今回は、30代会社員(女)さんが、直属の上司からネチネチ怒られたり、人格否定されたパワハラ体験談をご紹介してみます。パワハラへの対策として、1.話を聞き流す、2.正論で強気に出る、3.パワハラ上司に少し嫌味を言う、4.パワハラ上司の苦手な人と仲良くなる、5.パワハラ上司と仲良くなる、の5つを実行してみたそうです。
ネチネチ怒られるパワハラ
30代会社員女で、関東に住んでいます。
これは、まだ、わたしが20代のころのパワハラ体験談です。当時、直属の上司が、少しのミスを大げさにネチネチと怒ったり、人格否定をしてくる人でした。
あまりにもネチネチしているので、わたしは、この上司に「ネッチー」というあだ名をつけていたほどです。パワハラは年々ひどくなり、後輩の前で、怒鳴られることもありました。わたしは、仕事が終わった後も、上司のことを考えてしまうほどに追い詰められました。
このままではいけないと、当時、わたしが行った対策を紹介していきます。
ネチネチ怒られるパワハラへの対策
パワハラ上司の話を聞き流す
一つ目は、とにかく、聞き流すこと。ネチネチ怒られている時に、違うことを考えるようにしていました。
例えば、今日の夕飯、どうしようかな~とか、週末彼氏とどこにいこうかなぁ~など。しかし、これにはあまり意味がなかったかもしれません。上司の声があまりに大きかったので・・・
パワハラ上司に対して正論で強気に出る
二つ目に、家族に相談する、ということをしました。普段から、飲み会などの席では、同じように不満を持つ同僚と、上司のことを話し合っていましたが、家族にパワハラのことを話すことはありませんでした。
すると、社会経験の豊富な父から「そういう上司は、一度ガツンと言い返してやると、大人しくなる!」とおしえられました。当時のわたしは、上司が怖かったので直接文句などは言ったことがありません。
とても勇気が出なかったですが、きっと、こちらが正論で強気に出ていれば上司も変わったような気がします。
パワハラ上司に少し嫌味を言う
3つ目に、上司をぎゃふん!と言わせるために、上司の前で、少し嫌味を言う。という作戦を同僚と考えだしました。
しかし、これはお勧めできません。余計に怒りを売る結果になりますから。具体的になにをしたかというと、「彼氏のいない上司に聞こえるように、彼氏の話をする」というものでした。
当時は、「プライベートでは自分が上だ」という偏った考え方をしていたので、それを示すことで、上司に反撃をしようと試みたのです。父親に教えてもらった教えが、完全に横道にそれています。もちろん、上司のパワハラは一層増しました。
パワハラ上司の苦手な人と仲良くなる
4つ目に、偶然にパワハラが収まった出来事があります。わたしのことを、入社当時から「娘に似ている」という理由で可愛がってくれている取引先の社長が、たまたま、わが社に来ていたことがありました。
上司は、社長が来ていたことを知らなかったようで、いつものようにネチネチ全開でした。ところが、わたしに怒鳴っていた時に、社長がそこを通りかかったのです。
社長が上司をきつく睨み、上司は青ざめていました。それ以来、怒鳴られることは減りました。この経験から、パワハラをしてくる人の苦手な人や、気を遣うような相手と仲良くなっておくことは、パワハラの解決につながる!と実感しました。
パワハラ上司と仲良くなる
5つ目に、逆に上司と仲良くなるという作戦をしました。4つ目の作戦で、少し上司に優しくされることが増えたわたしは、少しずつですが、仕事の相談を上司にするようになっていきました。
上司は、周りの社員から怖がられていて、話しかけられることが、ほぼない人だったので、わたしの相談が嬉しかったようです。しかし、ここで要注意なのは、パワハラをしてきていた相手との距離を一気に近づけないこと!まだまだ、油断はできません。
わたしは警戒しながらも、すこしづつ上司と談笑できるまでになっていきました。その時に、気づいたのが、「自分だけではなく、相手もわたしを警戒して、攻撃していたんだ」ということ。
わたしは数年後に結婚して退職しましたが、上司に、結婚式で挨拶をしてもらいました。入社当時を考えると信じられないことです。
わたしの場合は、丸く収まりましたが、もしパワハラで精神的においつめられているなら、思い切って会社を辞めるのも手だと思います。会社は何社もありますが、あなたは一人しかいないのですから。