今回は、30代後半支援相談員(男)さんが、理不尽かつ傲慢な施設長から、パワハラ地獄に落とされたパワハラ体験談をご紹介してみます。パワハラへの対策として、1.パワハラの内容を記録、2.不正支出の金額を記録、3.退職に追い込まれた職員の数を記録、4.法人トップにパワハラの証拠を手渡しする、などの手段があるそうです。

理不尽かつ傲慢な施設長のパワハラ

私は大阪府に住む30代後半の男性です。

仕事は、特別養護老人ホームで支援相談員を行なっています。

私は今から5年ほど前、当時の施設長から酷いパワハラを受けていました。

その施設長はとにかくごう慢かつ自己中心的な人間で、少しでも自分の思う通りに動かない職員を排除しようとする傾向にありました。

その為、職場の入れ替わりがとても激しく、家族を抱える私は、不本意ながらも施設長の理不尽な行動にも機嫌を損ねないよう必死に仕事をしていました。

しかし、ある会議において、施設長が高齢者を侮辱する態度を許す事が出来ず、強く意見をしてしまい、その日を境にパワハラ地獄が始まりました。

事務所の掃除やゴミ捨てなどの雑用や介護現場のお手伝いなど支援相談員の仕事だけでも毎日残業になるほど忙しいのに、関係の無い仕事ばかり指示されるようになりました。

さらに勤務態度に問題があるからと、ボーナスをマイナス査定され、私を職場から排除しようと様々な攻撃を繰り出して来ました。

心身ともにボロボロになりそうでしたが、ある時期から、職場全員で施設長のパワハラを暴いて施設から追い出そうと団結するようになり、私も全力で協力しようと決意しました。

一致団結してパワハラ対策

1.パワハラの内容を記録

まず取った行動は、とにかく記録をする事。

職員全員にボイスレコーダーを常に携帯させるようにし、何か言われそうな時にはすぐに録音し、とにかくパワハラされている現状を第三者に伝える事が出来るようにしました。

2.不正支出の金額を記録

次に取った行動は、施設長の不正についての証拠。

施設長は性格が悪いだけでなくとてもケチで、出張に伴う交通費を実際は社用車で移動しているのに電車賃を請求したり、毒味という名目でタダで昼ご飯を食べたりとやりたい放題。

事務員や管理栄養士も逆らうと何をされるか分からないので、渋々応対するしかない状態でした。

そこで、不正な行為については録音だけではなく、実際に支出した金額等も細かく記録しておました。

3.退職に追い込まれた職員の数を記録

最後は、パワハラによって辞職をやむなくされてしまった職員さんの情報収集。

これについては、施設長がパワハラをして退職させたという証拠はありませんでしたが、施設長によって退職に追い込まれた職員は、20名ほどにのぼり、それだけで十分な証拠になっていました。

これらの証拠を約半年ほどかけて収集し、最後の仕上げは法人本部に実態を把握してもらう事だけだったのですが、これには少し難がありました。

以前にも退職した職員がパワハラの実態を本部に電話したり、匿名で郵送した事がありましたが、施設長と親交の深い本部の偉いさんに揉み消されていた様子で、何の反応もありませんでした。

今回も同じ事をしていては折角の苦労も水の泡。

4.法人トップにパワハラの証拠を手渡しする

そこで年一回、お正月にだけ施設を訪問する法人のトップである理事長に直接手渡しをするという強行手段に出ました。

クビ覚悟でしたが、みんなでやれば全く怖くなく、取り巻きはカンカンでしたが、理事長は証拠品を快く受け取って頂けました。

証拠品には、今までパワハラの実態を揉み消されていたという内容の手紙もオマケしており、その後、一連のパワハラに関わった職員が一斉に処分されました。

悪の元凶である施設長は降格処分となりましたが、さすがに居れなくなったのか退職して行きました。

その後の職場は、パワハラが無くなっただけでなく、二度と同じ過ちを繰り返さないよう、職場内にパワハラがないか定期的に調査する事になりました。

パワハラが職場から消滅した事で、職員個人個人が物怖じせず、何でも意見を言える素晴らしい職場へと変化して行きました。

今思えば思い切った大胆な行動で、下手をすれば首が飛んでいたかもしれませんが、おかげで最高の職場環境を手に入れる事が出来ました。