今回は、30代会社員(女)さんが、最悪の雰囲気なパワハラ職場で受けたパワハラ体験談をご紹介してみます。パワハラ解決方法としては、1.服従して耐える、2.人事に訴える、3.強気の姿勢で上司に挑む、などがあるそうですが、すべての方法にリスクがあるので、最善策が思いつかない状況だとのことです。

最悪の雰囲気なパワハラ職場

30代、東京の会社で営業職をしている女性会社員です。

上司が日々パワハラ発言をしてきて困っています。

40代の上司は自分が一番優秀だと信じているタイプの人です。

そのため、私が自分の意見を言ったりお客さんに提案している内容を報告すると全部否定して自分の意見を押しつけてきます。

それが良い意見であれば問題ないのですが、私のお客さんのことなどまったく把握していませんし、そもそも本人は営業現場に出ないので最近の動向を理解していません。

そのことをやんわり言っても高圧的な態度で押し潰してくるので面倒になり従ってしまいます。

当然それではうまくいきませんので、成果が上がらないのですが、それで怒られるのは私です。

割に合わないこと、この上ないです。

しかもパワハラのターゲットは私を含めて特定の人に限られます。

高圧的な態度が取れるのは、女性社員と若手の気弱そうな男性くらいしかいないというのがなんとも情けないです。

機嫌が悪いとターゲットの社員を呼びつけて、よくわからない理由で怒り、機嫌が良ければ良いでつまらない話で絡んできます。

パワハラを受ける人、受けない人で社員間の溝も出来てしまって、最悪の雰囲気になっています。

周囲の人とも話していますが、この問題を解決する方法は「服従して耐える」か「人事に訴える」です。

パワハラ対策1:服従して耐える

「耐える」が選択肢に挙がる理由は、会社の人事制度によるものです。

私の会社では長くても同じ部署には5年しかいない決まりとなっています。

私は、まだ3年近く残していますが、問題の上司は最長でもあと1年と数ヶ月で異動となります。

時間の問題で離れることができるのであれば、わざわざ事を荒げる必要もないと言えます。

問題のある部署だと思われると異動してくる人も減ってしまい、ただでも人手不足で大変なのに拍車がかかってしまいます。

ただ、「耐える」にすると、問題の解決まで、まだそれだけの時間が残っていますので、それまでもつかどうかが不明です。

また、問題を表沙汰にしないままにしておくと、実績があるということで、今後また同じ上司の下につけられる可能性もあります。

問題の上司により、私の社内での考課は下がる一方ですので、このままでは営業を続けられないようにもされかねません。

消極的な姿勢は、私の今後のキャリアに影響を与えるかもしれません。

パワハラ対策2:人事に訴える

もう一つの「人事に訴える」は、人事が問題を深刻に受け止めてくれれば効果は絶大です。

過去にも部下からの申告によって、異動している例は他の部署も含めて多々あります。

パワハラを受けていない人も問題の上司の行動には疑問をもっているので、意見の集約は難しくなく、勝算もそれなりにあります。

確実に上司は異動となりますし、今後私たちが、同じ部署になることも恐らくないでしょう。

リスクがあるとすれば、その上の部長の存在です。

その部長は、問題の上司が新卒の時から目をかけていてハッキリ言ってお気に入りです。

以前に部長に問題提起をしたときも、うまくまるめこまれてしまって、何の改善にもなりませんでした。

人事に訴えることは、その部長の顔にも泥を塗ることになり、その後どうなってしまうかわかりません。

最悪の場合は、部長のところで訴えが潰されてしまって、上司は異動にならないまま、我々の評価だけが落ちることも考えられます。

私が望まない部署に異動させれたのでは、上司と離れても問題解決にはならないので悩みどころです。

パワハラ対策3:強気の姿勢で上司に挑む

パワハラを受けていない人のように強気の姿勢で上司に挑むという手もありますが、今更私には難しい選択肢です。

恐らく、急に反抗しても無視されるようになるだけで、パワハラをされることに変わりはないでしょう。

実際にそうやって会社を辞めてしまった先輩もいます。

お給料は悪くないですし、仕事もやりがいがあって好きなのですが、この上司だけが問題です。

なんとか平穏に問題を解決したいですが、最善策が思いつかない状況です。