今回は、30代研究職(女)さんが、気に入らないという理由で受けたパワハラ体験談をご紹介してみます。パワハラ解決方法としては、1.友人に相談、2.パワハラ上司のパワハラ情報を集める、3.小型のICレコーダーで上司との会話を録音、4.勤務時間の記録を取る、5.転職活動する、6.パワハラの対処部局に相談する、などがあるそうです。

研究職でのパワハラ

私は、30代女性で職業は研究職で、関東の私立大学で働いていた職場でパワハラがありました。具体的に私がまず、パワハラにあった原因は、上司の言い分を書くと、声が嫌いだからだったんです。おかしい理由だと文章を読んでいる人ははっきり思うと思いますが、それなら面接の時点で分かる話だと思うんですよね。

その上司ではなくて、その上司が気に入っている自分よりも経歴がある人と一緒に行う仕事がありました。時間調整して待っていたら、来なくて、どうして来れなかったのか、事前に連絡が出来なかった事情を聞いていたら、私のほうがその人とは別なんだから合わせろって横槍を入れてきたりしました。

上司の気に入っている人が上司の仕事優先で進められて、加えて時間調整してやる仕事が一緒に出来ないのも、私が調整が出来ないから仕事が終わらないと一方的な理由を言い張りました。

上司の気に入っている人も最初は上司に理由を話してくれていたのですが、上司は譲らず一点張りで、その同僚の人も諌める事をやめてしまい、私のせいで仕事が出来ないということを言うようになってしまったのです。その結果、上司の仕事のプロジェクトから外れて、別の仕事を行うようになりました。

そして、極めつけが、時間給で働く時間が決まっていたのですが、その時間よりも早く終わったら、とっとと帰れといった事を言われるようになりました。その頃は、時給で給料をもらっていましたし、一人暮らしだったため死活問題でした。

気に入られている同僚には仕事が沢山あるにもかかわらず、私には仕事にタッチさせないの一点張りで、状況を話そうにも、ヒステリーで怒鳴られる毎日を送るようになってしまったんです。

生理的に受け付けられない要因で、最初に声が嫌いって言われて、気に入った人を贔屓にする時点で、採用しなければいい話だと思うんですが、今思えばおかしい部分がたくさんありました。

パワハラ解決方法

まずはじめに、私が幸運だったのは、自分の研究の仕事をほか部局で仕事することになったことです。その御蔭で、他の部門の人と話をするようになり、友人にも恵まれるようになりました。すると、その上司の素行に関して、教えていただけることになったんです。

友人は、私のもともといる部署が4年間で5人変わっていることを教えてくれました。そして、一度に3人が辞めていることを判った私は、その辞めた時期にもおり、別部局に移ったアルバイトさんにお話を聞くことが出来ました。

すると、一人は上司のセクハラ、一人は失踪、一人は強引な勧誘で辞めたという事実を知ったのです。加えて気に入らないと判るや否や、同様の事をやって自主的に退職させていた事実を突き止めました。

しかし、それでは証拠が薄いので何か証拠があったほうが良いと考え、まずは小型のICレコーダーを購入し、その上司と話す際には録音設定にしました。加えて、上司が帰れという時間に帰って打刻よりも早く返されているという事実の証拠として打刻した記録を残すことにしました。また、その間に一人辞めたため、その人の証言をメモし、パワハラに関して話すことに関しても了承を得ました。

その間、メンタル面で凹むこともあったため、他の部局の友人と食事をしたり、相談室的な部局に出向き、心を整えつつ、転職活動をしました。

上司が言い分も聞かずに、直下で怒る怒鳴り声の音声、定時よりも勝手に早く返していた事実の証拠を手に持ってパワハラの対処部局に相談しました。

労働に関する部局なので、5年以内の他の研究職の方の解雇状況の事実や打刻から私の言っていることが事実と判明し協力をしてくれることになりました。転職をするという話を聞き、面接や他の職に関する手伝い、そして、丁寧な謝罪をされ私はやめるまで安心して対処することが出来ました。

私の転職後、その上司には通告及び減給、加えて部局のパワハラがあったことが、研究施設中に認められ周知されるという事になりました。転職後の話は、友人が教えてくれたものです。

パワハラ対策で、録音は絶大でICレコーダーの音声を聞いた担当部局者は騒然で、加えて打刻の記録のコピーと自分の労働契約書を持ってきたのを担当者さんに褒めていただきました。

言った言わないといったあやふやなパワハラの訴えがこの部局では多かったようですが、記録として残る労働監督署に持っていくレベルの物を準備したことが助かったと話してくれました。