今回は、27歳元アルバイトさんが、パワハラ上司の悔しそうな顔を見ながら退職したパワハラ体験談をご紹介してみます。パワハラ解決方法としては、上司より仕事ができるようになってから辞めたそうです。

初めてのアルバイト

現在、東京都で主婦をしている27歳です。

私が大学生時代に上司に受けたパワハラについて話したいと思います。

当時、中高一貫の私立学校に進学していた私は卒業後、初めてのアルバイトでした。

どうしても初めてのアルバイトはお洒落な喫茶店がよく、地元から近い喫茶店へアルバイトの応募をすることにしました。

その土地では有名な昔ながらの喫茶店です。

自分でいうのはなんですが、いつも笑顔で明るい性格だったため、初めてですが接客には自信がありました。

アルバイトは接客かキッチンかどちらか選べるようだったので、接客を志望しました。

結果は合格。

無事初めてのアルバイトが始まりです。

ただ、そのときはこんなに苦痛で腹が立つ出来事が起きるとは知る由もありませんでした。

始めは楽しい日々

始めてのアルバイトで、緊張もありましたが、自分の望んだ場所に就けたので始めは楽しい日々でした。

珈琲をいれたり、ラテアートをしたり。

接客も楽しかったです。

お客さんは皆様とてもいい人ばかりで、「また来たよ。」といつも気さくに声をかけてくれる人ばかりでした。

そんな私をうらやましかったのか、徐々に上司からのパワハラが始まりました。

上司からのパワハラ

始めは少しとげがある言い方をする人だなと全く気にも留めていなかったのですが、ある日お客さんが商品の説明を求めてきたので、説明していたところ、私の名前をフロア全体に響き渡るほどの大きな声で叫ばれました。

それには私もびっくりで、なんていうことをする人なんだと思いました。

さらに「お客さんと話している暇があったら、仕事をしろと」怒鳴られました。

私はサボっていたわけではなく、一生懸命お客様にサービスをしていただけでした。

怒鳴っていたのが怖かったのではなく、あまりにも悔しくて泣いてしまいました。

私が泣くと「私(上司)が怖くてないてるみたい。みんなみて~」と他のアルバイトの人を巻き込んできました。

他のアルバイトも上司に気に入られないのはまずいと思って、上司に合わせてくすくすと笑っていました。

悔しくて悔しくてたまりませんでした。

その後、接客志望で接客のみで働いていたにもかかわらずいきなり「今日からキッチンだから」と宣言されました。

私は頭の中が真っ白で、はてな状態でした。

挙句の果てに「見ていたからできるよね」となにもかも教えてもらえません。

接客をしていたのでキッチンの仕事など全く見る暇もなく、何をやっているのかももちろんわかりません。

それに料理など全くしてこなかった私です。

地獄でした。

他のアルバイトの方も上司の命令で上司のいるところでは全く教えてはくれませんでした。

そこで辞めればよかったのですが、負けず嫌いの私は絶対こいつを見返してやるんだ、覚えていろと強気の姿勢でした(笑)

覚えていろ

包丁などまともに握ったこともありせん。

それなのにサラダに使う大根の千切りをしろといわれました。

キッチンの方の千切りは薄く細いものばかりです。

私のものはすぐわかります。

「これ誰が切ったの?」と毎回言われる始末。

明らかに私とわかっているのに腹が立つなといらつくばかりです。

どうしてもあっといわせたかったので、スーパーで大根を買い、毎日千切りの練習。

最終的には上司よりも綺麗なものができました。

その代わり家の食卓は毎日大根のサラダであきるといわれたのですが(笑)

パワハラ上司の悔しそうな顔を見ながら退職

上司よりもいい接客、いいキッチンになれたので、もうここで働く理由もないなと思い、退職を決意しました。

終わり際に、「上司のおかげで、私こんなに包丁使いがうまくなりました。それに、意地悪な人がいても負けない精神力を鍛えられました。本当にありがとうございました。」と嫌味たっぷり笑顔で宣言してあげました(笑)

今でもあのときの上司の悔しそうな顔が忘れられません。

おかげさまでそれ以来飲食のバイトに長年勤めてきましたが、そのときの経験を生かし何があってもへこたれずお店のため、お客様のためにサービスができる女性になりました。

店長補佐も経験することができました。