今回は、40代パート(女)さんが、ボス的な女性から低レベルな嫌がらせを受け、職場の環境を改善しようとして試みてみた方法をご紹介してみます。パワハラ対策として試した方法で、1.パワハラ人間との接触を減らす、2.ほめ殺し作戦、は結構疲れるので、途中で止めたそうです。最終的に、職場の人数が多く、人員の流動性が高い職場に転職することで、パワハラを解決したそうです。
ボス的な女性のパワハラ
私は関西在住の40代の女性で職業はサービス業のパートです。私は以前に職場のボス的な女性からパワハラを受けた経験があります。私が働いていた会社は少人数しかおらず、その中でも在籍年数の長い女性がボスとなって権力をふるっていました。
私が席にいない間に勝手に私のデスクの引き出しを開けて、お菓子の食べかすやゴミを入れてくるのです。他にも、上司からのおみやげを配るときにわざと私の席にだけ置いてくれませんでした。
他の人が気づいて「Aさんがお菓子をもらっていないみたいだよ」と言うと、めちゃくちゃわざとらしく「気づかなかった~、ごめんねえ」と謝ってきます。
「わざとじゃなかったのかな?」と思っていると、何度も同じことをくりかえすため、やはりわざと嫌がらせしているんだなと思いました。正直「小学生かよ!」とつっこみたくなるくらい低レベルな嫌がらせが続くので本当に困っていたのです。
パワハラ人間との接触を減らす
彼女からのパワハラがずっと続くと困るので、私はなんとか解決策を探しました。最初にとった方法は、パワハラをしてくる彼女とできるだけ接触を減らす方法です。
業務でどうしても必要なとき以外には、彼女に話しかけないようにし、淡々と自分の仕事をこなすことを心がけました。しかし、私が無視するような態度をとっていると、彼女の嫌がらせは、ますますヒートアップし、おおっぴらに私の悪口を言うようになりました。
「この方法は失敗だったかもしれないなあ」と私は心の中で思わずため息をつきました。彼女のような、自分が中心にいたいタイプの人には、無視と受け取られる方法はよくなかったようです。
ほめ殺し作戦
そこで、今度は作戦変更で、ほめ殺し作戦をとり、とにかく、その女ボスをほめるようにしました。たとえば、彼女が新しいヘアスタイルにしたときは「すごく似合っていますね」とほめます。
また、彼女の仕事がうまくいったときには「さすがBさん、すごいですね。Bさんみたいに仕事ができるようになりたいです」とほめました。ちょっとわざとらしいかなと思うくらい下手に出ていたため、周囲には、その姿が印象づけられていたと思います。
彼女の悪口や嫌がらせはあいかわらずでしたが、「気にしてない」態度をとることで、周りの印象が変わったかもしれません。「悪口ばかり言っているBさんがひどい人でニコニコしている私はよい人」という印象を周囲にアピールしようと思ったのです。
パワハラをする本人の態度は変わらなくても、こちらが気にしないふりをしていると、周囲の人には、わかってくれる人も出てきます。低レベルな反撃をしてしまうと、周囲からの評価が下がってしまうので、「忍耐、忍耐」と思って耐えました。
しかし、ずっとこの職場にいるのは、しんどいなあと思っていたので、在職しながら転職先を探すようになりました。
転職先を探す
今度の職場はそこそこ人数が多く、あまり狭い世界になりすぎないところを選びたいと思いました。職場の人数が少ないと、仲良くできる場合はよいのですが、うまくいかない場合にとてもいづらいからです。
ひそかに転職活動を進めていたところ、運良く希望の職場から採用のお知らせが届きました。笑顔で退職すると言ったときの女ボスの顔が今でも忘れられません。彼女にしてみれば、よりよい職場に転職した私がうらやましかったようです。
パワハラを解決する効果的な方法は転職することかもしれないなと思います。転職先の職場では人数が多く、定期的に異動もあるのでパワハラ上司ともずっと付き合わなくてすみます。
それなりの人数がいる職場であれば、異動願いもだせるので、パワハラから逃げやすいと思います。環境を変えることが、パワハラを解決する近道かもしれないなあと実感しています。