今回は、50代会社員(女)さんが、パワハラが酷い倉庫の主から受けたパワハラ体験談をご紹介してみます。パワハラ解決方法としては、1.怒声に対して論理的な受け答えをする、2.謝らずに冷静に反論する、などがあるそうです。

パワハラが酷い倉庫の主

50代会社員です。関西の倉庫会社のおばちゃん事務員です。10年程前、中途採用で入社しましたが、現場で入出荷作業をしている倉庫の主(50歳男性)に大変苦しめられました。

とにかく、機嫌のいい時と悪い時の差が激しく、冗談を言って笑っているかと思うと、急に怒鳴り散らし、しかも地雷が何なのか誰もわからないという恐ろしさ。今までお互いタメグチで話していたのに、いきなり「なんだ!その口の利き方は!」という感じです。

上司は事なかれ主義で、トラブルは見えないたちなので、あてにならず、若い女の子たちは、しょっちゅう泣かされていました。かかわりにならないようにと思っていてもそうもいかず、仕事の依頼をしに行くときは「どうか機嫌がいいバージョンでありますように。」と神頼みしていました。

怒声に対して論理的な受け答えをする

ある時、機嫌の悪いタイミングに何回も重なり、私もうんざりして、とうとう切れてしまったことがあります。

私も同じように怒鳴れれば、すっきりするかもしれませんでしたが、そこは大人の対応で、冷静に穏やかに冷ややかに蔑みの目で対決!

すべての怒声に対して、論理的な受け答えをしたのです。

怒「こんな仕事、出来るわけないだろう!」→「そうですか。いつならできますか?問題点があれば改善しますが。」

怒「そんなこと、自分で気づけ!」→「私には特に難しい仕事とは思えませんので、できると思います。」

怒「なんでお前はのろのろしてるんだ!」→「お客様からのオーダーが〇時〇分にきましたので、営業と確認を取り、〇時〇分に依頼書を作成して持ってきましたが。」

怒「お前らは事務所でいつも遊んでるんだろう!」→「仕事をしています。なんなら今も仕事中ですが、お話は終わりましたか?」

怒「バカか!」→「このオーダーと私がバカかどうかは何の関係もありません。」

怒「もう知らん!自分で作業をやってみろ!」→「それは体力的に無理ですのでできません。ではお客様にお断りします。」

そして、事務所に帰り、上司に「〇〇さん(倉庫の主)が作業ができないと言っていますので、お客様にキャンセルしてもらいます。」と報告。上司は慌てふためき、倉庫の主をなんとかなだめすかして事なきを得ました。

それ以来、怒鳴られるたびに「作業ができないということですね。では、お客様にお断りします。」といい、お客様を怒らせてトラブルになることを恐れる上司は主をなだめて・・・。の繰り返し。上司に「彼が気持ちよくスムーズに仕事ができるように対処して。」と言われましたが、「何が原因でスムーズにいかないのか原因を聞いてもわかりませんので。」と態度をかえませんでした。

平穏な日々を手に入れる

そうこうするうちに、だんだん主は私を無視するようになり、すなわち怒鳴られなくなり、平穏な日々を手に入れました。

依頼書をもっていっても、文句も言わず黙って受け取り、私に話があれば他の人に言伝てています。

私に話かけたり目を合わせたりはしませんが、面倒くさいと思われたんでしょうね。

私も自分で、もしこんな同僚がいたら鬱陶しいと思います。もちろん他の人にはしませんよ。

謝らずに冷静に反論するのが効果的なパワハラ対策

怒鳴ることで自分が上位に立てると思っているような人には、とにかく冷静に接することが大事だと思います。子供に道理を教えるように、こちらの言いたいことを伝える。

そして、こちらに非がないときは絶対に謝らない。大きな声に怯えて「すみません。」と謝ることで相手はつけあがり、ますます怒鳴り、ひどいことをいうようになります。

怒鳴ることに飽きるまで、怒鳴っても、こいつには効かないと思うまで、とにかく冷静に、落ち着いて受け答えをすること。

少し時間はかかりますが、私はこれでパワハラを解決しました。ただ問題は、他の人に対しては、まだ大声で怒鳴りつけたりするのをやめていないので、本当の解決とはいえない。ということですね。