今回は、50代元会社員(男)さんが、全てが怒鳴り声のパワハラ係長のパワハラに対処した体験談をご紹介してみます。仕事ができないパワハラ上司には正論で言い返し、より偉い上司と連携するのが大事であるとのことです。最終的に、パワハラ係長は自滅して、地方へ転勤になったそうです。
全てが怒鳴り声のパワハラ係長
私は、北海道に住む、50代のパートタイマーの男性です。
私のパワハラ体験は、社会人になって間もない頃、「日常会話が怒鳴り声」という係長に使われたことがあります。
仕事が遅れてたら、理由を聞かず怒鳴る。
仕事が立て込んでいるときに、係長の望みの順番で、仕事が上がらないと怒鳴る。
「急げ、急げ」と言われて仕事をしている時に、電話を取らないと怒鳴る。
(係長はヒマなのに)
怒鳴る係長は、部下を心配しない訳ではないので、たまに体調を聞いてきたりしますが、「風邪ひくなよ」「ゆっくり休めよ」という配慮が、怒鳴り声。
パワハラ係長のおかげで部署全体が暗くなる
こんなパワハラ係長に使われていると、部署全体が暗くなります。
私の所属していた係は、職場の部屋の中に、自分以外の係が、6つほど同居しており、怒鳴る係長が赴任してきてから、職場の中の会話が減り、職場が暗くなりました。
怒鳴る係長は、仕事ができるタイプではなく、仕事の指示も感情的で、順番もメチャクチャ。
重要な指示が、全然関係ない話の時に「ついでに」出てきます。
仕事が完了して、怒鳴る係長に確認してもらうと、理由も言わず突っ返されたり、怒鳴る係長の言うとおりに作ったところが、間違っていると言われたり、1日で出来る仕事が、怒鳴る係長がフラフラするために、3日かかることもザラ。
怒鳴る係長は「管理者」に目をつけられる
こんな怒鳴る係長に使われていると、係員は、まず話を聞かなくなります。
怒鳴る係長の存在を無視して、出来るところは仕事を進めるようになります。
もちろん、怒鳴る係長は、そういう係員の態度も面白くないので、さらに怒鳴り続けることになるのですが、何しろ仕事が進まず、期限がやってきて、よその係に迷惑をかけるので、怒鳴る係長にまともに関わっていると、組織に迷惑がかかるのです。
怒鳴る係長は、目立つので、同じ部屋の中にいる「管理者」に目をつけられ、同じ部屋の中の他の職員からウザがられ、だんだん居場所がなくなるのですが、そのことに気が付かない、厚顔無恥でもあります。
こういうオープンなタイプのパワハラさんは、自分で自分の首を絞めることがあるので、対処が楽なことがあります。
怒鳴る係長とのバトル
私の上司の怒鳴る係長は、どうなったかというと、
まず私。
仕事が進まず、期日が迫り、昨日、怒鳴る係長と打合せして確認したところを、今日になって、全面変更を言ってきたので、私が、係長の指示どうり仕事をしたのに、なぜ怒るのですか?と言い返したところ、係長が黙り込みました。
チャンスと思った私は、昨日の確認を変更する根拠はなんですか?
期日が明日なのを知っていますよね?
去年と同じ企画、同じ内容の書類なのに、今年になって、なんでこんなに変わるのですか?
根拠はなんですか?
課長、部長に決済をもらうの分かってますよね?
と、疑問点を並べたら、管理者がやってきて、
「去年と同じ企画、同じ内容で、どうしていつまでも、仕事が終わらないのか?」
「係長はちゃんと指示しているの?」
「係員のほうが良くわかっているんじゃないのか?」
と、疑問を並べました。
結局、仕事は去年通りに行うことになり、無事上司の決裁をもらえたのですが、その日以来怒鳴る係長のところに、管理者が張り付くようになり、怒鳴る係長は静かになりました。
そして、次の春、怒鳴る係長は、地方へ転勤になりました。
仕事ができないパワハラ上司には正論で言い返し、より偉い上司と連携するのが大事
仕事ができないパワハラ上司には、正論で言い返していくことも大切で、さらに、パワハラ上司よりも偉い上司と協力して仕事を進めていき、パワハラ上司とあまり関わらないことも大切です。
最悪の場合、パワハラ上司が職場全体の実権を握り、どうにもならないことがありますが、私の意見としては、身体や精神を壊す前に、退職することをお勧めします。
今の世の中、贅沢はできませんが、職場の数が少ないわけではありません。
小さい会社が、ダメなわけでもありません。
人の居場所は、それなりにあるものです。
パワハラさんは、パワハラでしか、人と関われない、不器用でもあります。
悪い人ではないこともありますが、自分自身を見失わず、上手に付き合っていきましょう。