今回は、30代介護職(男)さんが、事業所の人間を次々と辞めさせたパワハラ女のパワハラに、対抗するために考えた方法をご紹介してみます。パワハラ対策として考え試した方法として、1.皆の前でパワハラについて自己主張する、2.上長にパワハラについて報告する、3.ある程度本人に対抗する、等があったそうです。最終的に、どうにもならないなら、退職・転職を検討するのが良いとのことです。
介護の世界でのパワハラ
私は30代男、職業は関西で介護職をしています。
介護の世界、優しい人が集まって利用者様に接する、そんな人が集まる場所だったらいいのに。
淡い期待を抱いていましたが、現実は違いました。
パワハラしてくる人は、他のどのセクションの人からも等しく嫌われている人でした。しかし、口が上手く営業を取って来るので、会社からはそこだけが評価されていたようでした。
現に彼女がいたことで、その事業所の人間は、ほぼ全員辞めてしまったのですから…
パワハラ職員と一緒に仕事をする
そんな彼女のもとにいた男性職員はいなくなり、代わりに私が彼女の事業所の応援という形で、よく一緒にサービスに回りました。
私はどちらかといえば手が早い方で、彼女が次にする事も予見して片づけていったので非常に作業的な相性は良かったように思います。
私に、表面上では「助かるわー、また来てなー。」とか声はかけてくれてましたが、彼女が心の中でどう思われているのかは、あまり考えずに(期待せずに)その日その日が、過ぎればよいと割り切っていました。
しかし、事業所の合併が決まり、彼女と一緒に仕事をする事になってしまいました。
たまにならよいと割り切れるのですが、「これからは毎日一緒かー。」憂鬱な日が始まりました。
私が彼女の仕事を手伝うスタンスだったので、彼女にとっては楽だったのでしょう。
私と一緒に回りたいと周囲に言い、他の人(すごく手が遅い職員)と組む予定になったら「いやいや絶対無理無理。」と言って、自分のしたいようにしていました。非常にわがままですよね。
それだけ私を必要としながら、現場での些細なミスをいちいち声に出して注意してきます。
それもご利用者様の前で。福祉サービスとしてそんな事あってはならないのです。
私としては、彼女以外と周りたい気持ちでしたが…
帰社した後で、社内でも人のミスにケチをつけ、自分のミスは笑って誤魔化しました。
仕事も下の者に振れるだけ振って自分は早く帰ろうとするし、私含め多くの職員は黙って振られた仕事をこなしていました。
私は事務処理をよくさせて頂いていたので、彼女から、黙って書類を渡されても、これを使って彼女が何をしてほしいのかが、すぐに分かるので非常に助かったとの事。
(後に引き留めにあった時も、事務処理的に助かるから君にいて欲しいと言われましたね。)
パワハラ解決方法・対処法
1.皆の前でパワハラについて自己主張する
忍耐強い私にも、限度はあります。大勢の人が、集まる会議の時に「なぜ職員がやめてしまったのか、どうして皆の負担が増加してしまったのか。」と単刀直入に言いました。
場は少し凍りましたが、正しい主張はすべきです。私は、争いを好まないので、あまりこういうことはしませんが場合が場合です。彼女は完全に自分の事を言われているのが、わかっており下を向いていました。かなり効いたようです。
※時には主張する 皆の前で
この後、彼女のわがままが少し減りました。
上の方法は、彼女に効いたと言えます。余計に怒りを買って反撃してくる相手かどうかは見極めてくださいね。
2.上長にパワハラについて報告する
今までの事がありますので、油断はせずに行きたいところですが、人間だれでもミスはします。ささいな事を指摘してきました。敵もさることながら次は自分と合う人を味方につけて2人でクレームをつけていきたいです。1対1から、2対1へですね。
そういう時には、その事を上長へ報告するべきです。
具体的に「こういう事を言われて困っている。今後この編成で回るのはつらい。」と。
相談できる上長と普段からコミュニケーションをとっておくことも重要ですし、同じ立場の人から、賛同を得られるようにしておくことも大切です。
生産的でないとも思えますが、仕事終わりに食べに行ったり、のみに行ってストレス発散するのもよいです。自分が、つぶれてしまっては意味がありません。
同僚から組織の上の方まで私の陳情が通ったらしく、彼女への指導が入ったようでした。
この方法も、うまくいったといえるでしょう。
※普段から上長とコミュニケーションをとっておく、仲間にも賛同を得られるようにしておく。
1.会議という限られた時間内での主張
2.上長への報告、同僚からの賛同
以上2つをしましたが、自分以外がすべて敵だとしたらどうでしょう。
3.ある程度本人に対抗する
本人にある程度たてつく事も大事です。
今までの私なら、何も言わず言う事を聞いてきましたが、終盤は、
「それは私の仕事ですか?」「今しなくても帰ってからすれば、いいんじゃないですか。」と返したりしていました。
それ以後、彼女のわがままが少し減ってきたのと、私に(持っていて当然なのですが)ある程度の遠慮が出てきました。
今まで私が言わなさ過ぎたんでしょうね。
我慢ばかりしていては、自分がつぶれてしまいます。
※ある程度本人に対抗する。
最後にパワハラする人、される人どちらが悪いのでしょうか。
私はパワハラしてくる人が悪いと思います。
そして、それで自分が苦しんでしまって仕事が楽しくない、そう思いながら仕事を続けても、いい仕事が出来るとは思えません。
結局、私はその会社を退職しました。今では、その判断は正しかったと思います。
1.会議という限られた時間内での主張
2.上長への報告、同僚からの賛同
3.ある程度本人に対抗する
それを自分なりにしてみて、イヤであれば転職すればよいのです。
仕事のパワハラが原因で、人が死んでしまうなんてあってはなりません。
最後に
それでも無理なら転職を考える。
これでよいと思います。
仕事を辞めたい、その一心で辞めた後の事を考えていなかったら、それもよくないので、自分なりの次の道を考えておいて下さい。
そんな時に、資格取得を考えておくと「明るい方向に向けて歩んでいくんだ。」という気持ちにもなれますよ。