今回は、43歳工員さんが、ワンマン企業で受けたパワハラを克服した方法をご紹介してみます。パワハラ対策としては、辞める覚悟を決めて転職活動するのが良いそうです。その際、職務経歴書にパワハラ体験を織り交ぜると面接で盛り上がるそうです。

ワンマン企業でのパワハラ

こんばんは。私は現在43歳、関西在住の塗料製造工員です。

本日は、かつて私が在籍した会社のパワハラ体験をご紹介します。私はこの会社で凄惨なパワハラを食らいました。この会社はワンマン社長とその社長にしがみつく家来的な幹部社員1名、そして、それ以外の我々奴隷労働者の三層構造からなっていました。

私はその会社で社長と幹部社員から代わる代わるパワハラというか、言葉の暴力を受け続けました。例えば、社長と幹部社員の言っていることが真っ向から違っていた場合、どちらの指示に従っても罵声を浴びるという八方塞がりな状態でした。

そして、ワンマン社長はこの幹部社員をいたく気に入っていまして我々奴隷労働者仲間が、この幹部社員を批判しただけで解雇寸前までいってしまったという本当にやりたい放題な状態でした。

私はそんな社長に面談という名目でちょくちょく呼び出され、「(この幹部社員の)◯◯さんが君の目指すべきモデルケースだ。」と明言され、この一言でもう私はこの会社には残れないと悟りました。

ここからがワンマン企業から脱出して、次はもう少しマシな組織に移籍する戦いが始まりました。

辞める覚悟がパワハラ対策

肝心のパワハラ対策ですが、私の場合、もうこの会社に残れないと悟ってからは、なぜか肩の力が抜けて、入社した頃の社長や幹部社員に気に入ってもらわなければならないと、常に力んだものが完全消滅し、いつ切られても構わない気分で、彼等はもう上司でも何でもなく気難しくはありますが単なる一風変わった一般人と思い、この会社を去れば、その後一生関わることはないと思うと本当に上司と身構えず、一般人に話しかけるようにフランクに時たま、今思いますと慇懃無礼な態度で接した瞬間もありましたが、別にこちらとしては切られる覚悟というか既に、こんな組織早く脱出したいと思っていましたので、どんな罵声も受け流す気持ちでしたが、私が、もうこの会社から気持ちが離れていっているのが見通されたのか分かりませんが、相手もかつてのように、いちいち私の言動に目くじらを立てず、笑いながら、もう従業員というより社外の人間に接するような態度に変わっていました。

その時も今でも、こちらが変われば相手も変わるとは思いますが、やはり、そういう境地に至るまでには、私が守ってきたものをかなぐり捨てるというか、こんな腐ったふんどし早く脱ぎ捨てたいという気持ちになるぐらいにまで、ならなくては、ここまでのことはできないとも思いますし、結局、今もってこの会社に残りつつパワハラ対策を打つ方法は見いだせませんでした。

パワハラをネタにすると転職面接で盛り上がる

その代わりこんな会社に残ることより、その次の転職に労力を注ぎ込む方が自分としてはワクワクしました。

この会社に在籍した最後の約半年間は特に仕事中は心ここに在らずで、次の面接のシミュレーションばかり妄想していました。

実際、この会社で食らったパワハラ体験を元にした職務経歴書を作成して面接に行きますと、採否は別として面接の場が盛り上がったことが多々ありました。

そして、めでたく次の職場に決まった翌年の話になりますが、不幸にして大病を患ってしまい、約1ヶ月間入院するという出来事を体験しました。

これもひとえに前社のパワハラによる疲弊が時間差で出てきた影響か(?)とも思わなくもありません。

しかし、逆にワンマン社長の会社でヘタに踏ん張ろうとしていたら、今現在私の命はなかった、不本意な命の落とし方をしていたかもしれないと思うと、今現在の私は、いたってピンピンしていますし、不幸中の幸いと言えなくもないと思えます。

パワハラ組織からは早期脱出

私が現在パワハラに苦しんでいる皆様にアドバイスできるとしたら、クビを突き付けられたりして、もうこの先のことを考えると自然と将来を悲観視してしまいがちになりますが、やはり、そういう組織でヘタに踏ん張ろうとすると墓穴を掘る結果に、なりそうな気がしますので、次の転職に向けて、そんな組織早期脱出して、マシな生活が待っていると思いながら活動した方が、それだけ考えただけでもワクワクしてきますし、前向きな気分になれると思います。

そして、職務経歴書にパワハラ体験を織り交ぜると面接で盛り上がること請け合いです(笑)