今回は、20代会社員(男)さんが、銀行のお局様のパワハラに対抗するために考えたパワハラ対策方法をご紹介してみます。パワハラ対策として考え試した方法は、「パワハラをして来た人間を挑発→これによってさらにパワハラを悪化させる→管理職が問題視するようになる→何らかの対策が講じられる」、という一連の流れでパワハラ対策するそうです。
銀行のお局様のパワハラ
私は関東のIT会社で働いている20代男性です。
私は新人の時、銀行員の仕事を楽にするエクセルツールを開発するために銀行に派遣されました。
そこで初めて配属された部署には皆が恐れ、従っているお局様がいました。
そして、私は運が悪く、そのお局様が嫌っているおじさん社員にOJTを受けることになってしまったのです。
さて、当然このような状況でしたので、おじさん社員がいない時に、教えてもらってないことを「なんでこんなこともできないの使えない」と怒鳴られたり、勉強会にお前は来るなと言われたりしました。(これはムカついたので行かなかったですけど)
正攻法のパワハラ対策
正攻法であれば、
・コンプライアンス違反で告発する。
・自社に苦情を言って配属を変えてもらう。
などの手法があります。
私の場合、前者はお局様の影響力が強すぎて報復を受ける危険が高い、後者は自社は金にさえなれば良いという企業ですので、頼りにはならないと思いましたので、不採用としました。
ではどうやって解決したか、結論から言うと「報復を行う」でした。
パワハラへの報復
行った報復は以下の通りです。
・お昼に銀行員がたくさんいる食堂で、そのお局様を名指しで批判する話題を大きめの声で同僚に話す。(うちにいる〇〇ってマネージャー、マネジメントできないなら役職返納したほうがいいよねとか)
・何か聞かれても返事は「ハイ」しか返さない(勢いあまって「やる気ないの?」にもハイって返事してしまった)
・エレベーターなど人の目がないところで目があったら薄ら笑いを浮かべて目をそらす。
結果、以前よりもパワハラが激しくなり、管理職に問題視され、お局様は入社以来やっていた仕事を辞めさせられ、別の部署に飛ばされてしまったのでした。
解決までの流れとして、パワハラをして来た人間を挑発→これによってさらにパワハラを悪化させる→管理職が問題視するようになる→何らかの対策が講じられる、というフローになります。
パワハラ上司挑発方法の利点・欠点
この手法のメリットは
・ストレス発散になる
・結構楽しい
一方デメリットは
・パワハラが激しくなる
・心が荒む
・仕事のやる気がなくなる
最初は恐ろしかったお局様ですが、報復を行なっていく中で、だんだんと反応を見るのが楽しくなって来ました。
最終的には管理職が見ている前で、「お前に何で仕事を教えなければならない」と怒鳴ってしまったのが、決定打だったのでしょうか?
翌日くらいに管理職に呼び出され、すぐにお局様の配属が変わって行きました!
それ以来、パワハラをする上司もいなくなり、日々楽しく仕事をしています。
しかし、デメリットもとても強く、立ち回りに失敗すると、より不利な状況になってしまうことも考えられます。
また、パワハラを悪化させ、管理職に対処してもらうという、どちらかというと受け身の手法になりますので、管理職が動いてくれなかったり、そもそも自分の心が、先に破壊されてしまうという危険もあります。
つまり、上司が自滅するか、自分が壊れてしまうかのチキンレースをするという訳です。
そのため、この報復を行うという手法は、向いている人には向いていますが、管理職の仕事具合、自分の心の強さなどが、パワハラを解決するためには求められますので、かなり人と職場を選ぶ手法と言えます。
実行の際は、長期戦となることも十分考えられますので、自分自身の心のケアをしっかりと行い、何があっても自己責任で行いましょう。
ちなみに、一番手っ取り早いパワハラ解決策は、職場自体を変えてしまうのが一番効率が良い気がします。
私は解決まで行けましたが、実際は転職活動をしつつ、パワハラ上司に報復するのがモアベターなのではないかと思います。
以上、大人気ない対応ではありますが、こんな解決策もありますよ、という一つの事例としてご参考にして頂ければ幸いです。