今回は、42歳会社員(男)さんが、理由無きパワハラを受けたパワハラ体験談をご紹介してみます。パワハラ解決方法としては、上司と飲んで仲良くなれば良いそうです。後は、パワハラについて、何をどうしたいのかノートに書いてまとめると良いそうです。

理由無きパワハラ

パワハラが、職場にあると本当に会社に行くのが辛いです。

会社を辞めてしまうと生活が出来なくなってしまうので、パワハラを我慢する事になります。

しかし、そんなパワハラをどのように解決に導いたのか自分の体験談を紹介します。

現在、42歳の男性です。

26歳の頃、大阪で引っ越し屋に転職しました。1ヶ月もしないうちに、ただ1人の管理職の上司に何故か目を付けられる事になりました。

ある日、自分に与えられた仕事をこなして事務所に戻ると、いきなり怒鳴られました。

この日は、自分が何か失敗をしたんだと思っていました。

しかし、これがキッカケで毎日自分の顔を見る度に怒鳴られたり、嫌味を言われる事が多くなりました。

他の社員達は、何も言われる事は無かったです。

毎晩、自分の仕事のやり方を見直しましたが、何も欠点がなく、この日辺りから仕事に行きたくなくなって来ました。

そして、次の日から、いつもより仕事には気合を入れて、誰よりも早目に終わらせるようにしました。

今日の引っ越しの作業のチームになった人やアルバイトの子を丁寧に優しく段取り良く動かせれるように指示したりするように努力しました。

気が付けば、社内の中で評判が良くなり成績も上がりました。

それから、頻繁に支店長から褒められるようになりました。

しかし、パワハラ上司からは睨まれているだけでした。

ある日、今日1日1度も関わっていない別のチームが仕事で失敗しました。

自分は、別の現場が終わり、会社に戻ると何故か自分が呼び出され、まったく関係無い自分が替わりに怒られたことがありました。

流石に、頭に来ました。10ヶ月してから、段々とストレスも溜まり胃が痛くなり始めました。

10月は気候も良く、有給を使って連休を取りました。ゆっくり身体と精神を休ませるために、2泊3日で、1人で温泉に行きました。

自分を変える努力

3日の連休で色々と考えました。

今の状況をどう変えるのか。

旅館にノートと高校生の頃に使っていた筆記用具を持ち込みました。

そして、解決策として思い付く事をノートに書き溜めました。

何回も行き着く所が転職でした。

しかし、転職先にもパワハラ上司がいたらと思うと、恐怖で逆に辞めれないと考えてしまう自分がいました。

どう考えても『自分は辞めれない』と何回も答えが出たので、自分が変わるしかないと思いました。

それから、どんな人にでも良いところがあるので、そこを探して見るように頑張って自分自身が変わって行こうと思いました。

しかし、これでは何にも解決しないので、更に考えました。

そして、あんな上司でも良い所があるはずだと思い、今度2人で飲みにでも行こうと思いました。

自分の頭では、これ以上の事は考えれませんでした。

パワハラ上司と2人で

連休も終わり、会社に行くと、早速パワハラ上司から連休の事で嫌味を言われました。

この時、『連休をお取りして、ご迷惑をかけてすいませんでした。』と、上司に言い温泉のお土産を渡しました。

上司は、驚いた顔でした。

お土産はもちろん他の上司や社員にも買いましたが、パワハラ上司だけは少し良い物にしました。

この日も仕事が終わり事務所に戻ると期待通り、パワハラ上司から怒鳴られました。

そして、自分は声に出して申し訳ありませんでしたと言い返しました。

それから、1時間するとパワハラ上司は帰宅して行きました。

その後ろから、パワハラ上司に話かけました。

『お時間ございませんか?』
『日頃ご迷惑をお掛けしているので』
『自分がご馳走しますのでどうでしょうか』

と誘いました。

当時は、声をかけるまで凄く緊張しました。

あの3連休があったから出来た事です。

本当、怖かったです。

パワハラ上司と居酒屋で

パワハラ上司を食事に誘い、駅近くの居酒屋に2人で行きました。

生ビールを注文してから、改めてパワハラ上司に日頃ご迷惑をお掛けしてすいませんでした。

今後、より仕事を向上させたいので、今後共御指導お願い致しますと言いました。

すると、仕事の厳しい事を話し始めました。

長々とパワハラ上司の武勇伝を聞かされました。

初めは、パワハラ上司はやっぱり苦手だなと思いましたが、酒が入れば冗談も言うし、結構面白い所を発見しました。

初めて、パワハラ上司と冗談を言いながら笑いました。

次の日、パワハラ上司に昨夜は大切なお時間を取って頂きありがとう御座いましたと挨拶をしました。

すると、パワハラ上司は明らかに違う返事で、こちらこそ昨夜はありがとうと言って来ました。

2日後、この前ご馳走になったから、今晩パワハラ上司が奢ると言い出しました。

それから、パワハラ上司とはお酒を飲む仲になりました。

前までの対応がウソのようでした。

現在、15年過ぎましたが、パワハラ上司とはまだ付き合いがあります。

あの時、思い切ってパワハラ上司に声をかけて良かったと今でも思います。

解決

パワハラ上司と食事に行くようになり、パワハラは全く無くなりました。

あの時のパワハラの理由も未だに分かりません。

しかし、あの時、仕事を辞めずにパワハラ上司と向き合って、本当に良かったと思いました。

あの時3連休を取って、ゆっくり1人で、温泉旅館に行って、自分自身を振り返った事が、1番に大きかったです。

今後、どうしたいのか、今の仕事を辞めたいのか、仕事は続けたいのか、パワハラ上司とどうしたいのか、など色んな事をたくさん考えました。

相手と話す事も、かなりの勇気がいりました。

しかし、仕事が好きだったし、また次の転職先にパワハラ上司がいたらどうしようと不安になりました。

そこで、パワハラ上司と向き合う事にしました。

この世には、パワハラで悩んでいる人が沢山いると思います。

ゆっくり時間を取って考えたり、考えをまとめたりすると良いと思います。

解決方法もどうすれば良いか悪いかを2つ考えたりもしました。

上司との関係もどうすれば良いか悪いかや仕事はどうすれば良いか悪いかと考えました。

色んな方向から考えてみることもおすすめです。