今回は、30代元アルバイト(女)さんが、パワハラ店長・副店長から、人格否定攻撃を繰り返し受けたパワハラ体験談をご紹介してみます。パワハラ解決策としては、1.逃げる、2.すべてにおいて相手に勝つ、3.証拠をとる、4.表情を消す、5.嫌な人間になる、6.対抗勢力となる仲間を作る、などがあるそうです。
アルバイト先での典型的なパワハラ
30代女性、フリーランスの関東在住者です。
私はアルバイト先で、典型的なパワハラに遭いました。
販売業アルバイト先の店長(男性)・副店長(女性)2人からの同時被害です。
行きつけのお店で、アルバイト求人がありました。アットホームなお店で、皆さんとても親切。
給与は最低ラインでしたが、そんなことも気にならないほどすでに仲良くなっていましたし、長く働きたい職場だと感じました。
無事に採用され、数週間は楽しく働いていました。
ところが、しばらくすると2人の言動に時々「あれ?今のどういう意味?」という、裏に含みのある言葉をかけられ始めました。
最初はからかい混じりの新人イジリ的なものだと思い、とくに気にせずに、笑いながら聞き流していました。
人格否定攻撃が繰り返されるパワハラ
そのうち、2人からの真顔での侮辱、蔑視、皮肉、罵倒、軽暴力が始まり、最低時給(790円)に見合わないほどの人格否定攻撃が繰り出されるようになってきました。
2人ともいい大人年齢でしたが、まるで陰湿な小学生のイジメのような、レベルの低すぎる嫌がらせの数々。見ていて恥ずかしくなるほどでした。
働き始めて数か月たった頃、私は「この2人はどうみても精神異常者(=自己愛性人格障害)」との確信に至りました。
どんどんエスカレートする嫌がらせの内容は、けっして大人の賢い嫌がらせではなく、3~5歳児レベルの子供じみたものばかり。本当にどうしようもない人たちでした。
私は理由をつけて職場を去ろうとしましたが、態度や言葉で脅され、ズルズルとさらに数か月働き続けるはめに。
そのうち、最近のニュースで見かけるような「職場の異常な監禁事件」に近い状態になったため、態度だけは従順にしておきつつ、逃亡する方法を頭の中で必死に画策しました。
「私はあなたたちと一緒に働きたいです」という態度に見せかけて、一気に遠方へ逃亡しました。
人格否定攻撃が繰り返されるパワハラの解決方法
このパワハラ経験から得た私なりのパワハラ解決策。それは以下の6パターンです。
1.逃げる
2.すべてにおいて相手に勝つ
3.証拠をとる
4.表情を消す
5.嫌な人間になる
6.対抗勢力となる仲間を作る
これらについて、順番にくわしくみていきましょう。
1.逃げる
1.の「逃げる」については、一般的なパワハラ対策としてよく取り上げられます。
ただし、これも相手に脅されている状況では、逆らえなかったりするので、時間も覚悟も勇気もすべて揃った環境下で実行するのが一番です。
時には、まとまったお金も損したりします。(実際に私は数十万円の損失を出しました)
そのコミュニティーを丸ごと投げ捨てる気持ちで、華麗に素早く逃げてください。失敗は許されません。一度きりのチャンスです。
パワハラ人間というのは基本的にしつこく粘着してきますが、自分のチカラの及ばないところへ相手が逃げてしまうと、やむなくパワハラを諦める生き物です。
そして、次のターゲットを探し始めます。
<パワハラから逃げる>というのは、つまりそういうことです。
逃げるといっても、ちょっとやそっとの逃げ方ではいけません。かなり遠方へ逃げるか、または持ちうるすべての個人情報を完全に敵からシャットアウトすることです。
たとえばSNSなどで情報を晒すのもNGです。あなたの新住所や新就職先、友人関係、家族関係、趣味などを敵から徹底的に隠しましょう。
2.すべてにおいて相手に勝つ
2.の「すべてにおいて相手に勝つ」。
これについては、相手が権力者である場合は厳しいかもしれませんが、あなたの成長にもつながる前向きなパワハラ解決策です。
たとえば、仕事のポジションで相手より上を目指す、などですね。
実現が難しいですが、これを乗り越えれば、あなたにパワハラできる者は誰一人としていなくなります。
3.証拠をとる
3.の「証拠をとる」について。
これは、パワハラ人間の言い訳である「言った・言わない」の言い逃れを防ぎ、相手の暴言を証拠として取っておく良い方法です。
いざとなれば訴訟にも使えますし、周囲の人間にパワハラの実態を知らしめることにもつながります。
パワハラをする人間は<虚言癖と記憶喪失>という武器を持っていますので、これを放棄させることが重要です。
ボイスレコーダーや録画、SNSのタイムライン、Twitter、日記などで詳細なパワハラ記録をとりましょう。
4.表情を消す
4.の「表情を消す」について。
パワハラ人格は、相手を思いやる心が欠けています。なので、共感が難しい生き物。
つまり、敵はターゲットの表情を読み、苦しむかどうかを無意識にチェックしています。
そこで、こちらが表情を完全に消してやるのです。モラハラ人間は間違いなく動揺し始めます。
モラハラ人間がターゲットにする相手は、表情を読み取りやすい人。
なので、内心はパワハラに怯えていたとしても、「何を考えているか分からない人」を頑張って演じ切りましょう。
5.嫌な人間になる
5.の「嫌な人間になる」についてです。
とにかく、「冷淡な人」のごとく振舞うことです。モラハラ人間は、いいなりになってくれる従順な人が大好物です。
なので、「私はあなたなんかに一切興味がないし、惑わされるなんてあり得ない」くらいの強気で接しましょう。
ただし、絶対に敵対してはいけません。というのも、パワハラ人間を怒らせたら、こちらの精神が崩壊するほどの激しいパワハラが始まるからです。
パワハラ人間には、心から無関心を貫くことです。
6.対抗勢力となる仲間を作る
最後の6.、「対抗勢力となる仲間を作る」。これはかなり有効です。
パワハラ人間は、世間に自分の本性をさらされるのを嫌います。
なので、いろんな人に「あの人、パワハラするらしいよ。危ない人らしいよ、近づくと痛い目にあうよ」とバラしておきましょう。
敵はパワハラを続けにくくなります。
以上が、私なりのパワハラ解決策です。そうそううまくいくものではありませんが、「敵を知る」ことはパワハラ撃退の上で大切なことです。
「この人、もしやパワハラ人格かも?」と気づいた時点で、上のような対策を立てましょう。
いざパワハラに遭ったとしても、泣き寝入りせずに済みます。知識はチカラです。自分の精神の安全は、自分で死守しましょう。
そして、モラハラ人間の言動を決して真に受けないで下さいね。ほとんどが作り話かでっち上げ、虚言ですから。