今回は、30代会社員(男)さんが、深夜に電話をかけて命令してくるパワハラ部長からのパワハラを解決した体験談をご紹介してみます。パワハラを解決する方法として、1.仕事上のミスを撲滅、2.部長の要望を先読みして仕事をする、を実施したそうです。結論として、仕事を愛するパワハラ上司の場合、徹底的に仕事すればパワハラは解決するそうです。
深夜に電話をかけて命令してくるパワハラ部長
私が会社で受けたパワハラと、解決した方法について書きます。
私は30代の会社員の男性です。北陸地方に住んでおり近くの会社へ勤めております。
私が20代の頃、当時の部長にパワハラを受けておりました。部長は誰彼構わず暴言を言ったり、嫌味を言ったりするような人でしたが、私は特に目をつけられておりました。
他の社員の前で怒鳴られるのは当たり前で、給料泥棒とまで言われた事もありました。特に酷かったのは、深夜に電話をかけてきて翌日までに資料を用意してこいと命じてくることでした。
それに対して、特別な手当てが出るわけでもないし、そもそも深夜にまで電話をかけてくるのは、人として非常識だと思います。当時は、そのようなことが続いて、相当ストレスが溜まっていました。
このままではまずいと思い、なんとかパワハラを解決しようと色々考えました。
パワハラ対策の検討
まず思いついたのは、人事部に訴えることでした。しかし、私の会社は田舎の閉鎖的な空気感の漂うところで、こういう問題に力を入れて取り組むような文化はありませんでした。
事実、今まではパワハラを酷く受けていた側が会社に訴えても、特に重くは受け止めてもらえず、心を病んで辞めていっていました。
私は同じような末路は辿りたくなかったので、徹底的にパワハラをされる隙をなくすように努めることにしました。私がパワハラを受けるパターンは大体3パターンに分類でき、一つは何かミスをした時に怒鳴られる、一つは深夜の電話による命令、もう一つは特に脈絡なくでした。
対策1 仕事上のミスを撲滅
最後の一つはどうしようもないので、先の2をどうにかしようと思いました。まずはミスの撲滅です。自分がミスしない環境を徹底的に作りました。
ミスが出やすい場所のチェックリストの作成、データや書類の整理、ソフトウェアを利用した自動化、報・連・相の徹底等、思いつくことは全てやりました。結果、目に見えてミスは減り、ミスをキッカケに怒鳴り散らされる事はほとんど無くなりました。
対策2 部長の要望を先読みして仕事をする
次は深夜の電話です。まずは、夜は電話を切ることにしてみました。しかし、これは失敗でした。ある朝出社すると、部長から電話がつながらなかったことを延々と責められました。
仕事の電話を切っておくとは、社会人としてあり得ない等言われたのですが、あまりの理不尽さに腹が立って仕方ありませんでした。そもそも私の電話は個人で契約してプライベートで使用しているもので、会社のものではありません。
しかし、そう言っていてもどうしようもないので、別の解決策を考えることにしました。それまで、深夜に命じられた仕事の傾向を分析してみたのです。その多くは、クレームに対する対応策の資料作成でした。
それからは、深夜の命令を先読みすることにしました。クレーム情報は社内で共有されるため、深刻なもの、すなわち部長が気にするであろうクレームがある場合は、先行して資料をまとめて提出する事にしたのです。
仕事を愛するパワハラ上司の場合、徹底的に仕事すればパワハラは解決する
ここまですると、今まで受けていたパワハラはほとんど無くなりました。時々あった脈絡もないパワハラもしなくなりました。この経験を通しておもったのは、部長は仕事を愛しすぎるあまり、人間よりも仕事が大切になったんだなという事でした。
そして、そういうタイプの人からのパワハラは仕事をしっかりする事で、避ける事が出来ることがわかりました。結果的に、仕事の評価も良くなったのでいい事ではあるんですが、仕事を徹底的に良くするのは体力がいります。
そこまで仕事に身を捧げたくないという方には、向いていない解決方法だと思います。
パワハラ相手と徹底的に仲よくなる解決方法
他の解決方法としては、パワハラをしてくる相手と徹底的に仲よくなるという方法もあると思います。積極的に、コミュニケーションをとったり、飲みの誘いにのったり色々出来る事はあると思います。
しかし、パワハラをしてくるような相手とは表面上だけだとしても仲良くしたくないという方には、向かない方法だと思います。色々な方法があると思うので、自分に合ったやり方を選ぶのが良いと思います。
ただし、パワハラで心が病んでしまう前に実行しなければ、なんとかしようと思うことすら出来なくなるので、悩んでいる方は、まず何か実行してみることをオススメします。