今回は、20代会社員(女)さんが、直属の上司の巧妙なパワハラを受けて困っているパワハラ体験談をご紹介してみます。パワハラ対処法として、上司が納得する成績を上げ続ければパワハラされないそうです。騒ぎ立てると社内評価が落ちるので、時間が解決するまで、とにかく耐えながら頑張る予定だそうです。
直属の上司の巧妙なパワハラ
東京で営業の仕事をしている20代の女性会社員です。
直属の上司の巧妙なパワハラに苦しめられています。
その上司はあからさまなパワハラはしてきません。
パワハラの対象は直属の部下だけですので、他部署の人やもっと上の立場の人からの評価は高いです。
問題の上司は優秀な管理職として役員の間でも注目されているようですが、それも全部私たちを泣かしてきた結果のものです。
この辛さは実体験のある人には共感されますが、知らない人には、まったく伝わらないため、具体的な解決方法に困っています。
私の上司の口癖は「絶対達成」です。
もちろん営業職ですので目標を達成することは当たり前で、そのことは私も重々承知していますが上司の達成への執念は尋常ではありません。
毎日朝の朝礼ではその日の売上見込みを発表させられ、夕礼でもその日の成果を発表します。
日中も定時に電話で進捗報告があり、そこで売り上げが取れていなければこれからどう動くのかについての説明が求められます。
締日の間近になると1時間に1回は電話が掛ってくるので気が休まる暇もありません。
そこまでされるとプレッシャーで成果を上げるしかないのでみんな必死です。
その日の売り上げが最も低いとターゲットにされる可能性が高いのでやるしかないのです。
ターゲットにされると、1日の行動を事細かに報告させられ全ての行動についてダメ出しをされます。
言い訳は一切許されず、反省点と翌日の行動スケジュールについて上司を納得させられるまで詰められ続けるのです。
このくらいであればパワハラとは言えないかもしれませんが、上司は休みも取らせてくれません。
正確には取らせてはくれるのですが、まったく歓迎してなくて後からチクチク言ってくるのです。
有給を申請した時は、にこやかに承認するのですが、その月に達成できなかった時には「あと1日あれば良かったのにな」などと平気で言うのです。
巧妙パワハラは解決が難しい
このジワジワ追い込むパワハラは解決がとても難しいです。
まず見た目はパワハラではないので、騒ぎ立てたところで私たちが我儘を言っているように思われて評価を落としてしまうのは目に見えています。
有給休暇の件も、休みはすぐに承認されていますし、その後の嫌みについても深い意味はないと言われてしまえば何の証拠もありません。
とにかく上司のやり方は巧みなのです。
上司が納得する成績を上げ続ければパワハラされない
そうなると解決方法は上司が納得するような成績を上げ続けることだけになります。
実際に成績が良い時には素直に褒めてくれますし、達成さえしていれば書類のミスなどその他の細かいことさえ許されたりします。
達成していない時には、書類不備や机が汚いのを見て「弛んでいるから成績も悪いんだ」と関連付けしてくるのにです。
アメと鞭を使い分ける人なのですが、その鞭が強過ぎてパワハラと感じてしまうのです。
達成を続けることは簡単なことではありませんが、身を守るためには仕方がありません。
しかし、みんな同じことを考えて頑張るので、上司の社内評価がどんどん上がっていくのはなんとも皮肉な話です。
もっと上の立場になれば直接攻撃は減るでしょうが、もっと厳しい要求をしてきそうなので怖くて仕方がありません。
とにかく耐えながら頑張る
いっそのこと逃げ出すために転職することも考えましたが割と給料の良い今の会社を辞めるのは持ったいない気がしてなりません。
異動させてもらうのも手ですが、部署によって給与体系に違いが大きいので希望しない部署になればこれも大きく給料ダウンになります。
第一異動をお願いする正当な理由を私は持っていません。
その結果、今やれることはとにかく耐えながら頑張るということだけになっています。
下手に動くよりもじっと我慢して時間が解決してくれるのを待つのが一番のようです。
上司が出世して私の前からいなくなるか、私が見限られて異動させられるのかはわかりませんが、ずっとこのままということはないと信じて日々を過ごしています。
この状態が崩れた時にどうなるかで、今後の身の振り方も考えようと思っています。