今回は、20代会社員(男)さんが、新卒で入社したアパレル業界で、飲み会で1発芸を強要されるパワハラを受けて困った体験談をご紹介してみます。パワハラが蔓延し、体育会系の上下関係が根付いている会社は、辞めるのが一番賢いそうです。また、会社を辞められないなら、退職代行サービスを使うのも一つの手だとのことです。
ピリピリした空気感の大手アパレル会社
私は新卒で大手アパレル業界に入社しました。もともと好きだったセレクトショップに配属が決まりワクワクしていましたが、出勤初日目から地獄の日々が始まりました。
表では華やかなアパレル業界ですが、風潮は体育会系で上下関係が厳しい世界です。自分より上の人の言うことは、絶対というような暗黙のルールみたいなものがあり、店舗内で上の人間はやりたい放題できてしまいます。
又、こだわりの強いクセのある上司も多くいるので、新人社員は何をやっても苦労するような環境でした。私は、出勤初日目から嫌な空気感を感じていました。店頭で働いている姿からは、まるで想像ができない程、バックルームではピリピリした空気感がありました。
その企業では、新卒社員の上司は副店長が担当すると決まっていましたが、僕が配属された店舗の副店長は、かなり体育会系気質で、何事も根性論で解決させようとしてくるような人でした。
飲み会で1発芸を強要されるパワハラ
私は、もともと運動部だったので、仕事上での体育会系は何とか耐えられる程度でしたが、どうしても耐えられないことが1つありました。それはプライベートでも仕事のような上下関係を引きずっていることでした。
具体的な内容は飲み会で上司に1発芸を強制されることや誘いを断ったら嫌われるといった内容です。私がもっとも衝撃的だったのが、新卒社員の歓迎会で1発芸を新入社員がやらなければいけないという訳の分からない出来事がありました。
しかもそれが、その時だけならまだしも、入社から2年間は飲み会の度にずっとやらなければならない伝統があったのです。ありえません。それは店舗に長く勤めている上司が始めたものでした。
私は、どちらかと言うとシャイな方で1発芸などやったことが無いので、飲み会の度に嫌な思いをしていました。飲み会に行かなければ上司に嫌われる、行けば1発芸を強制される逃げ場のない状態でした。
新しく入ってきた新人がどんどん辞めて行いく理由も、それが原因だったと思います。その会社は結局3年程勤めましたが、転職をしてからそれがパワハラであったことに気が付きました。
パワハラが蔓延する会社は辞めるのが一番賢い
そして、自身の経験から現代もパワハラがなくならないのは、体育会系の上下関係が日本企業全体に根付いてしまったことが原因だと感じています。上下関係を作り過ぎてしまうと、下の者が上の者に一切意見を出せなくなってしまう。
言い方が悪くなりますが、下の者が奴隷のように扱われてしまう状態にもなりかねません。こういった体育会系、上下関係の悪しき風潮が未だ充満している中で、どのようにすれば良いのか?それは単純に仕事を辞めることです。
というのも、おそらく私が勤めていたような会社は会社全体が体育会系、上下関係の悪しき風潮になっている可能性が高いです。上司にパワハラを受けていると上司より上の人に言ったところで、何か解決されることはあるでしょうか?
考えられるのは、根性のない人間だと思われて終わりです。それどころか、パワハラを訴えたことにより、さらに嫌われてエスカレートする可能性だってあります。なので、そのような会社は、ささっと辞めるに越したことは無いのです。
辞められないなら退職代行サービス
このような会社の体質は中々変わらないですし、人手不足と効率社会の中では存続すら危ういでしょう。もし、圧力などで辞めにくい状態であるのなら退職代行サービスを使うべきだと私は思います。
私はパワハラを受けていた会社を辞める時、上司に悪口を言われながらも辞めました。2016年のことです。退職代行サービスなどなかった時代で、辞めることもやっとの思いでしたが、今では簡単に辞められます。
なにより自分の人生が1番なので、パワハラに悩んだら退職代行サービスなどを有効に使い、一早く辞めて次に進むべきだと思います。