうですが、そんなヒマも金もない。とのことです。
突然上司から辞めろと言われる
年齢38歳で職業は会社員(男)です。九州に住んでいます。
ある日、突然上司に呼び出され、上司Aに「適正がないので辞めろ。」と追い込まれました。
意味が解らず、「どういう意味ですか?」と聞くと、(上司Aの目から見て)「全体的に適正がない。退職しろ。」とのこと。
それ以上の具体的な説明はないまま結局、転職せざるを得ない状態になりました。アラフォーなのであせりました。
前職の営業の仕事にやりがいを感じていたものの、会社の都合で営業を縮小することになり、考えた末転職することに。
アラフォー「パワハラ」スピード転職体験談
そんなときA社の面接を受け、内定をいただきました。
上司Aの「人を育てるのが一番大事なこと」という言葉が印象的でした。
入社して3日目、直属の上司より、「入って3日も経つのに法律書をまだ読んでいないの?」と聞かれ「まだ全部読んでいないです。」と答えると、お前は意識が低いと言われました・・・
ちなみに基本の参考書籍だけで1冊300ページくらいの専門書が10冊くらいあります。
(もちろん面接時に未体験の業界だということは説明の上了承してもらっていました。)
1冊読むのにも3日では無理、身に付けるとなるとどのくらいかかるのか分からないということくらい誰でも分かると思いますが、(3日もあったのだから読んでいて当たり前でしょ?)という空気でした。
ちなみにこの空気は転職するまで続きます。
今でも会社側のこういう要求は不当であったと思います。
それから毎日上司Bの執拗な口撃(こうげき)が始まりました。良くあるパターンなのかも知れないですが、「お前のためを思って・・・」と言って、怒鳴るという口撃です。(ただのストレス解消なんじゃないの)
僕は男なので、これに毎回ビビったりはしませんが女性であれば一月も耐えられないだろうと思います。
周りの社員さんにそれとなく確認すると、「あの人のせいで4人辞めている、僕もあの人には1度文句を言ってやろうと思っている。」とのこと。
上司Bにとってはお決まりのやり方!?だったようです。
本人は性格が悪い自覚はなく、勤続年数10年超えなので、教育担当として認知されており(全く向いていないと思いますが)会社側はこの上司Bが教育担当として全く機能していないということは把握していないという状況でした。
とにかく意欲を下げる人が一番身近にいて毎日必ず潰してきます。
東京でサラリーマンをした経験もあるので(会社なんてこんなもんだろ売上さえ上げていれば大丈夫)だと思っていました。
周りの社員さん達もいつも励ましてくれていて「今のままで大丈夫です!頑張って下さい!!」と言ってくれていました。
そのまま試用期間も過ぎ順調に(?)仕事をする毎日でした。
だんだん周りの協力も得られるようになり、仕事の全体が把握できるようになってきた矢先。
上司Aからの呼び出しがあり、「適正がないので辞めろ。辞表を出せ。」と言われました。
その日から、仕事を回してもらえなくなり、周りの人に「仕事ありませんか?」と聞きながら仕事を探し、それから計画を立て、終わればまた仕事を探す日々でした。
何かを自分から諦めていれば耐えられたのかも知れませんが、仕事に情熱を求める僕は「仕事がないのに仕事場にいること」が苦痛で仕方ありませんでした。
都合2ヵ月くらいその環境で我慢して仕事しましたが、あと1ヵ月でうつ病になっていた自信があります!
以上が僕が受けていたパワハラの全貌です。
上司から受けたパワハラへの解決手段
a.「連合」に相談
b.民間パワハラ窓口へ相談
c.社内パワハラ窓口へ相談
d.転職
上司Aからのパワハラを受けるようになってから考えた解決策が以上4つ。
結果として転職しました。
a.「連合」に相談
インターネットで「パワハラ」を検索して、出てきたのが「連合」という組織でした。
団体職員さんがボランティアで相談にのってくれますし、法律には詳しい人達ですが、相談するプロではないので、こちらの気持ちに配慮するようなことはないです。
ぶっちゃけて言えば、モノの言い方も知らない人たちなので、特に女性は傷つくと思います。
例えば「職場の仕事内容を詳しく教えてくれないと相談に乗れない」と言われるので、「~して、~する仕事です。」などと説明すると、まず、「話を聞いていたらあなたには向いてないかもしれません。」とか「もしかしたらあなたが悪いですね。」とか平気で言ってきます。
最後に法律的にはあなたは守られるとかなんとか教えてくれますが、態度が威圧的で偉そう。とても不愉快です。
b.民間パワハラ窓口へ相談
民間パワハラ窓口はとても丁寧に話を聞いてくれます。
が、精神論ばっかりで、結局、役には立ちません。
僕の時は、なんとかって言う精神論で、一瞬スッキリしましたが、問題はそのまま置き去り。
「パワハラで転職しても転職した先でパワハラを受ける可能性もある・・・」などとも言われました。
c.社内パワハラ窓口へ相談
社内パワハラ窓口は予想通り。
まったく役に立ちません。
会社の味方です。
当たり前。
投書したろうか。(笑)
d.転職
ということで、僕的には「転職」という選択肢しかありませんでした。
転職は最初ビビりましたが、子供と嫁さんがいるのでやるしかなく、転職代理人にしっかりレクチャーを受け、主に転職動機を重点的にレジメを作成し、面接に挑んだら結構あっさり内定いただきました。
ワーイ。結局、大ごとにして裁判なんかをしたところで、費用対効果を考えたらあっさり転職したほうがはるかに楽。
連合の専門家なんかは「戦いなさい。」とか言ってましたけど、そんなヒマも金もないです。