今回は、元会社員さんが、異常な怒り方をする上司から受けたパワハラ体験談をご紹介してみます。パワハラ解決方法としては、1.パワハラで精神を病みそうであれば退職、2.休職する、などがあるそうです。また、パワハラを上司の上司に相談したそうですが失敗したそうです。
著者の年齢など
年齢 40代
職業 自営業
性別 男
出身地、居住地 東京都
パワハラを受けた時の年齢 20代
異常に怒り出す上司のパワハラ
私が体験したパワハラは簡潔に言うと、異常に怒り出す上司の怒りを出勤日のたびに受けていたことです。
その上司がなぜ怒り出すのかと言うと、主に私が仕事を覚えていないので、それに対して異常な反応をしたのです。
この説明だけだと、仕事を覚えれば解決しそうな問題に見えますが、話はそう単純ではありませんでした。
まず、その上司に仕事のやり方を教えてもらったのですが、その教え方がとても雑でした。
かなり雑な仕事の教え方で、一回教えてもらうだけでは、とても覚えられないような教え方でした。
そして、私は教えてもらった仕事をやることになりましたが、仕事のやり方を覚えていないので、当然仕事ができません。
そして、仕事ができない私を見ると、その上司は烈火のごとく怒りを爆発させるのです。
出勤日にその上司と仕事をするたびに、烈火のような怒りが爆発するので、私はかなりのストレスを溜め込んだと思います。
上司が怒る理由は、私が仕事を覚えていなくて、できないことですから、私はなんとか仕事を覚えようとしました。
しかし、私が仕事を覚えようとしても、またその上司は怒りを爆発させます。
上司の仕事の教え方がとても雑なので、仕事内容を教えてもらっても仕事が覚えられないのです。
その上司は、なぜ自分が怒らないといけないのかと、自分にイラついていました。
そして、その上司のイライラが、また私への怒りに向きます。
考えてみると、部下が覚えられないような仕事の教え方をしている、その上司自身が自分が怒る原因を作っているのですが、その上司はその原因が理解できていないようでした。
その上司の頭が悪いのか、はたまた、何か怒りたいという欲求があったのかもしれませんが、真相は不明のままです。
パワハラを上司の上司に相談するが失敗
出勤のたびに毎日、その上司から異常に怒られていたので、その上司との人間関係は最悪なものとなりました。
なぜ異常に怒るのか聞こうにも、聞こうとしたらまた怒り出します。
そうなると、もうその上司と話すのが嫌というか、まともな会話ができなくなりました。
私はまともな仕事ができずに、八方塞がりのような状況でした。
そこで、私は解決方法を探りました。
まずやったことは、パワハラをしてくる上司には、さらに上司がいましたから、その上司に相談をしてみたのです。
すると、その上司(部長と呼びます。)は相談する内容がイマイチ分からないような感じでした。
当時の私の精神状態はかなり悪かったのかもしれません。
精神状態が悪いせいで、部長にうまくパワハラ問題の説明ができなかったのかもしれません。
しかし、その時の相談では、部長からチームや部署を変えるという話が出てきた気がします。
チームや部署が変わって、現在の上司が変われば、仕事が覚えられたかもしれません。
ところが、チームや部署を変えるという話はすぐに終り、別の話題にいってしまった気がします。
私の精神状態が悪そうだったので、部長は他の答えを探ろうとしたのかもしれません。
部長は他の答えを探ろうとしたのですが、答えは見つからないような状態でした。
結果として、私が最初に考えた解決方法は、失敗に終わりました。
パワハラで精神の病気になったため会社を退職
部長へ相談しましたが、事態は何も好転しませんでした。
上司に毎日怒られるという状態がその後も続きました。
その後の私の精神状態は悪化の道を辿っていきました。
最終的に病院に通って、抗うつ剤を飲むことになったので、精神の病気はすごく怖いという経験、または教訓を得ました。
そして、私がパワハラの解決のために最後に下した決断は、仕事を退職することでした。
それしか選択肢がないと考えるぐらい、追い詰められた精神状態だったと思います。
また、この話は2000年前後に起こったことなのですが、当時はパワハラという言葉は定着していなかったと記憶しています。
女性へのセクハラという言葉は定着していましたが、パワハラへの理解はまだ進んでいない時代だったのでしょう。
それで、部長への相談も不調に終わったのかもしれません。
仕事を退職すると決めてから、退職をする手続きまではかなり早く進みました。
あまり強い引き止めもありませんでした。
もしかしたらその会社は、もともと退職者が多いところだったのかもしれません。
仕事を退職するとなると、将来への不安を感じたりするはずですが、仕事を退職した時の私の気分はとても楽でした。
何かすごく重い荷物を下ろした感覚でした。
その時は既に抗うつ剤を飲む生活でしたので、将来への不安よりも安堵感の方が、かなり上回ったのかもしれません。
パワハラで精神を病むのであれば退職した方がいい、または休職
もし、パワハラで精神を病んでいる人がいれば、退職することをおすすめしたいです。
メンタルの病気は治すのが大変であり、治らないことも多いです。
そうなると仕事どころではなくなります。
退職をしたくなければ、少なくとも休職はするべきでしょう。
退職した後の私は、年月はかかりましたが、その後転職に成功しました。
現在、パワハラの被害はなく、平穏に過ごせています。